効果的な移動プランの作成

Volume Migrationでボリュームを移動する場合、システム管理者はディスク利用率やプロセッサ利用率、アクセスパス利用率を分析し、移動プランを作成します。ボリュームを移動すると、ストレージシステム内の一部の領域ではパフォーマンスが改善されますが、他の領域ではパフォーマンスが低下するため、ストレージシステム全体のパフォーマンスが改善されない場合があります。例えば、平均利用率が90パーセントのパリティグループAから、平均利用率が20パーセントのパリティグループBへとボリュームを移動する場合、推定利用率がそれぞれ55パーセントの時に、この移動操作を実行すると、パリティグループAのI/Oレスポンスタイムは短縮されますが、パリティグループBのI/Oレスポンスタイムは増加するおそれがあります。そのため、結果的には全体のスループットは向上しません。また、パリティグループやボリュームの利用率に差がない場合、またはMP利用率が全体的に高い場合には、Volume Migrationでシステムをチューニングしても効果がないこともあります。そのため、移動プランを作成する時には、移動元と移動先のボリュームを十分検討し、目的に合ったプランを作成してください。

olh-note.gif Dynamic Provisioningの仮想ボリュームは、次のボリュームに移動できます。

また、外部ボリュームは移動できますが、利用率を測定できないため、移動後の利用率を予測できません。

ストレージシステムにエラーが発生していると、リソースの利用率が高まるか、不安定になるおそれがあります。ボリュームの移動プランを作成するときは、エラー状態が続いている間に収集されたストレージシステムのモニタデータを利用しないでください。