ヒュージ・ページ・メモリーを使用するには、システムにヒュージ・ページ・メモリー・プール専用に使用できる適切なメモリー・リソースがあることを確認する必要があります。ヒュージ・ページ・メモリー・プールは、16-GB ページ・セグメントとしてマップされるシステム・メモリーの 1 領域で、システムのベース・メモリーとは別に管理されます。ヒュージ・ページ・メモリーの値を指定する前に、どのようなアプリケーションを実行しているのか、また、ご使用のアプリケーションのヒュージ・ページの所要量はどのくらいかを判別する必要があります。
アプリケーションのヒュージ・ページ・メモリー所要量の判別
ヒュージ・ページ・メモリー・プールを使用すると、AIX® オペレーティング・システムでの DB2® 区画データベース環境のパフォーマンスが向上します。DB2 アプリケーションの場合、一般的に、大規模な DB2 複数区画データベース環境でヒュージ・ページを使用すれば、共用メモリー・バッファー・プールに要求される並列アクティビティーの度合いを効率的にサポートすることができます。
この値を判別するには、ご使用の DB2 アプリケーションをサポートするために必要な共用バッファー・プールのメモリー量を計算します。特定アプリケーションのバッファー・プール・メモリーに対する DB2 の推奨要件を参照してください。
論理区画に分割されたシステムでは、区画を作成する際に、ヒュージ・ページ・メモリーを割り当てることができます。この値は、構成済み区画のメモリー領域に指定する値とは別のものです。最小値、希望する値、および最大値を指定できます。論理区画に必要なヒュージ・ページ数を判別するには、下記のヒュージ・ページ値の計算方法を説明しているセクションを参照してください。
注: ヒュージ・ページ・メモリー割り当ては、動的に変更することができません。サーバー上のヒュージ・ページ数を変更するには、サーバーのリブートが必要であり、区画に割り当てられたヒュージ・ページ数を変更するには、区画のリブートが必要です。
ヒュージ・ページ値の計算に関する考慮事項
割り当てることができるヒュージ・ページ・メモリーの量は、以下の要因に依存します。
- ご使用のサーバーのライセンス交付済みメモリーの合計量
- 構成済みメモリー・リソースを控除した後の使用可能メモリーの量
- サーバーへの物理 I/O 接続の数 (各 I/O 接続ごとに入出力テーブル用のメモリーが必要であり、これが物理メモリー領域に分散して、ヒュージ・ページ用に使用可能なメモリーを減らす可能性があります)
- 論理区画のベース・メモリー構成 (ヒュージ・ページは、構成済み区画のメモリー割り当ての一部として計算されません)
- ヒュージ・ページを定義する要件。つまり、各ヒュージ・ページは 16 GB の連続する実メモリーを必要とし、16-GB メモリー境界で開始しなければなりません。
重要: サーバー・ファームウェアは、このような依存関係の一部のものに対応するために、ヒュージ・ページ・プール・サイズを削減します。これが行われた場合、ヒュージ・ページ・プール・サイズが削減されたことを示すエラー・ログ・エントリーが生成されます。エラー・ログ参照コードは B700 5300 です。参照コードの詳細は、ヒュージ・ページ・プール・サイズを満たすことができなかった理由を示す 16 進値です。次の例は、起りうるエントリーを示したもので、このエントリーの追加ワードの解釈方法を説明しています。
- ワード 3 = 0x0000000100000106 - システムのハードウェア構成を満たすためにヒュージ・ページ・プールが削減されました。
- ワード 4 = ユーザーが構成したヒュージ・ページの数
- ワード 5 = 提供できたヒュージ・ページの数
- ワード 3 = 0x0000000100000105 - 区画のメモリー構成を満たすために削減されたヒュージ・ページ・プールの数。
- ワード 4 = 区画が作成される前のヒュージ・ページの数
- ワード 5 = 区画のメモリー所要量を満たした後のファームウェアが計算したヒュージ・ページの数
- ワード 6 = プール内のヒュージ・ページの数
ヒュージ・ページ・メモリー値の計算
ヒュージ・ページをサポートするためのサーバー・メモリー所要量を計算するには、以下のステップを行います。