Universal Volume Managerの構成要素

Universal Volume Managerを使用したシステムは、通常次の要素で構成されています。

Universal Volume Managerの構成要素の関係を次の図に示します。

  • ローカルストレージシステム:

    接続元のVSP G130, G150, G350, G370, G700, G900およびVSP F350, F370, F700, F900のストレージシステムを「ローカルストレージシステム」と呼びます。

  • 外部ストレージシステム:

    接続先のストレージシステムを「外部ストレージシステム」と呼びます。他のマニュアルでは、外部デバイスと呼ぶこともあります。

    Universal Volume Managerは、日立製品、日立のOEM製品、および他社製品(IBMやEMCなど)を、接続できる外部ストレージシステムとしてサポートしています。これらのボリュームは、ホストにとっては、ローカルストレージシステムの内部ボリュームとして認識されます。

  • 管理クライアント:

    Storage Navigatorが動作しているコンピュータです。

  • Universal Volume Manager:

    VSP G130, G150, G350, G370, G700, G900およびVSP F350, F370, F700, F900のストレージシステムを含む複数のストレージシステムを、まるで1つのストレージシステムであるかのように扱えるプログラムプロダクトです。

  • 外部ボリューム(図のC):

    外部ストレージシステム内にあるボリューム(図のC)のことを、「外部ボリューム」と呼びます。

    Universal Volume Managerを使って接続元ストレージシステムのボリュームとしてマッピングされた、外部ストレージシステム内のボリュームです。

  • 外部ボリュームがマッピングされている内部ボリューム(図のB):

    接続元のストレージシステム側で管理する仮想的なボリュームです。

    Universal Volume Managerでは、外部ボリュームがマッピングされている内部ボリューム(図のB)のことも、通常は「外部ボリューム」と呼びます。なぜなら、この内部ボリュームは仮想的なボリュームであり、外部ボリュームを表しているためです。ただし、外部ストレージシステム内に実際にある外部ボリュームと呼び分ける必要があるときだけ、「外部ボリュームがマッピングされている内部ボリューム」と呼びます。

  • 外部ボリューム内のLDEV(図のA):

    外部ボリュームがマッピングされている内部ボリューム(図のB)を、実際にホストや他プログラムプロダクトから使用するには、システム管理者が、マッピングされている内部ボリューム内にLDEVを作成する必要があります(図のA)。LDEVの作成には、マッピングと同時にUniversal Volume Managerを使用する方法と、外部ボリュームをマッピングしたあとにVLL機能(Virtual LUN)を使用する方法があります。これらの方法で作成されたLDEVのことを、Universal Volume Managerでは「外部ボリューム内のLDEV」と呼びます。ただし、他のマニュアルでは、「外部ボリューム」と呼びます。

    ヒント

    VLL機能の概念に当てはめた場合、外部ボリューム(外部ボリュームがマッピングされている内部ボリューム)はVDEVに、外部ボリューム内のLDEVはLDEVに該当します。そのため、マッピングが完了したあとは、通常の内部ボリューム内にLDEVを作成するのと同様に、VLL機能を使用して外部ボリューム内に可変ボリュームを作成できます。VDEVおよびLDEVの詳細については、『システム構築ガイド』を参照してください。

  • 外部パス:

    Universal Volume Managerを使用する前に、ローカルストレージシステムのポートから、外部ストレージシステムのポートまでをケーブルで接続します。このケーブルで接続されたポート間の経路のことを「外部パス」と呼びます。

  • マッピング:

    ローカルストレージシステムから外部ボリュームを操作するためには、マッピングが必要です。システム管理者は、外部ボリュームをローカルストレージシステムの内部ボリューム(図のB)としてマッピングします。マッピング後は、ローカルストレージシステムから、内部ボリュームを操作するのと同様に外部ボリュームを操作できます。

  • マッピングパス:

    マッピングによって、外部ボリュームと内部ボリュームとの間にパスが自動的に設定されます。このパスを「マッピングパス」と呼びます。マッピングパスは、ボリュームとボリュームを結ぶパスです。マッピングパスの一部に、外部パスを使用しています。