HMC セットアップのトラブルシューティング

共通的な HMC セットアップ問題のトラブルシューティングを行います。

以下のトピックでは、ハードウェア管理コンソール (HMC) のセットアップ中に起こる可能性がある共通問題について説明します。これらのトピックには、このような問題の共通的な解決も示されています。 最初のトピックは、一般的に HMC にあてはまるものです。 2 番目のトピックは、リモート・クライアントにあてはまります。

HMC のセットアップ

問題: HMC を DHCP サーバーとして構成したが、HMC が自動的に管理対象システムを検出しなかった。
解決策: これは通常、HMC が DHCP サーバーとして構成される前に管理対象システムが電源に接続されていたことを意味します。 この状態になった結果、管理対象システムが HMC からのアドレスを待つ代わりに、その IP アドレスの デフォルト値 (HMC1 は 192.168.2.147、HMC2 は 192.168.3.147) に初期設定されました。

モデル 9118-575 サーバーや 、590 または 595 管理対象サーバー上で構成を訂正するには、ご使用のサービス・プロバイダーにお問い合わせください。

モデル 520550、および 570 管理対象サーバーの構成を訂正するには、以下の作業を実行してください。

  1. 電源ボタンを押し続けて、管理対象システムをシャットダウンします。
  2. 管理対象システムと電源の接続を外します。
  3. 管理対象システムを電源に再接続します。 HMC は、管理対象システムを自動的に検出します。

ASM インターフェースを使用してサービス・プロセッサー の IP アドレスを変更していた場合は、ご使用のモデルに該当する以下の手順のいずれかを使用してください。

モデル 520

  1. 電源ボタンを押し続けて、管理対象システムをシャットダウンします。
  2. 管理対象システムと電源の接続を外します。
  3. HMC と電源の接続を外します。
  4. モデル 520 サービス・プロセッサー・アセンブリーの取り外しトピックの手順に従ってサービス・プロセッサー・アセンブリーを取り外します。 「電源の切断...」に続くステップから開始します。サービス・プロセッサーを取り外していた場合は、次のステップに進みます。
  5. サービス・プロセッサー・アセンブリーをリセットするには、両方のサービス・プロセッサーのリセット・トグル・スイッチ A を現在の位置から反対の位置に動かします。図 1 を参照してください。
    図 1. モデル 520 サービス・プロセッサー・スイッチ
    モデル 520 サービス・プロセッサー・リセット・トグル・スイッチを示す図

  6. サービス・プロセッサーを管理対象システムに再取り付けします。手順については 、モデル 520 サービス・プロセッサー・アセンブリーの取り替えを参照してください。
  7. HMC を電源に再接続し、HMC を始動します。
  8. HMC にログインします。
  9. 管理対象システムを電源に再接続します。 HMC は、管理対象システムを自動的に検出します。

モデル 550:

  1. 電源ボタンを押し続けて、管理対象システムをシャットダウンします。
  2. 管理対象システムと電源の接続を外します。
  3. HMC と電源の接続を外します。
  4. サービス・プロセッサー・スイッチは、2 番目の電源装置の真下に配置されています。サービス・プロセッサー・スイッチにアクセスするには、2 番目の電源装置を取り外す必要があります。手順については、モデル 550 電源装置の取り外しを参照してください。
  5. サービス・プロセッサーをリセットするには、サービス・プロセッサー・リセット・トグル・スイッチ A を現在の位置から反対の位置に動かします。図 2 を参照してください。
    図 2. モデル 550 サービス・プロセッサー・スイッチ
    モデル 550 サービス・プロセッサー・リセット・トグル・スイッチを示す図

  6. 電源装置を管理対象システムに再取り付けします。手順については、モデル 550 電源装置の取り替えを参照してください。
  7. HMC を電源に再接続し、HMC を始動します。
  8. HMC にログインします。
  9. 管理対象システムを電源に再接続します。 HMC は、管理対象システムを自動的に検出します。

モデル 570:

  1. 電源ボタンを押し続けて、管理対象システムをシャットダウンします。
  2. 管理対象システムと電源の接続を外します。
  3. HMC と電源の接続を外します。
  4. サービス・プロセッサー・アセンブリーを取り外すには、モデル 570 サービス・プロセッサー・アセンブリーの取り外しトピックの手順に従ってください。説明の「電源の切断...」に続くステップから開始します。サービス・プロセッサーを取り外していた場合は、次のステップに進みます。
  5. サービス・プロセッサーをリセットするには、両方のサービス・プロセッサーのリセット・ジャンパー A を現在の位置から反対の位置に動かします。図 3 を参照してください。
    図 3. モデル 570 サービス・プロセッサー・スイッチ
    モデル 570 サービス・プロセッサー・リセット・ジャンパーを示す図

  6. サービス・プロセッサーを管理対象システムに再取り付けします。モデル 570 サービス・プロセッサー・アセンブリーの取り替えを参照してください。
  7. HMC を電源に再接続し、HMC を始動します。
  8. HMC にログオンします。
  9. 管理対象システムを電源に再接続します。 HMC は、管理対象システムを自動的に検出します。

問題: DHCP を使用して、専用交換網内で、Bulk Power Controller (BPC) または Flexible Service Processor (FSP) の IP アドレスを取得する。
解決策: 次のいずれかのタスクを行います。
  • スイッチでスパンニング・ツリーが使用可能であり、引き続き使用可能にしておく場合は、portfast オプションも使用可能にする必要があります。この設定では、スイッチが、最初にスパンニング・ツリーを検査せずに、すべてのパケットをポートから LAN に即時に転送することが可能になります。
  • BPC ポートまたは FSP ポート用のスイッチで、スパンニング・ツリーを使用不可に設定します。
注: これらの設定については、製造元によって異なる用語が使用されることがあります。スイッチは、portfast またはその他のコマンドを使用して、接続遅延に対応するように変更する必要があります。FSP または BPC が使用しているスイッチ上の的確なポートを妥当性検査した後に、ネットワーク管理者はスイッチにログインして特定のポートに変更を行う必要があります。
問題: HMC をセットアップしたあとの管理対象システムの状況が、「認証に失敗した」状態になっている。
解決策: これは通常、管理対象システムのパスワードが、HMC 構成より前に設定されていたことを意味します。この状況では、HMC は管理対象システム・パスワードを認識しないので、管理対象システムにアクセスできません。 この状況を訂正するには、管理対象システムのパスワードを更新してください。

リモート・クライアントのインストール

問題: wsmlinuxclient.exe または setupsec1.exe ファイルが実行されない。
解決策: ファイルに関する許可を変更して、実行許可を取得してください。許可を変更するには、コマンド・プロンプトで次のコマンドを入力します。
 chmod 755 filename
問題: Linux® システムでの、Web-based System Manager Remote Client のインストール直後、 あるいはリモート・クライアント・セキュリティーのインストール直後に、その変更が有効にならない。
解決策: 次のいずれかのタスクを行います。
  • 現在のセッションをログオフし、再度ログインします。
  • 該当する . /etc/profile ファイルを入手します。
問題: 接続を完了できないというエラー・メッセージが表示された。
解決策: 次のようなメッセージを受け取る場合があります。
Cannot complete connection to hostname myhmc.
Possible problems are:
1. Host myhmc is not a valid hostname.
2. Host myhmc is not currently operating or is not connected to
   the network.
3. Host myhmc is not running an operating system with a version of
   Web-based System Manager that is compatible with your client version of Web-based
   System Manager.
4. The time to connect could have exceeded the time limit set in the websm.cfg file
   (remote_timeout).
5. The inetd subsystem on host myhmc may not have been initialized
   on the 9090 port to start the WServer.

Additional information might be in the file /var/websm/data/wserver.log on host myhmc.
解決策として、以下のタスクが考えられます。
  • このメッセージに最も共通する原因は、次のとおりです。
    • リモートからアクセスしようとしている HMC に許されるリモート接続の制限を超えた可能性があります。
    • デフォルトでは、HMC は、9090 の接続ポートを使用して初期ログイン・コミュニケーションを処理します。 ユーザー ID とパスワードを入力できない場合は、ユーザーが 9090 ポートに接続できないことを意味しています。 ほとんどの場合、これは、不適切にキャンセルされたセッションの数が多すぎて、9090 ポートが過負荷になっているのが原因です。 リモートからアクセスしようとしている HMC を再始動して、不適切に切断されたリモート・セッションをキャンセルします。
  • リモートからアクセスしようとしている HMC にログオンして、myhmc がその HMC のホスト名であるか確認します。
  • リモートからアクセスしようとしている HMC の位置を探索して、それが作動しているか、また、 ネットワークに接続されているか確認します。
  • リモートからアクセスしようとしている HMC の Web-based System Manager のバージョンが、Web-based System Manager Remote Client と同じバージョンであるか、確認します。
  • リモートから管理したい HMC に該当のリモート・クライアントが接続するのにかかる時間が、 時間制限を超えました。 この問題を解決するには、接続の速度を上げる必要があります。 そのためには、リモート・クライアントと、リモートで管理する側の HMC との接続の方法を変更しなければならない場合もあります。

HMC リブート時のファイルシステム・チェックの実行

問題: ファイルシステム・チェック (fsck) が失敗し、次のエラー・メッセージが表示されました 。「ルート・パスワードを入力するか、Control-D を押してリブートします。(Enter the root password or hit Control-D to reboot.)」
解決策: 次のタスクを行います。
  1. root パスワードを入力します。
  2. fsck file system と入力して、ファイルシステム・チェックを実行します。ここで、file system は、ファイルシステム・チェックが失敗したファイルシステムの名前です。 検査が完了すると、プロンプト・ウィンドウが開きます。
  3. reboot と入力するか、または Control-D を押します。

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