HMC の保守およびサービスについて説明します。
HMC システムは、そのマシン・コードが事前にディスク・ドライブにインストールされて配送されます。 システムがインストールされ、管理対象システムに接続されると、システム管理タスクが開始できるようになります。
HMC マシン・コードには、ハードウェアの管理またはサービスに関連しない追加のアプリケーションをロードまたは実行するための用意はありません。 管理対象システム、基盤となるオペレーティング・システム、および HMC のマシン・コードの保守に必要なすべてのタスクは、HMC 管理インターフェースを介して使用できます。
HMC のグラフィカル・ユーザー・インターフェースは、管理対象システムで区画に分割された環境を作成し、それを保守するために必要な機能を提供します。 このインターフェースを使用することによって、HMC で定義されたオブジェクトおよびハードウェア状態の変化の検出に関するより多くの情報を直接操作することができます。
管理対象システムは、区画に分割された (論理的な区画に分割された と言われる場合もあります) システムとして実行できます。 つまり、管理対象システムは、同時に複数のオペレーティング・システムを稼働できます。 このシステムはまた、大きな 1 つの区画として実行することもでき、それは、システムが納入されたときの工場出荷時デフォルト構成 として知られています。 システムが区画に分割されると、すべてのシステム・リソースを使用する単一区画はフル・システム区画 と呼ばれます。
区画化によって、ユーザーは、単一管理対象システムをいくつかのシステムに分割できるようになります。 区画内で稼働するこのようなシステムはそれぞれ、複数の独立した環境で同時にアプリケーションを実行できます。 論理区画に分割すると、別個の区画上の異なるデータのセットを使用する単一アプリケーションを、あたかも物理的に別々なシステムで独立に実行しているかのように実行することができます。 例えば、企業では、区画を作成することにより、同じシステムを使用して、ある区画でプログラムをテストしながら、同時に、別の区画では、その同じプログラムを開発することができます。 この「同じシステム」区画に分割する方法は費用対効果が高く、独立したテスト・システムを持つ必要をなくすことができます。
フル・システム区画は従来のシステムの使用方法と同じです。 単一サーバーが 1 つのシステムとして、すべてのリソースを使用します。
電源オンのプロセス中に、HMC は、どの管理対象システムが使用可能で、コンソールと通信中であるかを検査します。 HMC の電源をオンにする前に、各管理対象システムが必ず使用可能になっているように、管理対象システムを「待機モード」またはアクティブに稼働させておく必要があります。 待機モードであることは、管理対象システムが電源に接続され、初期テストを完了した後で、オペレーター・パネルに「OK」が表示されることによって、示されます。
HMC の電源をオンにするには、次のようにします。
電源がオンになってから、オペレーティング・システムがロードされる前までに、システムは、電源オン自己診断テスト (POST) を行います。 このテストは、オペレーティング・システムがロードされる前に、ハードウェアが正しく機能していることを確認するための検査を行います。 POST の実行中に、POST の進行状況を示すコードが表示される場合があります。 POST が完了すると、HMC のオペレーティング・マシン・コードがロードされ、ログイン・プロンプトが表示されます。
HMC システムは、パーソナル・コンピューターのモデルをベースとしています。 システムの仕様とシステム装置の位置については、該当のパーソナル・コンピューターのハードウェア保守資料を参照します。HMC のパーソナル・コンピューター・ハードウェアと同等な保守情報を参照してください。