構成設定用の情報の収集

構成手順を始める前に知っておかなければならない必要な構成設定値の収集に、このトピックで提供する表を使用してください。

HMC を適正に構成するためには、関連する概念を理解し、決定し、情報を準備する必要があります。 以下の表を使用して、HMC を構成する際に必要な情報を確認して収集します。

この準備ステップが完了したら、HMC の構成に進みます。

このトピックでは、ご使用の HMC をどのように該当のサーバー、貴社のネットワーク、およびサービス・プロバイダーに接続するかについての計画情報を説明します。 決定しなければならない事柄についてさらに確認するためには、以下の表にある関連情報を検討してください。 構成ステップを行っている間に容易に使用できるようにこのページを印刷して、決定したこと、要件および設定値を記録しておくこともできます。

表 1. 構成の準備
準備作業 関連情報の入手先
これが 2 番目 (予備) の HMC である場合、この HMC の HMC コード・レベルがすでにお持ちの HMC コード・レベルに一致しているか確認してください。 HMC マシン・コードのバージョンおよびリリースの判別

HMC マシン・コードのフィックスおよびアップグレード (Getting HMC machine code fixes and upgrades)

オプション: 追加のユーザーを作成する場合は、次の情報を確認しておいてください。
  • ユーザー ID をいくつ作成するか
  • 作成する予定の追加ユーザーそれぞれのためのユーザー ID とパスワード
  • 各ユーザーにどんな役割を割り当てるか
役割の概要
それぞれのイーサネット・アダプターについてメディア速度を指定するか、あるいは HMC に自動的に速度を検出させるかを決めます。

初めてセットアップする場合は、自動検出を使用します。 ただし、場合によっては、アダプターの速度を下げたいこともあります。 それぞれのイーサネット・アダプターについてメディア速度を指定する場合は、 各イーサネット・アダプターごとに、メディアの速度と全二重モードを識別します。 例えば、100 Mbps 全二重、などです。

 
以下の連絡先情報を作成してください。
  • 会社名
  • 管理者の名前
  • 電子メール・アドレス
  • 電話番号
  • FAX 番号
  • HMC のある住所と電話番号
 
お客様のサービス・プロバイダーに連絡するために構成する接続のタイプを決定します。
  • ローカル HMC からのダイヤルアップ: IBM® と連絡を取るために使用する電話番号を決めます。
  • インターネットを介する仮想プライベート・ネットワーク (VPN)。
  • 他のシステムまたは区画を介しての接続: お客様のサービス・プロバイダーに接続するときに、HMC が経由するシステムまたは論理区画の IP アドレスまたはホスト名を決定します。
サービス・プロバイダーへの接続方式の選択
IBM Electronic Service Agent™ に登録するかどうかを決定します。 登録することを決定したら、以下のタスクを完了させてください。
  1. My IBM ProfileInformation Center の外部へのリンク に進み、「登録 (Register)」をクリックして、登録の指示に従ってください。
  2. ユーザーをエレクトロニック・サービス・エージェント™情報の許可ユーザーにする場合は、2 つの IBM 登録済み ID を記録します。
エレクトロニック・サービス・エージェント
システムで問題イベントが発生した場合に、 通知を受け取る SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) サーバーと E メール・アドレスを決定します。  
管理対象システムにアクセスするのに必要な、以下のパスワードを決定します。 これらは、後で、管理対象システムを電源オンする時に使用します。
  • HMC が管理対象システムにアクセスできるようにするために使用するパスワードを決定します。
  • Advanced System Management Interface (ASMI) の一般ユーザー ID に割り当てるパスワードを決定します。
  • ASMI の管理者ユーザー ID に割り当てるパスワードを決定します。
管理対象システム・パスワードの概要 (Overview of the managed system passwords)
管理対象システムを追加する場合は、追加予定のシステムを識別し、図 3、4、および 5 を参照して、 それらをそのネットワークに適応させる方法を決定します。  
プライベート・ネットワークまたはオープン・ネットワークに HMC を接続する予定があるかどうか判断します。

プライベート・サービス・ネットワークは、より高いセキュリティーを提供し、セットアップもより容易です。 プライベート・サービス・ネットワークを使用すると、HMC は自動的に管理対象システムを検出できます。従って、 HMC はプライベート・サービス・ネットワークに接続することをお勧めします。

注: HMC をモデル 9118-575 サーバーや、 590 または 595 管理対象サーバーに接続する場合は、HMC をプライベート DHCP ネットワーク内に構成する必要があります。
HMC 環境でのプライベート・ネットワークおよびオープン・ネットワーク
HMCプライベート・サービス・ネットワークに接続するには、次の準備タスクを完了させてください。
  1. HMC のホスト名およびドメイン名を決定します。オプションで、記述フィールドに説明文を入力することもできます。 これらの設定値を使用して、HMC を識別します。
    注: このステップは、HMC をプライベート・サービス・ネットワークに接続した後で、HMC をオープン・ネットワークに接続する予定がある場合にだけ必要です。
  2. HMC を動的ホスト構成プロトコル (DHCP) サーバーとして構成するかどうか判別します。 これが、ご使用のプライベート・サービス・ネットワークにおける最初で唯一の HMC である場合は、HMC を DHCP サーバーとして構成する必要があります (図 1 を参照)。 これが、そのプライベート・サービス・ネットワークにおいて、追加のローカル HMC である場合は、DHCP クライアントとして構成してください (図 2 を参照)。
  3. ご使用のプライベート・サービス・ネットワーク用の標準の非経路指定 IP アドレス範囲として次のいずれか 1 つを選択してください。
    192.168.0.2 - 192.168.255.254         10.128.0.2 - 10.128.15.254
    172.16.0.3 - 172.16.255.254           10.128.128.2 - 10.128.128.254
    172.17.0.3 - 172.17.255.254           10.128.240.2 - 10.128.255.254
    10.0.0.2 - 10.0.0.254                 10.254.0.2 - 10.254.0.254
    10.0.128.2 - 10.0.143.254             10.254.240.2 - 10.254.255.254
    10.0.255.2 - 10.0.255.254             10.255.0.2 - 10.255.0.254
    10.1.0.2 - 10.1.15.254                10.255.128.2 - 10.255.143.254
    10.1.255.2 - 10.1.255.254             10.255.255.2 - 10.255.255.254
    10.127.0.2 - 10.127.15.254            9.6.24.2 - 9.6.24.254
    10.127.255.2 - 10.127.255.254         9.6.25.2 - 9.6.25.254
    注: 将来、そのプライベート・サービス・ネットワークをオープン・ネットワークに接続する場合は、 標準の非経路指定 IP アドレスをここで使用しておけば、ご使用の DHCP サーバーをオープン・ネットワーク上で共存させることができます。
  4. HMC を DHCP クライアントとして構成する場合は、IP アドレスは既に プライベート・サービス・ネットワーク内にある HMC によって生成されています (図 2 を参照)。静的 IP アドレスの使用する場合は、 ネットワーク内でその他のシステムが使用している範囲内のアドレスを選択してください。
DHCP サーバーとしての HMC
オープン・ネットワークを構成するには、まずプライベート・サービス・ネットワークを構成してから、HMC の別のアダプターを自社のネットワークに接続します。HMC をオープン・ネットワークに接続するときは、次の準備タスクを行ってください。
  1. プライベート・サービス・ネットワークを構成するための準備タスクを完了させてから、次のステップを続行します。
  2. 次の準備タスクを完了させて、プライベート・サービス・ネットワークをオープン・ネットワークに接続します。
    1. Domain Name System (DNS) を使用可能に設定するときは、以下のタスクを完了させます。
      1. DNS サーバー IP アドレスを識別する。
      2. アドレスをサーチする順序を決定する。
      3. ドメイン・サフィックスをサーチする順序を決定する。
    2. オープン・ネットワーク用のデフォルト・ゲートウェイとして使用するアダプターを選択します。
    3. ゲートウェイ・アドレスを識別します。
    4. HMC をリモート側で制御するか、またはリモート・アクセスを他に渡す予定の場合は、 ファイアウォール設定を HMC に変更する必要があります。 HMC のファイアウォールを通過させたいアプリケーションまたは IP アドレスを識別します (図 3 を参照)。
 
図 1. プライベート・サービス・ネットワーク: 例 1
プライベート・サービス・ネットワーク: 例 1
図 2. プライベート・サービス・ネットワーク: 例 2
プライベート・サービス・ネットワーク: 例 2
図 3. オープン・ネットワーク
オープン・ネットワーク

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