クォーラムについて説明します。
クォーラムとは、ボリューム・グループ記述子域およびボリューム・グループ状況域 (VGDA/VGSA) の大半およびそれらのディスクがアクティブである場合に存在します。クォーラムで、 ディスク障害の場合の VGDA/VGSA のデータ保全性が確保されます。 ボリューム・グループ内の物理ディスクごとに、少なくとも 1 つの VGDA/VGSA があります。 ボリューム・グループが単一ディスクに作成される際、最初は、ボリューム・グループのディスク上に VGDA/VGSA が 2 つあります。ボリューム・グループが 2 つのディスクから構成される場合、 一方のディスクには依然 2 つの VGDA/VGSA がありますが、 他方のディスクの VGDA/VGSA は 1 つです。 ボリューム・グループが 3 つ以上のディスクから構成される場合、 各ディスクに割り振られる VGDA/VGSA は 1 つのみです。
ディスクとその VGDA/VGSA が処理不能になり、VGDA/VGSA の過半である 51% が存在しなくなると、 クォーラムは失われます。
クォーラムが失われると、ボリューム・グループは非アクティブになり、LVM による ディスクへのアクセスはできなくなります。 その結果、そのボリューム・グループへのディスク入出力はそれ以上行われなくなり、データは失われないか、あるいは物理的な問題の発生時に書き込まれたものと想定されます。 非アクティブ化の結果、ユーザーには、ハードウェア・エラーが発生し、 保守を行う必要があることが、エラー・ログで通知されます。
クォーラムが失われたので非アクティブにされたボリューム・グループは、「activatevg -f」コマンドを用いて再度アクティブにできます。