Server Priority Managerを利用する際の注意事項
Server Priority Managerの起動について
Server Priority Managerを起動するときは、[性能モニタ]画面の[性能表示期間]が[リアルタイム]でないことを確認してください。リアルタイムモードでは、Server Priority Managerは起動できません。
Server Priority Managerが利用するI/Oレートと転送レートについて
Server Priority Managerは、Performance Monitorが測定したI/Oレートおよび転送レートを基に動作します。Performance Monitorは1秒おきにI/Oレートと転送レートを計測し、指定したモニタ間隔(1~15分)が経過するたびに、そのモニタ間隔ごとのI/Oレートと転送レートの平均値を算出します。
たとえば、モニタ間隔が1分の場合に、ポート1AのI/Oレートが次の図のグラフ1のように推移していたとします。このとき、Performance Monitorを利用して1AのI/Oレートを折れ線グラフに表示すると、1分ごとに算出されたI/Oレートの平均値の推移がグラフにプロットされます(グラフ2を参照)。もしPerformance Monitorで[詳細]チェックボックスをチェックすると、1分ごとに測定されたI/Oレートの最大値、平均値、および最小値の推移がグラフにプロットされます(グラフ3を参照)。
Server Priority Managerで設定した上限値およびしきい値は、モニタ間隔ごとに算出されるI/Oレート平均値または転送レート平均値に対して適用されます。たとえば次の図(モニタ間隔は1分)の場合、ポート1AのI/Oレート上限値を150IO/sにすると、その後グラフ2の折れ線CL1-Aとグラフ3の折れ線「平均値(1 min.)」は、最大でも150IO/s前後で推移するようになります。グラフ3の折れ線「最大値(1 min.)」と「最小値(1 min.)」は、上限値以上の値になることがあります。
グラフ1: 実際のI/O レートの推移 (1 秒おきに測定)

グラフ2: Performance Monitorに表示されるI/O レートの推移([詳細]チェックボックスをチェックしない場合)

グラフ3:Performance Monitor に表示されるI/O レートの推移([詳細]チェックボックスをチェックしている場合)

リモートコピー機能を利用する場合の注意事項
リモートコピー機能(TrueCopyまたはUniversal Replicator)を使用している場合、Server Priority Managerは、ストレージシステム間の I/Oをモニタリングしています。
[優先ポート制御]画面の設定について
[優先ポート制御]画面の設定は、[ポート]タブまたは[WWN]タブの設定のうち最後に設定したタブの設定が有効です。無効になったタブの設定は、リソース権限の有無に関わらずすべてのポートの設定が無効になります。制御状態については、[優先ポート制御]画面の右上に表示されている[現在の制御状態]で確認できます。
RAID ManagerからのServer Priority Managerの設定について
RAID ManagerおよびStorage NavigatorからServer Priority Managerを同時に運用することはできません。たとえば、RAID ManagerからServer Priority Managerを使用している場合は、Storage NavigatorからServer Priority Managerを使用できません。また、Storage NavigatorからServer Priority Managerを使用している場合は、RAID ManagerからServer Priority Managerを使用できません。
RAID ManagerからServer Priority Managerの設定をした場合、Storage NavigatorからServer Priority Managerの設定を変更できません。また、一部の設定内容が表示されないことがあります。
Server Priority Managerを使用する機能を変更する場合は、現在使用している機能から Server Priority Managerの設定内容をいったんすべて削除する必要があります。
1つのホストバスアダプタを複数のポートに接続している場合について
1つのホストバスアダプタが複数のポートに接続している場合は、非優先WWNの上限値を1つのポートに対して設定すると、他のポートに対しての上限値も自動的に同じ設定になります。非優先WWNに、ポートごとに異なる上限値は設定できません。
ホストバスアダプタとポートの接続設定方法について
ホストバスアダプタのWWNとポートを接続する設定方法は、次の2つがあります。
Server Priority Managerの[優先ポート制御]画面の[WWN]タブで設定する。
Performance Monitorの[性能モニタ]画面の[モニタ対象WWN]タブで設定する。
なお、Performance Monitorで表示されるモニタリング対象のWWN名は、Server Priority ManagerではSPM名として表示されます。