ノイズ・レベルを低下させるためにも、データ・センターまたは機器が設置されているその他の部屋に音響処理を施すことをお勧めします。 ノイズ・レベルが低下すると、従業員の生産性が向上し、 精神的な疲労が回避されるほか、コミュニケーションが向上し、従業員の不満が低下して、従業員の快適性も向上する傾向があります。 音響処理を含めて、部屋の設計が不十分であると、音響の専門家による保守が必要となる場合があります。
IT 機器および通信機器がある施設の合計ノイズ・レベルは、その室内にあるすべての音源の累計です。このレベルは、フロア上での製品の物理的な配置、室内表面の音の反響 (吸収) 特性、および空調装置やバックアップ用の電源装置など、データ・センターのサポート装置からの騒音による影響を受けます。ノイズ・レベルは 騒音を発する各種機器間に適当なスペースを設けたり、これらの機器の向きを変えたりすることで、低減できる場合があります。このような機器の周辺には十分なスペースを設けてください。機器どうしを離せば離すほど、部屋全体での騒音は低くなります。
小規模のオフィスや汎用の業務エリアなどの小さい施設では、従業員の作業エリアと関連して機器の位置には、さらに注意を払う必要があります。作業エリアでは、パーソナル・コンピューターおよびコンピューター・ワークステーションをデスク上に置くのではなく、デスクの隣りに配置するように考慮してください。小さいサーバーは、人員からなるべく離れたところに配置してください。近くの作業エリアをコンピューター機器の排気から離れた場所に配置してください。
吸音素材を使用すると、ほとんどの施設で全体のノイズ・レベルを低減できます。 効果的かつ経済的な 騒音の低減は吸音天井材を使用することで達成できます。 吸音材付きの固定されていない仕切り を使用しても直接騒音が低下し、部屋の吸音性が向上します。さらにはプライバシーを保護することもできます。 フロアにカーペットを敷くなど、吸音材を使用すると、室内の騒音レベルはさらに低下します。 コンピューター室で使用するカーペットは、静電気および床の耐久性で述べている導通性の要件を満たしているものでなくてはなりません。 コンピューター室の騒音が隣接するオフィスに伝わるのを防ぐためにも、壁は構造物の床から天井までの高さのものを構築する必要があります。ドアおよび壁が確実に密閉されることも確認します。オーバーヘッド・ダクトに防音処理を施すことで、他の部屋に伝わる騒音がさらに低下することがあります。
IBM の多くの大型システム製品には、製品自体の騒音を軽減するために オプションで前面ドアおよび背面ドアが提供されています。それよりも小型の IBM 製品にも専用の防音パッケージが提供されています。騒音の漏れが設置計画担当者 または従業員にとって問題となる場合は、このような製品オプションが使用可能であるかを IBM ®にお問い合わせください。