プール使用量および書き込みが保証されたプール容量の使用量
プール使用量
仮想ボリュームに書き込まれたデータは、プールに格納されます。例えば、プールの容量よりも仮想ボリュームの容量が大きい場合、仮想ボリュームが満杯になる前にプールが満杯になることがあります。したがって、プール使用量を監視する必要があります。プールの使用量にはしきい値が設定されています。プール使用量がしきい値を超えると、SIMが出力されてユーザに通知されます。SIM報告を受けた場合、ユーザはプール容量を拡張すれば、しきい値の超過状態を解消できます。
書き込みが保証されたプール容量の使用量
容量拡張設定が有効なパリティグループに属するプールボリュームで構成されたプールの場合、プール使用量に加えて、書き込みが保証されたプール容量の使用量も管理します。書き込みが保証されたプール容量の使用量がしきい値を超えた場合、これに対応するSIMが出力されてユーザに通知されます。プール使用量と、書き込みが保証されたプール容量の使用量の推移は、必ずしも一致しません。これら2つのプール使用量がプール容量を超過する場合について、次に示します。
プール使用量はしきい値を超過しているが、書き込みが保証されたプール容量に対する使用量はしきい値未満である場合
プール使用量はしきい値未満だが、書き込みが保証されたプール容量の使用量はしきい値超過している場合
両方の使用量ともしきい値を超過している場合
SIM報告を受けた場合、ユーザはプール容量を拡張すれば、しきい値の超過状態を解消できます。プール容量を拡張する場合のガイドラインについては、「パリティグループの容量拡張設定有効時のプール構築ガイドライン」を参照してください。
容量拡張設定が有効なパリティグループに属するプールボリュームでプールを新規作成する場合、事前にデータの削減率を見積もった上でプールを作成します。プールを作成する場合のガイドラインについては、関連項目を参照してください。
容量拡張設定が有効なパリティグループに属するプールボリュームで構成されたプールの場合、プールの使用量と書き込みが保証されている容量の使用量を監視します。SIMが出力されるそれぞれの使用量のしきい値を次に示します。
警告しきい値:プールの容量と書き込みが保証されている容量に設定されます。1%~100%の範囲で1%単位に設定できます。初期値は70%です。
枯渇しきい値:プールの容量と書き込みが保証されている容量に設定されます。1%~100%の範囲で1%単位に設定できます。初期値は80%です。
固定枯渇しきい値:書き込みが保証されている容量に設定されます。90%に固定です。
プールおよび書き込みが保証されている容量に設定されるしきい値を次の図に示します。なお、プール容量の空き容量と、書き込みが保証されている容量の空き容量のうち、空き容量が小さい方を「書き込みが保証されている空き容量」と呼びます。書き込みが保証されている使用量は、「書き込みが保証されている合計容量」から「書き込みが保証されている空き容量」を引いた容量です。
