LDAP用コンフィグファイルを作成する

認証サーバとしてLDAPサーバを使用するには、テキストエディタでコンフィグファイルを作成し、認証サーバの情報を次の形式で定義します。ファイル名および拡張子は任意です。

olh-caution.gif コンフィグファイルをWindows標準のメモ帳アプリケーションで保存する場合は保存時に文字コード「ANSI」を指定してください。

メモ帳以外のエディタを使用しておりUTF-8のBOM設定がある場合は、「BOMなし」を指定して保存してください。

形式

#コメント
auth.server.type=ldap
auth.server.name=<サーバ識別名>
auth.group.mapping=<値>
auth.ldap.<サーバ識別名>.<属性>=<値>

auth.server.type=ldap
auth.server.name=PrimaryServer
auth.group.mapping=true
auth.ldap.PrimaryServer.protocol=ldaps
auth.ldap.PrimaryServer.host=ldaphost.domain.local
auth.ldap.PrimaryServer.port=636
auth.ldap.PrimaryServer.timeout=3
auth.ldap.PrimaryServer.attr=sAMAccountName
auth.ldap.PrimaryServer.searchdn=CN=sample1,CN=Users,DC=domain,DC=local
  
auth.ldap.PrimaryServer.searchpw=passwordauth.ldap.PrimaryServer.basedn=CN=Users,DC=domain,DC=local
auth.ldap.PrimaryServer.retry.interval=1
auth.ldap.PrimaryServer.retry.times=3
auth.ldap.PrimaryServer.domain.name=EXAMPLE.COM

LDAP用設定項目

属性

説明

省略可否

デフォルト値

auth.server.type

認証サーバの種別。ldapを指定してください。

必須

なし

auth.server.name

認証サーバの識別名。正・副2台の認証サーバを登録する場合は、認証サーバの識別名をコンマ(,)で区切ってください。認証サーバの識別名は、正・副合わせて64バイト以下で指定します。複数の認証サーバを登録するときの区切り文字のコンマ(,)は、1バイトにカウントされます。

次の記号を除くASCIIコードを使用できます。\ / : , ; * ? “ < > | $ % & ‘ ~

これより以下の項目では、ここで設定した値を<サーバ識別名>といいます。

必須

なし

auth.group.mapping

認可サーバと連携するかどうか。

  • true:連携する

  • false:連携しない

省略可

false

auth.ldap.<サーバ識別名>.protocol

使用するLDAPプロトコル。

  • ldaps:LDAP over SSL/TLSを用いた認証

  • starttls:StartTLSを用いた認証

ただし、auth.ldap.<サーバ識別名>.dns_lookupにtrueを指定する場合は、ldapsを指定してださい。

必須

なし

auth.ldap.<サーバ識別名>.host

LDAPサーバのホスト名、IPv4アドレス、またはIPv6アドレス。IPv6アドレスは[]で囲んで指定してください。プロトコルとしてStartTLSを使用する場合、ホスト名を指定します。

この値を設定した場合、auth.ldap.<サーバ識別名>.dns_lookupを設定しても無視されます。

省略可※1

なし

auth.ldap.<サーバ識別名>.port

LDAPサーバのポート番号。1~65535の範囲で指定します。※2

省略可

389

auth.ldap.<サーバ識別名>.timeout

LDAPサーバとの接続タイムアウトを検出するまでの秒数。1~30の範囲で指定します。※2

省略可

10

auth.ldap.<サーバ識別名>.attr

ユーザを確定する属性名(ユーザIDなど)。

  • 階層モデルの場合

ユーザを特定できる値が格納されている属性名

  • フラットモデルの場合

ユーザエントリのRDNの属性名

Active DirectoryではsAMAccountNameが使用されます。

必須

なし

auth.ldap.<サーバ識別名>.searchdn

検索用ユーザのDN。省略した場合、[attr値]=[ログインID],[basedn値]で表されるDNにバインド認証します。※3

省略可

なし

auth.ldap.<サーバ識別名>.searchpw

検索用ユーザのパスワード。LDAPサーバに登録しているパスワードと同じ値を指定してください。

必須

なし

auth.ldap.<サーバ識別名>.basedn

認証するユーザを検索する際に基点となるDN(BaseDN)。※3

  • 階層モデルの場合

すべての検索対象のユーザを含む階層のDN

  • フラットモデルの場合

検索対象のユーザより1つ上の階層のDN

必須

なし

auth.ldap.<サーバ識別名>.retry.interval

LDAPサーバの通信に失敗した場合のリトライ間隔。1~5の範囲で指定します。単位は秒です。※2

省略可

1

auth.ldap.<サーバ識別名>.retry.times

LDAPサーバの通信に失敗した場合のリトライ回数。0~3の範囲で指定します。0を指定するとリトライしません。※2

省略可

3

auth.ldap.<サーバ識別名>.domain.name

LDAPサーバが管理するドメインの名称。

必須

なし

auth.ldap.<サーバ識別名>.dns_lookup

DNSサーバのSRVレコードに登録してある情報を使用してLDAPサーバを検索するかどうか。

  • true:DNSサーバのSRVレコードに登録してある情報で検索する。

  • false:ホスト名やポート番号で検索する。

ただし、「host」および「port」が指定されている場合は、「true」を指定しても検索されません。

省略可

false

注※1

「auth.ldap.<サーバ識別名>.dns_lookup」に「true」を指定した場合に省略できます。

注※2

指定可能な値以外を指定した場合は、デフォルト値が設定されます。

注※3

属性値に記号(+ ; , < = >など)を入力する場合、記号の前に円記号(\)を入力してエスケープしてください。記号を複数入力する場合、1文字ごとに円記号(\)を入力してください。

例えば、searchdnに指定した値が「abc++」の場合は、次のように入力して「+」をエスケープしてください。

abc\+\+

ただし、\、/、または"を入力するときは、円記号(\)のあとにそれぞれの記号のASCIIコードを16進数で入力してください。

例えば、searchdnに指定した値が「abc\」の場合は、次のように入力してください。

abc\5c