スナップショットデータの削除とは

Thin Imageペアのボリュームにデータを書き込んだ結果、スナップショットデータの容量がプールの容量を超えると、そのThin ImageペアはPSUE状態(障害発生時の状態)になります。PSUE状態ではスナップショットデータが消失しているので、スナップショットデータにアクセスできません。この場合、Thin Imageペアを新規に作成できなくなるため、不要になったスナップショットデータを削除する必要があります。スナップショットデータを削除するには、次の2種類の方法があります。

  • Thin Imageペアを削除する

    Thin Imageペアを削除すると、プールに格納されているスナップショットデータが削除されるだけではなく、プライマリボリュームとセカンダリボリュームとの関係も解除されます。

  • スナップショットデータだけを削除する

    スナップショットデータだけを削除するには、Storage Navigatorでは、[ペア再同期]画面を、RAID Managerでは、raidcom modify snapshot -snapshot_data resyncコマンドを利用してスナップショットデータを削除またはThin Imageペアを回復します。スナップショットデータだけを削除した場合は、プライマリボリュームとセカンダリボリュームのペア関係は維持されます。スナップショットデータだけを削除すると、その後そのThin Imageペアのスナップショットデータを新たに取得したときに、削除したスナップショットデータのMU番号を割り当てることができます。

スナップショットデータを削除すると、ペアの状態はPAIRとなり、ホストからプライマリボリュームを更新しても、スナップショットデータは取得されなくなります。スナップショットデータの取得を再開したい場合は、再度Thin Imageペアを分割してください。スナップショットデータの削除には、ペアの一致率(現在のセカンダリボリュームと1つ新しい世代のセカンダリボリュームとを比較したときの一致率。現在のセカンダリボリュームが最新世代の場合は、セカンダリボリュームとプライマリボリュームを比較したときの一致率)が100%の状態であっても一定の時間が掛かります。スナップショットデータの削除に掛かる時間は、そのペアが使用しているプールの容量が多いほど、また、同時に操作するペアの数が多いほど、長くなります。なお、カスケード属性が有効なThin Imageペアの場合は、ペアの状態によって、Storage Navigatorでは、[ペア一致率参照]画面の[一致率]に表示される情報が、RAID Managerでは、raidcom get snapshotコマンドで表示される情報が異なります。詳細は『Thin Imageユーザガイド 』を参照してください。