Linux カーネル 2.4 を使用するディスク・ドライブの取り替え

Linux® カーネル 2.4 を実行中のシステムまたは論理区画によって制御されている位置でディスク・ドライブを取り替える方法について説明します。

ディスク・ドライブ取り外し準備

  1. root ユーザーとしてログインします。
  2. Linux セッションのコマンド行で iprconfig と入力し、Enter キーを押します。 「ディスク装置の処理 (Work with Disk Units)」画面が表示されます。
  3. 「ディスク装置の処理 (Work with Disk Units)」画面で、「ログの分析 (Analyze log)」を選択します。Enter キーを押します。 次の図のような「カーネル・メッセージ・ログ (Kernel Messages Log)」画面が表示されます。
    図 1. Kernel Messages Log
                                           Kernel Messages Log
    
    Select one of the following:
    
         1. Use vi to view most recent IBM® Storage error messages
         2. Use vi to view IBM Storage error messages
         3. Use vi to view all kernel error messages
         4. Use vi to view sisconfig error messages
         5. Set root kernel message log directory
         6. Set default editor
         7. Restore defaults
         8. Use vi to view IBM Storage boot time messages
    Selection:
    
    e=Exit
  4. 「カーネル・メッセージ・ログ (Kernel Messages Log)」画面で、「最新の IBM ストレージ・エラー・メッセージの表示に vi を使用 (Use vi to view most recent IBM Storage error messages)」を選択します。Enter キーを押します。
  5. 取り替えるディスク・ドライブのデバイス・エラー・ログ・エントリーを見つけます。
  6. ディスク・ドライブのロケーション情報を記録します。 ロケーション情報は P1–I2/Z1–A5 のような形式になっています。
  7. 「ディスク装置の処理 (Work with Disk Units)」画面に戻ります。
  8. 「ディスク装置の処理 (Work with Disk Units)」画面から、「ディスク・ハードウェア状況の表示 (Display disk hardware status)」を選択します。Enter キーを押します。
  9. 取り替えるディスク・ドライブのハードウェア状況を記録します。
  10. 取り替えるディスク・ドライブの横に d (ディスク装置詳細の表示 (Display disk unit details)) を入力します。
  11. 「ディスク装置詳細の表示 (Display Disk Unit Details)」画面で、取り替えるディスク・ドライブの横に「5」(ハードウェア・リソース情報詳細の表示 (Display hardware resource information details)) を入力します。
    「ディスク装置ハードウェア・リソース情報詳細 (Disk Unit Hardware Resource Information Details)」画面が表示されます。
    図 2. 「ディスク装置ハードウェア・リソース情報詳細 (Disk Unit Hardware Resource Information Details)」画面
                       Disk Unit Hardware Resource Information Details
    
    
     Manufacturer. . . . . . . . : IBM
     Machine Type and Model. . . : IC35L073UCDY10-0
     Firmware Version. . . . . . : 53323846
     Model . . . . . . . . . . . : 020
     Serial Number . . . . . . . : E6VKUNPD
     Capacity. . . . . . . . . . : 73.41 GB
     Resource Name . . . . . . . : /dev/sda
    
     Physical location:
      Location . . . . . . . : U1.9-P1/Z1-A8
      PCI Bus. . . . . . . . . . : 257
      PCI Device . . . . . . . . : 1
      SCSI Host Number . . . . . : 0
      SCSI Channel. .  . . . . . : 0
      SCSI Id. . . . . . . . . . : 8
      SCSI Lun. . . .  . . . . . : 0
    
    
     Press Enter to continue.
    
     e=Exit         q=Cancel         v=Display Extended VPD
  12. 物理ロケーション情報を記録します。
  13. 「ディスク装置の処理 (Work with Disk Units)」画面に戻ります。
  14. 取り替えるディスク・ドライブが無保護または使用中である場合は、この手順を 続行する前に、ディスク・ドライブからデータを移動してください。

    詳しくは、「PCI-X SCSI RAID Controller Reference Guide for Linux」を参照してください。

    このガイドは、SCSI PCI アダプター Web ページ (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/pseries/v5r3/ index.jsp?topic=/com.ibm.pseries.doc/hardware_docs/scsipciadapters.htm) で入手できます。

ディスク・ドライブの取り外し

  1. 「ディスク装置の処理 (Work with Disk Units)」画面で、「ディスク装置リカバリーの処理 (Work with disk unit recovery)」を選択します。Enter キーを押します。
  2. 「ディスク装置リカバリーの処理 (Work with Disk Unit Recovery)」画面で、「デバイス並行保守 (Device Concurrent maintenance)」を選択します。Enter キーを押します。
    次のような「デバイス並行保守 (Device Concurrent maintenance)」画面が表示されます。
    図 3. 「デバイス並行保守 (Device Concurrent Maintenance)」画面の例
                             Device Concurrent Maintenance
    
     Type the choices, then press Enter.
    
      Specify either Physical Location or PCI/SCSI location.
          Physical Location: U0.1-P1-I4/Z1-A8
               OR
          PCI/SCSI . . . PCI Bus:         PCI Device:
                    SCSI Channel:    SCSI Id:    SCSI Lun:
    
    
      Specify action as   1=Remove device   2=Install device
          Action to be performed  . . . . . . . . . : 1
    
    
      Enter a time value between 01 and 19.
          Time needed in minutes  . . . . . . . . . : 1
    
      Or leave blank and press Enter to cancel
  3. 取り替えるディスク・ドライブの物理的ロケーション情報または PCI または SCSI のロケーションを入力します。Enter キーを押します。
  4. 実行するアクションについて、「1」 (デバイスの取り外し (Remove device)) を選択します。
  5. 時間の値を分単位で入力します。この値は、ディスク・ドライブを取り出すのに十分な時間でなければなりません。
  6. Enter キーを押します。

    次のような「デバイス並行保守アクション (Device Concurrent Maintenance Action)」画面が表示されます。

    図 4. 「デバイス並行保守アクション (Device Concurrent Maintenance Action)」画面の例
                          Device Concurrent Maintenance Action
    
     Removal of device:
        Location: U0.1-P1-I4/Z1-A8
    
    
      You have 1 minute to perform the operation
    
      During this time, your system can seem unresponsive
    
    
    
    
    c=Confirm    q=Cancel
  7. 「c」を入力して、指定されたロケーションでディスク・ドライブを取り外すことを確認します。
    次のような「デバイス並行保守アクションの処理中 (Device Concurrent Maintenance Action In Progress)」画面が表示されます。
    図 5. 「デバイス並行保守アクションの処理中 (Device Concurrent Maintenance Action In Progress)」画面の例
                    Device Concurrent Maintenance Action In Progress
    
    
    Please remove the device located in:
        Location: U0.1-P1-I4/Z1-A8
    重要:
    • 静電気の放電によってハードウェアが損傷するのを防ぐために、リスト・ストラップをハードウェアの塗装されていない金属面に接続します。
    • リスト・ストラップ使用時は、電気機器のすべての安全手順に従います。リスト・ストラップは静電気を制御 するためのものです。 これは、電気機器を使用または電気機器で作業を行う際に、感電するリスクを増大するものでも、低減するものでもありません。
    • リスト・ストラップがない場合は、製品を ESD パッケージから取り出して、 ハードウェアの取り付けまたは取り替えを行う直前に、システムの塗装されていない金属面に少なくとも 5 秒以上触れてください。
  8. 図 6 または 図 7 に示すように、ディスク・ドライブを取り外す前に、ディスク・ドライブのハンドルをつまんで手前に引き出します。ハンドルが完全に引き出されていないと、 ディスク・ドライブをスライドさせてシステムまたは拡張装置から取り出すことができません。
    図 6. ディスク・ドライブのモデル 51x または 710 からの取り外し
    ディスク・ドライブの取り外し。
    ディスク・ドライブの取り外し。
    図 7. ディスク・ドライブのモデル 28552x55x9116-561 570720、または 7311-D20 からの取り外しディスク・ドライブの取り外し。
  9. ディスク・ドライブの底面を支えて、システムから取り出します。ハンドルでディスク・ドライブを支えないでください。
    注: ディスク・ ドライブを取り外すと、スロットの並行保守ライトの明滅は止まり、 消灯したままになります。
  10. Enter キーを押します。
  11. 次の図に示すように、つまみねじ B を緩めて引き出し、ディスク・ドライブからディスク・ドライブ・ベゼル C を外します。
    図 8. ディスク・ドライブ・ベゼルの取り外し
    ディスク・ドライブ・ベゼルの取り外し。

ディスク・ドライブの取り替え

  1. 新しいディスク・ドライブが入っているパッケージを用意します。
    重要: ディスク・ドライブは壊れやすいため、注意して取り扱ってください。
  2. 保護パッケージからディスク・ドライブを取り出します。
  3. ディスク・ドライブを取り付ける前に、ハンドルをつまんで手前に引き出し、ディスク・ドライブ・ハンドルをアンロックします。 ハンドルが完全に引き出されていないと、 ディスク・ドライブをスライドさせてシステムまたは拡張装置に入れることができません。
  4. 取り替え用ディスク・ドライブにディスク・ドライブ・ベゼルを取り付けるには、以下の手順を実行します。
    1. 以下の図に示すように、ベゼル A をディスク・ドライブに取り付けます。
      図 9. ディスク・ドライブへのベゼルの取り付け
      ディスク・ドライブ・ベゼルの取り付け
    2. つまみねじ B を押し込んで締め付け、ベゼルをディスク・ドライブに固定します。
  5. 「ディスク装置リカバリーの処理 (Work with Disk Unit Recovery)」画面で、「デバイス並行保守 (Device Concurrent maintenance)」を選択します。Enter キーを押します。
  6. 取り外したディスク・ドライブの物理的ロケーション・コードまたは PCI/SCSI ロケーションを入力します。Enter キーを押します。
  7. アクションを「2」(デバイスの取り付け (Install device)) として指定します。
  8. 時間の値を分単位で入力します。この値は、新しいディスク・ドライブを取り付けるのに十分な時間でなければなりません。

    スロットの並行保守ライトはディスク・ドライブが取り付け可能 であることを示します。

  9. Enter キーを押します。次のような、「デバイス並行保守アクション (Device Concurrent Maintenance Action)」画面が表示されます。
    図 10. 「デバイス並行保守アクション (Device Concurrent Maintenance Action)」画面の例
                          Device Concurrent Maintenance Action
    
     Installation of device:
        Location: U0.1-P1-I4/Z1-A8
    
    
      You have 1 minute to perform the operation
    
      During this time, your system can seem unresponsive
    
    
    
    
    c=Confirm    q=Cancel
  10. 「c」を入力して、指定されたロケーションでディスク・ドライブを取り付けることを確認します。

    次のような「デバイス並行保守アクションの処理中 (Device Concurrent Maintenance Action In Progress)」画面が表示されます。

    図 11. 「デバイス並行保守アクションの処理中 (Device Concurrent Maintenance Action In Progress)」画面の例
                    Device Concurrent Maintenance Action In Progress
    
    
    Please insert the device located in:
        Location: U0.1-P1-I4/Z1-A8
    
  11. ディスク・ドライブの底面を支えて、システム装置または拡張装置のガイド・レールに位置を合わせます。ハンドルでディスク・ドライブを支えないでください。
  12. 図 12 または 図 13 に示すように、ディスク・ドライブをスライドさせ、システム装置または拡張装置に完全に入れてから、ディスク・ドライブ・ハンドルを押し下げて、正しい位置にロックします。
    図 12. ディスク・ドライブのモデル 51x または 710 への取り付け
    ディスク・ドライブの取り付け。
    ディスク・ドライブの取り付け。
    図 13. ディスク・ドライブのモデル 28552x55x9116-561570720、 または 7311-D20 への取り付け
    ディスク・ドライブの取り付け。
    ディスク・ドライブの取り付け。

    ディスク・ドライブを正しく取り付けると、スロットの 並行保守ライトの明滅が止まり、点灯したままになります。

  13. 取り替えたディスク・ドライブでデータを再作成します。手順については、Linux を使用して、取り替えたディスク・ドライブでデータを再ビルドするに進みます。

手順の完了

  1. 前面カバーを再取り付けします。カバーを再取り付けする手順については、以下のリストから適切なものを選択してください。
  2. システム装置、拡張装置またはラックの前面ドアを取り付けるか、閉じます。 システム装置のドアを取り付ける手順については、モデル 285、52x、55x、また は OpenPower 720 へのドアの取り付けあるいは再取り付けを参照してください。

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