外付けモデムのラックへの取り付け

モデム・トレイは、MultiTech Systems MultiModem II モデル MT5600BA シリーズのモデムをサポートします。

モデム・トレイは、システム・ラックに付けられていて、2 台までのスタンドアロン型モデム、 ゲートウェイ、またはその他のネットワーキング装置を収容します。 モデム・トレイは、ラックの中で 1 EIA (Electronics Industries Association) 位置を占めます。 モデム・トレイの中にモデムまたはその他のネットワーキング装置が 1 台しか取り付けられていない場合は、 ラックの中での空気の流れが適切に行われるように、空いている取り付け位置には空のフィラーが使用されます。 空のフィラーにより、電磁波もラック内から放出されないようになります。

ラックの電源を確認する

適正な電源がラックで使用可能になっていることを確認します。 MultiTech Systems MultiModem II モデル MT5600BA Series モデムは、120 V AC、60 Hz、16 W、 または 230 V/50 Hz (国際) で操作されるようになっています。 ラックには、配電バス (PDB) 2 がありますが、これは、 モデム・トレイに取り付けられたモデムの操作に適正な交流電力 (AC 電源) を供給します。 ラック上の主電源プラグは、1 で示されています。PDB は、次の図に示すように、ラックの背面および下部にあります。

主電源プラグおよび配電バスを示すラック

モデムをモデム・トレイに取り付ける

  1. モデム・トレイ 1 の後部にある支持ブラケット 6 を留めているねじ 5 を外します。 これで、支持ブラケットをモデム・トレイから外すことができます。次の図を参照してください。


    モデム・トレイおよびその部品

  2. トレイ 4 または 7 にモデムを配置します。 このとき、モデム前部がトレイ前部に向き合うようにします。 2 つの支持タブ 8 の下に来るように、モデム前部をスライドさせます。
  3. ステップ 1 で外した支持ブラケットをモデム後部の隅に置きます。
  4. 支持ブラケットのねじ穴を、モデム・トレイ後部の穴に合わせます。
  5. 支持ブラケット 2 をモデム・トレイ後部に付け直して、支持ブラケットのねじ 3 を締めます。 次の図に、取り付けられたモデム 1 が示されています。


    取り付けられたモデム

  6. 2 番目のモデムを取り付ける場合は、以下のようにします。
    1. モデム・トレイ 2 からフィラーを取り外すために、空のフィラー 3 の 2 本のねじを緩めます。
    2. 空の取り付け位置 4 の前部から空のフィラー 3 を取り外します。次の図を参照してください。
      空のフィラーの取り外し

    3. 1 から 5 までのステップを繰り返して、2 台目のモデムを取り付けてください。

モデム・トレイをラックに取り付ける

  1. ラックの前面ドアと背面ドアを開きます。
  2. モデム・トレイをラックに取り付けるための EIA の位置を決めます。 モデム・トレイを取り付ける位置は、ラックの水平ケーブル配置サポート・レールに隣接する EIA 位置でなければなりません。 この位置に取り付ければ、モデムのデータ・ケーブルと電源ケーブルは正しく配置され、保護されます。 水平ケーブル配置サポート・レールは、レールに沿って開けられている穴のパターンによって識別できます。 次の図は、上段 1、中段 2、および下段 3 の水平ケーブル配置サポート・レールを示したものです。 また、モデム・トレイに適切な位置 4 も示しています。このモデム・トレイは、システム・ラックの中で 1 EIA 位置を占めます。
    モデム・トレイの適切な取り付け位置

  3. 以下の図を参照して、クリップ・ナット 1 を、選択した EIA 取り付け位置 2 にあるラックの前面垂直レールのそれぞれに取り付けます。
    クリップ・ナットの取り付け

  4. 選択した取り付け位置にモデム・トレイを配置し、モデム・トレイをラックにスライドして入れます。 モデム・トレイの取り付け用ねじ穴が、 ラック前面の垂直レールに取り付けられたクリップ・ナットと合うようにします。
  5. 取り付け用ねじを挿入して、締めます。
  6. 以下のステップを最後まで進めて、データ・ケーブルをモデムに接続します。
    注: データ・ケーブル接続について詳しくは、モデム製造元の資料を参照してください。
    1. RS232 ケーブルをモデムの背面に接続します。 RS232 ケーブルのピン構成は、25-ピンから 25-ピン、または 9-ピンから 25-ピンにすることができます。
    2. 今後接続する追加のデータ・ケーブルのタイプを決めます。 モデムは次のどちらのケーブルでも作動します。
      • 専用回線。 ピン構成は、2 線または 4 線にすることができます。
      • 電話回線。
    3. データ・ケーブルをモデムの背面に接続します。 製造元の資料に従って、ピン構成が正しいことを確認してください。
      注: モデム背面に確実に手が届くように、 モデム・トレイの上または下にあるシステム・ドロワーをラックの外に引き出さなければならない場合があります。
  7. それぞれのケーブル止め具 3 の底部にある接着カバー 2 をはがします。 次の図に示すように、2 つのケーブル止め具 3 をモデム・トレイの両側に置きます。ケーブル止め具 3 をモデム・トレイに押し付けて接着します。 このケーブル止め具 3 は、ケーブルを水平ラック・レールに配置するのに使用されます。
    ケーブル止め具の位置決め

  8. モデムの電源コードをモデム背面の電源コネクターに接続します。
  9. 装置同士の間でケーブルおよび電源コードがはさまれないように、 モデム・トレイの脇にあるケーブル止め具にケーブルおよび電源コードを通します。
  10. モデムの電源コードとデータ・ケーブルを、 ラックのモデム・トレイの取り付け個所に隣接した該当の水平レールに通します。
    注: ケーブルと電源コードを、近接した水平サポート・レールに通します。 他の装置をスライドして出し入れする際にケーブルを損傷しないように、ケーブルおよび電源コードは必ず該当のモデム・トレイの EIA スペース内を通してください。

    水平サポート・レールは、ラックの両側にあります。 次の図は、水平サポート・レールの下段 1、中段 2、 および上段 3 を示したものです。 また、これは、ラックの上段 4 および水平レール 5 に通してあるケーブルおよび電源コードの例も示しています。

    ケーブルの経路

  11. 電源コードとデータ・ケーブル 3 を、フック・ループ・ケーブル・タイ 2 で、水平レールに固定します。 モデムは 1 で示され、ケーブル止め具は 4 で示されています。次の図で詳細を参照してください。
    電源ケーブルおよびデータ・ケーブルをレールに固定する

    注: ケーブルとコードを固定する前に、各ケーブルまたはコードのコネクターがその接続先に届くかどうか (例えば、データ・ケーブルが HMC に届くか、電源装置の電源コードが PDB に届くか、など) を確認してください。
  12. 両面テープの一片を電源装置の底部に貼ります。
    注: 電源装置の底部は、ラベルが貼られている反対側の何もない面です。
  13. 電源装置を、ラックのサイド・パネルの内側にある取り付け位置に置き、 電源装置をラックにしっかりと押し付けて接着します。
  14. フック・ループ・ケーブル・タイをラックの後部垂直レールに付けます。 次のステップの間は、電源を接続しないでください。
  15. 電源装置の電源コードを、ラック背面にある PDB に通します。

取り付けを終了する

  1. モデムの電源コードを、ラックの内側背面にある PDB 2 に接続します。 ラック上の主電源プラグは、1 で示されています。PDB の位置については次の図を参照してください。
    主電源プラグと配電バスを示しているラック

  2. モデムを HMC に接続します。
    • ラックに取り付けた HMC にモデムを接続している場合は、RS232 ケーブルを次の記号の下にあるシリアル・ポートに差し込みます。
      RS232 ケーブル用のシリアル・ポートの記号

    • RS232 データ・ケーブルをスタンドアロン型 HMC に接続している場合は、ケーブルをシリアル・ポート 2 (S2) に差し込みます。 シリアル・ポート 2 は、以下の記号のどちらかが記された 9-ピン D-シェルのソケットです。
      シリアル・ポート 2 の記号
  3. RS232 データ・ケーブルを HMC 以外の装置に接続している場合は、 装置製造業者のケーブルの接続についての指示に従ってください。
  4. ラックの前面ドアと背面ドアを閉じます。
  5. ステップ 4.b を続けます。

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