Dynamic ProvisioningのトラブルシューティングおよびSIMコード

Dynamic Provisioningの使用中に発生しやすいトラブルと、その原因と対策を次の表に示します。

トラブル

原因と対策

プールボリュームを追加できない

次の原因が考えられます。

  • すでに1,024個のプールボリュームが登録されている。

  • プールボリュームに必要な要件を満たしていない。

  • ストレージシステム内に閉塞部位がある。

次の対策を実施してください。

  • プールボリュームの要件を満たすようにLDEVの設定を変更する「」を参照。

仮想ボリュームを作成できない

次の原因が考えられます。

  • プールの使用率が100%に達している。

  • ストレージシステム内に閉塞部位がある。

  • プールに設定している最大予約量の値によって、作成できる仮想ボリュームの容量が制限された。

次の対策を実施してください。

  • 日立サポートサービスに連絡して、対策を依頼する。

プールボリュームが閉塞した。

SIMコード627xxxが発生した。

次の原因が考えられます。

  • パリティグループの冗長度を超えるドライブに障害が発生した。

日立サポートサービスに連絡して、対策を依頼してください。

プールが閉塞した

日立サポートサービスに連絡して、対策を依頼してください。

プールを回復できない

次の原因が考えられます。

  • ストレージシステム内に閉塞部位があるため、時間がかかっている。

  • プールの使用率が100%に達している。

次の対策を実施してください。

  • しばらく待ったあと、Storage Navigatorのメニューバーで[ファイル]-[すべて更新]を実行してから、[プール]画面でプール状態を確認する。

  • 日立サポートサービスに連絡して、対策を依頼する。

プールを削除できない

次の原因が考えられます。

  • プール使用量が0になっていない。

  • 仮想ボリュームが削除されていない。

次の対策を実施してください。

  • 仮想ボリュームを削除し、プール使用量が0になったことを確認してからプールを削除する。

  • 日立サポートサービスに連絡して、対策を依頼する。

ホストにインストールされている、ボリュームを監視するためのアプリケーションに異常が発生した

次の原因が考えられます。

  • プールの空き容量が不足した。

  • ストレージシステム内に閉塞部位がある。

次の対策を実施してください。

  • プールの空き容量をチェックし、プールの容量を拡張する。

  • 日立サポートサービスに連絡して、対策を依頼する。

ホストからポートにアクセスをしようとすると異常が発生し、アクセスできない

次の原因が考えられます。

  • プールの空き容量が不足した。

  • ストレージシステム内に閉塞部位がある。

次の対策を実施してください。

  • プールの空き容量をチェックし、プールの容量を拡張する。

  • 日立サポートサービスに連絡して、対策を依頼する。

Storage Navigatorの操作中に頻繁にタイムアウトが発生する

次の原因が考えられます。

  • 管理クライアントの負荷が高く、SVPに応答できない。

  • タイムアウト発生までの時間が短く設定されている。

次の対策を実施してください。

  • 時間を置いて、操作をし直す。

仮想ボリュームの容量が拡張できない

RAID Manager操作時のトラブルシューティング」の内容を参照して原因を特定してください。

次の対策を実施してください。

  • 10分程度の間隔を空けてから操作する。

  • 日立サポートサービスに連絡して、対策を依頼する。

仮想ボリュームのゼロデータページを破棄できない

次の原因が考えられます。

次の対策を実施してください。

仮想ボリュームのゼロデータページを破棄しても仮想ボリュームのページが解放されない

次の原因が考えられます。

次の対策を実施してください。

  • 容量の削減効果があるファイルシステムを使用しているか確認する。

仮想ボリュームのProtect属性を解除できない

次の原因が考えられます。

  • プールが満杯になっている。

  • プールボリュームが閉塞している。

  • プールボリューム(外部ボリューム)が閉塞している。

次の対策を実施してください。

  • 日立サポートサービスに連絡してプールボリュームを回復する。

  • 閉塞したプールボリュームが外部ボリュームの場合、パスの閉塞や外部ストレージシステムの状態を確認する。

  • 上記の対策を実施したあと、Storage Navigatorの[Data Retention]画面でProtect属性を解除する。

プール管理状態参照]画面に表示されているプールのフォーマット済み容量が増えない

次の原因が考えられます。

  • ほかのプールをフォーマットしている。

  • プールの使用率がしきい値を超過しそうになっている。

  • プールが閉塞している。

  • ストレージシステムのI/O負荷が高い。

  • キャッシュメモリが閉塞している。

  • プールボリュームが閉塞している。

  • プールボリューム(外部ボリューム)が閉塞している。

次の対策を実施してください。

  • しばらく待ってから、再度確認する。

  • ストレージシステムのI/O負荷を下げたあと、再度確認する。

  • 日立サポートサービスに連絡してキャッシュメモリを回復する。

  • 日立サポートサービスに連絡してプールボリュームを回復する。

  • 閉塞したプールボリュームが外部ボリュームの場合、次を確認する。

  • パス閉塞

  • 外部ストレージシステムの状態

プール作成時に[重複排除用システムデータボリューム割り当てる]を[はい]に設定したが、重複排除用システムデータボリュームが作成されない

次の原因が考えられます。

  • プールの作成後、重複排除用システムデータボリュームを作成するときに障害が発生して、処理が中断した。

次の対策を実施してください。

  • 障害の原因を解決してから、[プール編集]画面で、重複排除用システムデータボリュームを割り当てる。

重複排除]が[利用可能]なプールを削除したが、プールが削除されず、[重複排除]が[無効]になっている

次の原因が考えられます。

  • 重複排除用システムデータボリュームの削除後、プールを削除するときに障害が発生して、処理が中断した。

次の対策を実施してください。

  • 障害の原因を解決してから、[プール削除]画面でプールを削除する。

容量削減の設定を[圧縮]または[重複排除および圧縮]に設定した仮想ボリュームを作成した。しかし、作成された仮想ボリュームの容量削減の設定が、[無効]になっている。

次の原因が考えられます。

  • 仮想ボリュームの作成後、容量削減の設定を[圧縮]または[重複排除および圧縮]に変更するときに障害が発生して、処理が中断した。

次の対策を実施してください。

  • 障害の原因を解決してから、[LDEV編集]画面で、容量削減の設定を[圧縮]または[重複排除および圧縮]に変更する。

仮想ボリュームの[容量削減状態]が[Enabling]または[Rehydrating]のときに処理が停止した。

次の原因が考えられます。

  • 容量削減状態]の状態移行中に障害が発生して、処理が中断した。障害から回復したあと、再開された状態移行の処理が失敗した。

次の対策を実施してください。

  • 仮想ボリュームの[容量削減]を[無効]に設定してから、[LDEV編集]画面で再操作する。

仮想ボリュームの[容量削減状態]が[Failed]になった。

次の原因が考えられます。

  • シェアドメモリを揮発して、ストレージシステムを再起動した。

  • プールを初期化した。

  • プールボリュームをフォーマットした。

  • 仮想ボリュームの削除処理が失敗した。

次の対策を実施してください。

  1. プールに関連づけられた、すべての[重複排除データ]が[有効]の仮想ボリュームをバックアップする。

  1. すべての[重複排除データ]が[有効]の仮想ボリューム、および重複排除用システムデータボリュームを閉塞する。

  1. プールに重複排除用システムデータボリュームがある場合、Storage Navigatorで重複排除用システムデータボリュームを指定して、LDEVフォーマットを実行する。RAID Managerの場合、重複排除用システムデータボリュームが属するプールを指定して、raidcom initialize poolコマンドを実行する。

  1. プールに関連づけられた、すべての[重複排除データ]が[有効]の仮想ボリュームに、LDEVフォーマットを実行する。

  1. バックアップデータをリストアする、または仮想ボリュームの削除を再度実行する。

容量削減の設定が[無効]かつ[重複排除データ]が[有効]の状態の仮想ボリュームをフォーマットすると、その仮想ボリュームの容量削減の設定が[圧縮]になることがあります。また、容量削減の設定が[無効]かつ[重複排除データ]が[有効]の状態の仮想ボリュームが関連づけられたプールの重複排除用システムデータボリュームをフォーマットすると、その仮想ボリュームの容量削減の設定が[重複排除および圧縮]になることがあります。このため、フォーマット完了後に、容量削減設定を確認してください。

ストレージシステムを再起動したあと、次の1または2の状態になった。

  1. 仮想ボリュームの[容量削減状態]が[Deleting Volume]で、[進捗率]が[-]である。

  1. 仮想ボリュームの[容量削減状態]が[Disabled]である。

1または2に該当する仮想ボリュームを、再度削除してください。

仮想ボリュームの[容量削減状態]が[Rehydrating]になっていて、進捗率が増加しない。

次の原因が考えられます。

  • プールの使用量が枯渇しきい値を超えた。

  • 対象の仮想ボリュームが閉塞している。

  • 対象の仮想ボリュームが関連づけられているプールが閉塞、またはプールボリュームが閉塞している。

  • 対象の仮想ボリュームが関連づけられているプールの、重複排除用システムデータボリュームが閉塞している。

  • SVPまたはStorage Navigatorのサブ画面がModifyモードになっている。

プールの使用量が枯渇しきい値を超えている場合、次の対策を実施してください。

  • プールの空き容量を確認して、プールの容量を拡張する。

対象の仮想ボリュームが閉塞している場合、次の対策を実施してください。

  • 閉塞している仮想ボリュームを回復する。

プールまたはプールボリュームが閉塞している場合、次の対策を実施してください。

  • 閉塞しているプールまたはプールボリュームを回復する。

重複排除用システムデータボリュームが閉塞している場合、次の対策を実施してください。

  • 閉塞している重複排除用システムデータボリュームを回復する。

SVPまたはStorage Navigatorのサブ画面がModifyモードになっている場合、Viewモードに変更してください。

仮想ボリュームの[容量削減状態]が[Deleting Volume]になっていて、進捗率が増加しない。

次の原因が考えられます。

  • プールの使用量が枯渇しきい値を超えた。

  • 対象の仮想ボリュームが関連づけられているプールが閉塞、またはプールボリュームが閉塞している。

  • 対象の仮想ボリュームが関連づけられているプールの、重複排除用システムデータボリュームが閉塞している。

  • SVPまたはStorage Navigatorのサブ画面がModifyモードになっている。

プールの使用量が枯渇しきい値を超えている場合、次の対策を実施してください。

  • プールの空き容量を確認して、プールの容量を拡張する。

プールまたはプールボリュームが閉塞している場合、次の対策を実施してください。

  • 閉塞しているプールまたはプールボリュームを回復する。

重複排除用システムデータボリュームが閉塞している場合、次の対策を実施してください。

  • 閉塞している重複排除用システムデータボリュームを回復する。

SVPまたはStorage Navigatorのサブ画面がModifyモードになっている場合、Viewモードに変更してください。

表に示す対策を実施してもトラブルを解決できない場合、または表にはないトラブルが発生した場合は、日立サポートサービスにお問い合わせください。

Dynamic Provisioning操作中にエラー状態が発生すると、Dynamic Provisioningはエラーメッセージをエラーメッセージ画面に表示します。エラーメッセージ画面に表示されるエラーコードについては、『Storage Navigator メッセージガイド』を参照してください。