Dynamic Tieringの動作の流れ(新規ページ割り当て、性能モニタリング、度数分布の作成、階層判定、既存ページの再配置)

新規ページの割り当てからページの配置まで次の順で実行されます。

階層の判定とページマイグレーションを合わせて「階層再配置」と呼びます。

操作手順

  1. 新規ページの割り当て

新規ページは上位階層から割り当てられます。

上位階層の容量が不足したときは、順次下位階層へ割り当てられます。すべての階層の容量が不足したときは、ホストにエラーが送信されます。

仮想ボリュームに新規ページが割り当てられるときの階層を指定できます。初期設定の場合、新規ページは中間の階層から割り当てられます。

  1. 性能モニタリングして、ページごとの負荷情報を採取

性能モニタリングでは、ページごとの負荷特性を把握するために、1つのプール内のページごとの負荷(ある一定の範囲のI/O数)がモニタリング情報として採取されます。ページマイグレーションによって発生するI/Oは、性能モニタリングの対象外です。

  1. 度数分布の作成

採取したモニタリング情報をもとに、負荷をグラフ化した度数分布が作成されます。作成された度数分布はStorage Navigatorの[階層プロパティ参照]画面で参照できます。グラフの縦軸は1時間ごとの平均I/O数、横軸はそのI/Oが発生した領域の容量(GB)を示しています。

olh-note.gif I/O数をカウントする際、キャッシュヒットのI/O数はカウントされません。このため、カウントされたI/O数とホストからのI/O数は異なります。また、グラフには、1時間当たりのI/O数が表示されます。このため、モニタリング時間が1時間未満の場合、実際のI/O数よりもグラフに表示されるI/O数のほうが多くなる場合があります。

  1. 階層の判定

モニタリング情報をもとに、適切な階層へのページ配置が決定されます。

  1. ページの配置

階層判定に従って、ページが適切な階層に移動します。移動が完了したら、すべての階層でページの使用率が平均化されます。ページマイグレーションによって発生するI/Oは、性能モニタリングの対象外です。