Integrated Virtualization Manager は、バーチャル I/O サーバー用のブラウザー・ベースのシステム管理インターフェースであり、 これを使用して、単一の IBM System p5™ および eServer™ p5 サーバー上の AIX® と Linux® の論理区画、または、 単一の IBM® eServer OpenPower™ サーバー上の Linux 論理区画 の作成と管理を行うことができます。
Integrated Virtualization Manager は、特定の IBM System p5 および eServer p5 および OpenPower サーバー・モデルでのみサポートされます。
バーチャル I/O サーバー は、管理対象システム上でバーチャル・ストレージおよび共用イーサネット・リソースを他の論理区画に提供するソフトウェアです。バーチャル I/O サーバーは、アプリケーションを稼働させることのできる汎用オペレーティング・システムではありません。バーチャル I/O サーバーは、汎用オペレーティング・システムの論理区画にインストールされ、汎用オペレーティング・システムを使用して、単にバーチャル I/O リソースを他の論理区画に提供するために使用されます。Integrated Virtualization Manager を使用して、 これらのリソースをどのように他の論理区画に割り当てるかを指定します。
Integrated Virtualization Manager を使用するには、まず、区画化されていないサーバーに バーチャル I/O サーバー をインストールする必要があります。バーチャル I/O サーバーは、専用の論理区画を自動的に作成します。これは管理対象システムでは管理区画 と呼ばれます。 管理区画は、管理対象システム上の物理 I/O リソースのすべてを制御する、バーチャル I/O サーバー論理区画です。バーチャル I/O サーバーをインストールすると、Web ブラウザーを使用してコンピューターから Integrated Virtualization Manager に接続できるように、サーバーに物理イーサネット・アダプターを構成できます。

この図は、独自の論理区画内にあるバーチャル I/O サーバー、および バーチャル I/O サーバー論理区画によって管理される AIX および Linux 論理区画を示します。PC のブラウザーでネットワークを介して Integrated Virtualization Manager インターフェースに接続すると、Integrated Virtualization Manager を使用してサーバー上での論理区画の作成と管理が可能になります。
Integrated Virtualization Manager を使用して論理区画を作成する場合は、 論理区画が受け取ることになる正確なメモリー量とプロセッサー・リソース量を割り当ててください。 専用プロセッサーを使用する場合は、専用プロセッサーの正確な数を指定します。 また、共用プロセッサーを使用する場合は、その論理区画用の仮想プロセッサー数を 指定します。すると、Integrated Virtualization Manager は、 仮想プロセッサー数に基づいて、論理区画に割り当てられる処理単位数を計算します。 どの場合も、割り当てるリソース量は、論理区画を作成したときから、 この数を変更するかまたは論理区画を削除するまでの間、論理区画にコミットされます。 したがって、Integrated Virtualization Manager を使用する論理区画に対しては、 プロセッサー・リソースを過剰使用することはできません。
Integrated Virtualization Manager を使用して作成される論理区画には、 最小と最大のメモリー値およびプロセッサー値があります。 最小値および最大値が使用されるのは、管理対象システムでワークロード管理アプリケーションを使用する場合、 プロセッサー障害後に管理対象システムを再始動する場合、 またはバーチャル I/O サーバー管理区画との間でリソースを動的に移動する場合です。 デフォルトで、最小値および最大値はコミット済みリソースの実際の量と同じ値に設定されますが、 論理区画が実行中でなければ、この最小値と最大値は Integrated Virtualization Manager を使用して変更できます。
管理対象システムを区画に分割するのに Integrated Virtualization Manager を使用する場合、 管理対象システムのメモリーとプロセッサーの一部が、バーチャル I/O サーバー管理区画に割り当てられます。 希望する場合は、バーチャル I/O サーバー・ワークロードにマッチングするように、 管理区画に割り当てられるメモリーとプロセッサー・リソースを変更できます。 物理ディスクは、論理区画に直接割り振ることができます。 あるいは、物理ディスクをストレージ・プールに割り当て、 これらのストレージ・プールから仮想ディスク (または論理ボリューム) を作成して論理区画に割り当てることができます。 物理イーサネット接続は、通常は、物理イーサネット・アダプターを、 サーバー上のバーチャル LAN と外部の物理 LAN との間の仮想イーサネット・ブリッジとして構成することにより共有されます。