i5/OS 論理区画のタグ付きリソース

このトピックでは、管理対象システムが HMC を使用して区画に区切られている場合に、i5/OS® 論理区画に特定の機能を実行するためにタグを付ける必要のある IOP および IOA について説明します。

タグ付きリソースは、ある論理区画に特定の機能を実行するデバイスを制御するために選択する IOP または IOA のことです。HMC および i5/OS オペレーティング・システムは、各入出力機能ごとにこのタグ付けを使用して正しい入出力デバイスを見付けて使用します。 例えば、i5/OS 区画プロファイルを作成した場合、i5/OS 論理区画でロード・ソースとして使用したい入出力デバイスにはタグを付ける必要があります。このタグにより、HMC は、区画プロファイルを使用して論理区画を活動化するときにロード・ソースを見付けることができます。

使用対象の入出力デバイスを制御するための IOP または IOA のいずれかにタグを付けることができます。IOA にタグを付けると、使用する入出力デバイスを厳密に指定できます。IOP にタグを付けると、コントロール・パネル機能を使用して IOP 上のデバイス間で切り替えることができます。

入出力デバイス・タイプの中のあるものは i5/OS 論理区画を作成するのに必須であり、 また、オプショナルの入出力デバイスもあります。 例えば、i5/OS は、 オペレーティング・システムのロード元となるロード・ソースを常に必要とします。 ただし、代替コンソール・デバイスは、 平衡型コンソールを主コンソールとして使用する場合にのみ使用されます。 したがって、i5/OS の主コンソールとして別のタイプのコンソールを使用する場合は、 代替コンソール・デバイスにタグを付ける必要はありません。

次の表は、タグ付きのデバイス・タイプをリストして説明しています。 また、HMC 上に i5/OS 区画プロファイルを作成するためにデバイス・タイプにタグを付ける必要があるかどうかも示しています。

表 1. タグ付き IOP または IOA に関連付けられたデバイス
デバイス 説明 i5/OS 区画プロファイルを作成するのに必要か
代替再始動デバイス テープ・ドライブまたは光ディスク・デバイスが可能。 代替再始動デバイス内のメディアは、D モード初期プログラム・ロード (IPL) を実行する際にシステムが始動に使用するものです。代替再始動デバイスでは、ロード・ソース・ディスク装置上のコードではなく、取り外し可能メディアに収められているライセンス内部コードをロードします。 はい
区画コンソール 区画内でシステムが最初に活動化するワークステーションで、手動 IPL で活動化される唯一のデバイス。 区画は、コンソールが常に使用可能な状態にあるものと見なします。 はい (HMC 以外のコンソール・デバイスを使用する場合)
代替コンソール・デバイス 主コンソールが手動 IPL 中に障害を起こした場合に区画が探す平衡型コンソール・デバイス。 代替コンソール・デバイスは、主コンソールが平衡型である場合にのみ使用されます。 いいえ
オペレーション・コンソール直接接続デバイス 直接接続されたオペレーション・コンソールまたは非同期モデムをサポートするために使用されるアダプター。このアダプターは、LAN 接続オペレーション・コンソールには適用されません。オペレーション・コンソール・デバイスを外部回線に接続して、問題発生時に管理対象システムがサポート・プロバイダーに情報を送信するようにできます。 いいえ
ロード・ソース・ディスク装置 i5/OS 論理区画には、ロード・ソースとして指定されたディスク装置が 1 つずつ必要です。システムは、論理区画の開始にロード・ソース装置を使用します。 システムは、常にこのディスク装置を装置番号 1 と識別します。 はい

管理対象システムを区画に分割するのに Virtual Partition Manager を使用する場合、これらの入出力機能に対応する入出力デバイスにタグを付ける必要はありません。i5/OS 論理区画は管理対象システムのすべての物理 I/O リソースを自動的に所有し、Virtual Partition Manager は入出力機能ごとに対応する入出力デバイスに自動的にタグを付けます。Virtual Partition Manager は、サーバー・モデルおよびサーバー内の位置に基づいて、入出力機能に対応する入出力デバイスにタグを付けます。Virtual Partition Manager を使用して新規サーバーを区画に分割する場合、プリロード済み i5/OS を使用してサーバーを順序付けてあれば、新規サーバー内で入出力デバイスの配置を検証する必要はありません。そうでない場合、 Virtual Partition Manager を使用してサーバーを区画に分割する前に、LPAR Validation Tool (LVT) を使用してサーバー内の入出力デバイスの配置を検証してください。


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