ShadowImageペア作成時の注意事項

  • ペアの作成がホストのパフォーマンスに影響を与えるため、次のことに注意してください。

    • I/O負荷の軽いときにペアを作成してください。

    • 同時に作成するペアの数を制限してください。

  • セカンダリボリュームとして使用するLDEVに割り当てたMPユニットは、ShadowImageペアを作成することで、プライマリボリュームに割り当てたMPユニットが割り当てられます。

  • ShadowImageペアを作成すると、プライマリボリュームのデータがセカンダリボリュームのデータにすべて上書きされます。そのため、ShadowImageペアを作成する前に、万一に備えてセカンダリボリュームのバックアップデータを用意することをお勧めします。

  • L2ペアを作成する場合、L1ペアの状態によって操作が失敗する場合があります。

  • L1ペアとL2ペアを同時に作成する場合、Storage Navigatorでは、[分割タイプ]にNon Split以外を指定、RAID Managerでは、-splitコマンドを指定すると、L1ペアがPSUS状態になる前にL2ペアの分割が開始されてしまうため、操作が失敗することがあります。

  • システムオプションモード905がONの状態で発行されたUnmapコマンドの処理中にShadowImageのペア作成を実施すると、ペア作成が失敗する場合があります。ペア作成が失敗した場合は、しばらく待ってから再度操作してください。再度操作してもペア作成を実施できない場合は、システムオプションモード905をOFFにしてから再度操作してください。

  • ShadowImageのセカンダリボリュームをThin Imageのプライマリボリュームとして利用したい場合は、先にShadowImageのペアを作成してから、Thin Imageのペアを作成してください。

  • ShadowImageのボリュームをThin Imageのプライマリボリュームとして利用したい場合は、使用可能なMU番号がなければ、MU番号が0から2のThin Imageペアを削除してください。その後、ShadowImageのペアを作成してから、Thin Imageのペアを作成し直してください。

  • ShadowImageペアの作成操作後に、サマリに表示しているペア数とリストに表示しているペア数などについてStorage Navigatorの画面の表示に差異が出る場合は、構成変更中のおそれがあります。しばらく待ってから[ファイル]‐[すべて更新]を選択して、構成情報を再読み込みさせてください。

  • 暗号化に対応したDKBを使用している場合、暗号化したボリュームと暗号化していないボリュームでShadowImageペアを作成できます。例えば、プライマリボリュームに暗号化したボリュームを指定し、セカンダリボリュームに暗号化していないボリュームを指定してペアを作成できます。この場合、暗号化したプライマリボリュームのデータを暗号化していないセカンダリボリュームにコピーするため、セカンダリボリュームには暗号化されていないデータが格納されますのでご注意ください。

  • ボリュームの容量が大きいほど、ペアを作成してPAIR状態になるまでの時間は長くなります。また、仮想ボリュームの場合は、仮想ボリュームに割り当てられているページ数が多いほどペアを作成してPAIR状態になるまでの時間は長くなります。仮想ボリュームに割り当てられているページ数が0のときでも、仮想ボリュームの容量が256TBの場合は、ペアを作成してPAIR状態になるまで1時間以上掛かりますのでご注意ください。

  • Storage Navigatorの場合は、[論理デバイス]画面の[オプション]で[容量単位]を[block]にして、プライマリボリュームとセカンダリボリュームの容量が同じであることを確認してください。[容量単位]を[GB]などのバイト単位で表示すると、プライマリボリュームとセカンダリボリュームの容量に僅かな差があった場合に、プライマリボリュームとセカンダリボリュームの容量の差異が表れないことがあります。

  • プライマリボリュームのT10 PI属性とセカンダリボリュームのT10 PI属性は、同じ値を設定する必要があります。

  • 初期コピーでは、1ペア当たりの多重度(同時コピーを実行できるジョブ数)が最大24でコピー処理が実行されますが、分割タイプにSteady SplitまたはQuick Splitを設定した場合、多重度は1になります。このため、分割タイプにNon Splitを設定した場合と比較して、処理時間が長くなります。また、[ローカルレプリカオプション編集]画面で、Quick/Steady Split多重化(ShadowImage)オプションを有効にしていると、分割タイプにSteady SplitまたはQuick Splitを設定した場合でも多重度は最大24になります。