シナリオ: HMC を使用する複数の AIX 論理区画

ご使用のサーバーおよび HMC でサービス・フィーチャーが使用可能になるように 、AIX® 論理区画を接続する方法を説明します。

状況

お客様が貴社でサーバーの保守を担当している場合、役割の 1 つは、サーバーがサービスおよびサポートのリソースにアクセスできるように、ネットワーク内の接続およびサービスおよびサポート部門への接続を確立することです。このシナリオでは、HMC を使用してサーバーを管理し、4 つの論理区画に分割することにします。

目的

このシナリオでは、自社のネットワーク管理者から要求されたときに、サーバーがサービス部門から確実にサポートを受け取ることができるようにします。このシナリオの目的は次のとおりです。
  • サービスおよびサポートに接続するように HMC をセットアップする。
  • 論理区画が HMC と通信できることを確認する。
また、このシナリオでは、サーバーから追加の接続をセットアップして、サービスおよびサポートにソフトウェアの問題を報告できるようにします。 目的は次のとおりです。
  • サービスおよびサポートに接続するように論理区画上のモデムをセットアップする。
    注: 代替の方法として、直接インターネット接続を使用できます。
  • エレクトロニック・サービス・エージェント™・ゲートウェイ・サーバーとなる、モデムを備えた論理区画にエレクトロニック・サービス・エージェントを構成する。
  • 別の論理区画上のエレクトロニック・サービス・エージェントを、エレクトロニック・サービス・エージェント・クライアントとなり、エレクトロニック・サービス・エージェント・ゲートウェイ・サーバーと通信するように構成する。

詳細

次の図は、サービス部門へのサービスの接続を介して行われるサービス情報および問題の流れを示しています。

図 1. HMC と 4 つの論理区画を持つ管理対象システム、および HMC のモデムとサーバー上のモデムを介したサービスおよびサポートへの接続を示す図。


HMC と 4 つの論理区画を持つ管理対象システム、
およびそれらからサービスおよびサポートへの接続を示す図 (HMC モデム
とサーバー上のモデムを経由)。

この図は、上記のシナリオに関連する次のようなポイントを示しています。

  • HMC のセットアップが完了している。
  • HMC が、サービスおよびサポートに接続するモデムを使用してセットアップされている。
    注: 代替の方法として、直接インターネット接続を使用できます。
  • サーバーには 4 つの AIX 論理区画がある。
  • エレクトロニック・サービス・エージェントが、HMC 上および論理区画上に構成されている。
  • HMC は、エレクトロニック・サービス・ エージェント™を使用してサービスおよびサポート部門を呼び出すようにセットアップされている。
  • 論理区画は、エレクトロニック・ サービス・エージェント™を使用してソフトウェア・サービス・サポート部門に連絡するようにセットアップされている。
  • エレクトロニック・サービス・エージェント・ゲートウェイ・サーバーおよび接続マネージャーが、サービスおよびサポートに接続するモデムを備えた論理区画上にセットアップされている。
  • エレクトロニック・サービス・エージェント・クライアントが、他の 3 つの論理区画上にセットアップされている。
  • HMC 上のモデムを使用した、それぞれの論理区画からサービスおよびサポートへのハードウェア・サービス情報および問題の流れは、次のとおり。AIX 区画 > HMC > サービスおよびサポート
  • サーバー上のモデムを使用した、それぞれの論理区画からサービスおよびサポートへのソフトウェア・サービス情報の流れは、次のとおり。AIX 区画 (エレクトロニック・サービス・エージェント・クライアント) > AIX 区画 (エレクトロニック・サービス・エージェント・ゲートウェイ・サーバー) > サービスおよびサポート

前提条件および前提事項

このシナリオのインプリメンテーションが正常に行われるためには、必要なハードウェアの計画タスクとセットアップ・タスクがすべて完了していなければなりません。

構成ステップ

次のタスクを実行しておく必要があります。

  1. すべての前提条件が、使用する接続方式に合っていることを確認する。 タスク 3. 前提条件を参照してください。
  2. 物理ネットワーキングが正しくセットアップされていることを確認する。 タスク 4. 物理ネットワーキングが正しくセットアップされていることを確認するを参照してください。
  3. 使用する IBM® ID を取得または確認する。 タスク 5. IBM ID を取得または確認するを参照してください。
  4. サービスおよびサポートに接続するために HMC をセットアップする。 次のどちらかの方法を用いて、HMC をセットアップすることができます。
    • ガイド付きセットアップ・ウィザード (推奨方式): ガイド付きセットアップ・ウィザードは、HMC からサービスおよびサポートへの接続など、HMC をセットアップするために設計された、HMC に備わっているツールです。

      通常、ご使用のサーバーを最初にセットアップするときにガイド付きセットアップ・ウィザードを使用しますが、HMC からサービスおよびサポートへの接続が正しくセットアップされていることを確認するためにも使用できます。詳しくは、タスク 6. HMC サービス設定を確認するを参照してください。

    • 手動セットアップ: HMC からサービスおよびサポートへのサービス接続を作成するために手動の方法を用いたい場合は、サービスおよびサポートに接続するための HMC の手動セットアップを参照してください。
  5. 論理区画をセットアップまたは構成する。詳しくは、サーバーの区画化 のトピックを参照してください。
  6. 論理区画にオペレーティング・システムをインストールする。詳しくは、オペレーティング・システムのインストールのトピックを参照してください。
  7. TCP/IP ネットワークを構成する。 手順については、該当するオペレーティング・システムの資料を参照してください。
  8. 論理区画上で TCP/IP を活動化する。 AIX オペレーティング・システムの始動時にネットワーク・アダプターが認識され、ネットワークと通信可能ならば、TCP/IP は自動的に開始されます。
  9. オプション : エレクトロニック・サービス・エージェントを入手および構成し、区画がソフトウェア・サービスおよび サポート部門に接続できるようにする。

    HMC を使用する場合 、AIX または Linux® 用 にエレクトロニック・サービス・エージェントを入手および構成する必要はありません。AIX および Linux のインベントリーおよびハードウェア障害情報 (また、場合によっては報告) は、HMC を介して送信されます。ただし、ソフトウェア・サービス組織と連絡を取るために、エレクトロニック・サービス・エージェントを AIX または Linux 上でセットアップできます。

    1. エレクトロニック・サービス・エージェントを AIX 上で入手し、構成する。タスク 11. AIX ま たは Linux 用エ レクトロニック・サービス・エージェントを入手および構成するを参照してください。
    2. Service Agent (SA) Basic User Interface を使用する。タスク 12. Service Agent (SA) Basic User Interface を使用するを参照してください。
    3. IBM ID を登録する。タスク 13. AIX または Linux 用エレクトロニック・サービス・エージェント に ID を登録するを参照してください。
  10. サービス・プロセッサーを構成する。タスク 14. サービス・プロセッサーを構成するを参照してください。
  11. サービスおよびサポートへの接続が正しくセットアップされているか、また情報が正しく伝送されているかを確認します。タスク 15. サービスおよびサポートへの接続をテストするを参照してください。
  12. IBM と共有された情報を表示する。タスク 16. 報告されたサーバー情報を表示するを参照してください。

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