LDEVのフォーマット種別
フォーマットには、通常のフォーマット(Normal Format)とクイックフォーマット(Quick Format)の2種類があります。フォーマット操作の対象になるLDEVと、実行できるフォーマット種別を次の表に示します。
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フォーマット種別 |
対応するボリューム |
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Normal Format |
内部ボリューム 仮想ボリューム 外部ボリューム |
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Quick Format |
内部ボリューム(容量拡張設定が有効なパリティグループに属するLDEVは含まれません) |
クイックフォーマットは、内部ボリュームをバックグラウンドでフォーマットする際に使用します。クイックフォーマットを実行すると、パス定義、ファイルシステムの作成、TrueCopyペアの作成などのシステム構成の設定作業を、フォーマットの完了を待たずに実行できます。
バックグラウンドでのフォーマット実行は性能に影響を与えることがあるため、クイックフォーマット実行中にホストからI/Oを実行する場合は、性能を監視しながらボリュームを使用することを推奨します。
容量削減の設定が[無効]かつ[重複排除データ]が[有効]の状態の仮想ボリュームをフォーマットすると、その仮想ボリュームの容量削減の設定が[圧縮]になることがあります。また、容量削減の設定が[無効]かつ[重複排除データ]が[有効]の状態の仮想ボリュームが関連づけられたプールの重複排除用システムデータボリュームをフォーマットすると、その仮想ボリュームの容量削減の設定が[重複排除および圧縮]になることがあります。このため、フォーマット完了後に、容量削減設定を確認してください。
複数のアプリケーションから同一のストレージシステムに対して、[Normal Format]を指定したLDEVのフォーマット、またはパリティグループのフォーマットを実施した場合、あとから実施した操作は失敗します。例えば、保守用PCから[Normal Format]を指定したLDEVのフォーマットを実施しているときに、SVPから[Normal Format]を指定したLDEVのフォーマットを実施した場合、あとから実施したSVPからのLDEVのフォーマットは失敗します。
なお、[Quick Format]を指定したLDEVのフォーマットについては、実施対象のパリティグループが異なっていれば、複数のアプリケーションから操作できます。すでに[Quick Format]を指定したLDEVのフォーマットが実施されているときに、別の[Quick Format]を指定したLDEVのフォーマットをあとから実施した場合、これらの操作はストレージシステム内で並行に処理されます。