7031-D24 または 7031-T24 SCSI ディスク・ドライブ・エンクロージャーの接続

エンクロージャーを正常に接続する方法を説明します。

エンクロージャーをスタンドアロン型またはラック・マウント型のどちらにするかを決定します。 エンクロージャーをラック・マウント型にする場合、SCSI ディスク・ドライブ・エンクロージャーのラックへの取り付けのセットアップ手順を参照してください。
  1. イニシエーター・リピーター・カードを取り付けます。 手順については、SCSI リピーター・カードを参照してください。
  2. SCSI インターフェース・カードをサーバーに取り付けます。 手順については、SCSI インターフェース・カードを参照してください。
  3. SCSI ケーブルをリピーター・カードに接続します。 状態に応じて、以下のいずれかを選択します。
    • シングル・リピーター・カードのみ、またはデュアル・リピーター・カードのみを使用する場合は、SCSI ケーブル A をイニシエーター・リピーター・カード B に取り付けます。詳しくは、 それぞれの状況に応じて、図 1図 2図 3を参照してください。
    • シングル・リピーター・カードとデュアル・リピーター・カードの組み合わせを使用する場合、SCSI ケーブルをデュアル・イニシエーター・リピーター・カード (A) に取り付けます。その後、別の SCSI ケーブルを使用して、デュアル・リピーター・カード (A) をシングル・リピーター・カード (B) に接続します。詳しくは、図 4 を参照してください。
    図 1. SCSI ケーブルからシングル・リピーター・カードへ
    SCSI ケーブルからリピーター・カード。
    図 2. 2 枚の SCSI カードでデュアル・リピーター・カードに接続された SCSI ケーブル
    SCSI ケーブルからリピーター・カード。
    図 3. 4 枚の SCSI カードでデュアル・リピーター・カードに接続された SCSI ケーブル
    SCSI ケーブルからリピーター・カード。
    図 4. SCSI ケーブルからシングル・リピーター・カードに接続されたデュアル・リピーター・カード
    SCSI ケーブルからリピーター・カード。
  4. SCSI ケーブル (C) のもう一方の端をサーバーの SCSI インターフェース・カード (D) に取り付けます。 詳しくは、図 5 を参照してください。
    図 5. SCSI ケーブルから SCSI インターフェース・カード
    SCSI ケーブルから SCSI インターフェース・カード。
  5. 次のようにして、ディスク・ドライブをご使用のオペレーティング・システムに追加します。
    1. ディスク・ドライブを i5/OS® 論理区画に追加する場合、i5/OS システムまたは論理区画のディスク・ドライブの構成でディスク・ドライブの構成手順を参照してください。
    2. ディスク・ドライブを Linux® 論理区画に追加する場合、Linux を使用して、取り替えたディスク・ドライブでデータを再ビルドするでディスク・ドライブの構成手順を参照してください。
      重要: Linux 環境でディスク・エンクロージャーを使用する場合は、Linux CRON ジョブをセットアップして、エラーが発生した場合に接続先システムに報告されるようにしておく必要があります。Linux CRON ジョブは、初期インストール時にセットアップする必要があります。

      SCSI ディスク・ドライブ・エンクロージャーの初期インストール時に、Linux CRON ジョブをセットアップしてください。以下のタスクを実行して、Linux CRON ジョブをセットアップします。

      1. Service and productivity tools から次の RPM をインストールします。
        • librtas
        • lsvpd
        • ppc64-utils
        • diagela
      2. ハードウェア管理コンソール (HMC) を使用して区画を管理している場合は、src、rsct.core.utils、rsct.core、csm.core、csm.client、および devices.chrp.base.ServiceRM のパッケージをインストールして、接続されている HMC のサービス・フォーカル・ポイントにエラーが報告されるようにします。パッケージのインストール手順は、上記の Web サイトに掲載されています。
        注: この CRON ジョブを使用しても、エンクロージャー内のハード・ディスク上のエラーは検出されません。この診断で報告されるエラーの対象は、エンクロージャー内のファン、電源装置、VPD カード、およびリピーターに限られます。
      3. システム CRON テーブルに CRON ジョブを追加して、エンクロージャー診断を実行できるようにします。ルートで crontab -e を実行し、システム CRON を編集します。 そのファイルの末尾に、次のように入力します。

        * 3 * * * /usr/sbin/diag_encl -s 1>/dev/null 2>&1

      4. この行を追加すると、診断アプリケーションの /usr/sbin/diag_encl は毎日 3:00 AM に実行されます。diag_encl 診断アプリケーションは、/etc/diagela/diagela.config ファイルの内容を読み取り、エラーの報告対象として登録されているアプリケーションを判断します。その他の通知方法の追加方法、および詳細情報については、そのファイルを参照してください。デフォルトでは、以下の通知が実行されます。
        • HMC がシステムを管理している場合は、HMC 上のサービス・フォーカル・ポイントに通知されます。HMC がシステムを管理していない場合は、ルート・グループに通知されます。
        • システムにエレクトロニック・サービス・エージェント™がインストールされている場合は、ここに通知されます。
        • エラー詳細は、コンソール、/var/log/platform ログ・ファイルの末尾、および syslog (/var/log/messages) に表示されます。
          注:
          • 区画に分割されたシステムでは、CRON ジョブの設定が必要なのは、エンクロージャーに関連付けられている区画のうちの 1 つの区画上だけです。ただし、同じ CRON ジョブをすべての区画に設定してもかまいません。
          • /usr/sbin/diag_encl は、システムに接続されたエンクロージャーの診断をいつでも実行できます。
    3. ディスク・ドライブを AIX® 論理区画に追加する場合、AIX を使用して、取り替えたディスク・ドライブでデータを再ビルドするでディスク・ドライブの構成手順を参照してください。
      重要: AIX 環境でディスク・エンクロージャーを使用する場合は、AIX CRON ジョブをセットアップして、エラーが発生した場合に接続先システムに報告されるようにしておく必要があります。AIX CRON ジョブは、初期インストール時にセットアップする必要があります。
      注: エンクロージャー内のディスク上のエラーは、この CRON ジョブ (スクリプト) を使用しなくても、通常の Automatic Error Log Analysis で検出できますが、エンクロージャー内のファンや電源装置などの他のエラーを検出するには、次のスクリプトを使用して、手動で診断を実行する必要があります。

      エンクロージャーのエラーを収集するには、この CRON job SES Healthcheck をシステム CRON テーブルに追加します。crontab -e コマンドを使用して、システム CRON を編集します。 そのファイルの末尾に、次のように入力します。

      * 3 * * * /usr/lpp/diagnostics/bin/run_ses_healthcheck 1>/dev/null 2>/dev/null

      この CRON は、毎日 3:00 AM に「run_ses_healthcheck」のスクリプトを実行します。スクリプトの内容は、エンクロージャーが接続されているシステム装置の構成により異なります。

      例 1

      エンクロージャーが接続されたシステム装置に HMC がある場合、またはエレクトロニック・サービス・エージェントを実行している場合、/usr/lpp/diagnostics/bin ディレクトリーに「run_ses_healthcheck」という名前のファイルを以下の内容で作成してください。

      ------------------------------------------------------------------
      #!/bin/ksh
      #Name:run_ses_healthcheck
      #Location:/usr/lpp/diagnostics/bin
      #Function: SCSI SES hourly heathcheck
      for i in 'lsdev -Cc container -t ses -s scsi -F name -S available'
      do
      					diag -cd $i > /dev/null
      					done
      #any registered "external notification" will be notified of errors
      #(such as HMC or Electronic Service Agent)
      ------------------------------------------------------------------ 
      注: 区画に分割されたシステムでは、CRON ジョブを設定したり、スクリプトを実行したりする必要があるのは、エンクロージャーに関連付けられている区画のうちの 1 つの区画上だけですが、関連付けられた区画であれば、同じ CRON ジョブやスクリプトをどの区画に設定してもかまいません。

      例 2

      エンクロージャーが接続されたシステム装置に HMC がなく、エレクトロニック・サービス・エージェントも実行していない場合は、/usr/lpp/diagnostics/bin ディレクトリーに「run_ses_healthcheck」という名前のファイルを以下の内容で作成してください。

      ------------------------------------------------------------------------
      #!/bin/ksh
      #Name:run_ses_healthcheck
      #Location:/usr/lpp/diagnostics/bin
      #Function: SCSI SES hourly heathcheck
      for i in 'lsdev -Cc container -t ses -s scsi -F name -S available'
      do
      	 diag -cd $i > /dev/null
      	 if [$? -ne 0]
      	   then
      	      /usr/lpp/diagnostics/bin/diagrpt -o >/tmp/ses.health.output
                       #you might want to process the output prior to placing it in
                       #a file
                       #somhow notify the user of the error.  A sample is shown
                       #below.
                           mail -s "7031 Health Check" root</tmp/ses.health.output
                           rm /tmp/ses.health.output
            fi
        done
      ------------------------------------------------------------------------								
      注: スクリプト内の実際の通知の内容は、自分の好みでカスタマイズできます。 注意が必要なエラーが発生すると、これらのスクリプトが root ユーザーにメールを送信します。 特定ユーザーにエラーを報告できるようにするなど、スクリプトを変更できます。

      どちらの例でも、 「run_ses_healthcheck」ファイルを作成した後は、(AIX コマンド・プロンプトで) 次のように入力し、ファイルを実行可能にしてください。

      chmod 544 /usr/lpp/diagnostics/bin/run_ses_healthcheck.


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