ボリューム・グループについて説明します。
ボリューム・グループは、サイズおよびタイプが異なる 1 つ以上の物理ボリュームの集合です。 物理ボリュームは、システム当たり 1 つのみのボリューム・グループに属すことができます。バーチャル I/O サーバー上には、最大 4096 のアクティブ・ボリューム・グループが存在することができます。
物理ボリュームがボリューム・グループに割り当てられると、 その上のストレージ・メディアの物理ブロックが、 ボリューム・グループの作成時にシステムによって決められたサイズの 物理区画内に編成されます。 詳しくは、「物理区画」を参照してください。
バーチャル I/O サーバーをインストールすると、システムの論理区画を始動するのに必要な論理ボリュームの基本セットを含む、rootvg と呼ばれる 1 つのルート・ボリューム・グループが自動的に作成されます。rootvg には、それ自体の個別の論理ボリュームのそれぞれに、ページング・スペース、ジャーナル・ログ、ブート・データ、およびダンプ・ストレージが入っています。 rootvg には、ユーザー定義のボリューム・グループとは異なる属性があります。 例えば、rootvg はインポートもエクスポートもできません。 rootvg にコマンドまたはプロシージャーを実行するときは、その固有の特性を熟知している必要があります。
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| mkvg | ボリューム・グループを作成します。 |
| extendvg | ボリューム・グループに物理ボリュームを追加します。 |
| chvg | ボリューム・グループの属性を変更します。 |
| reducevg | ボリューム・グループから物理ボリュームを除去します。 |
| lsvg | ボリューム・グループについての情報を表示します。 |
| exportvg | ボリューム・グループの定義をエクスポートします。 |
| importvg | 新規ボリューム・グループ定義をインポートします。 |
| syncvg | 現行でない論理ボリューム・コピーを同期化します。 |
| activatevg | ボリューム・グループを活動化します。 |
| deactivatevg | ボリューム・グループを活動停止します。 |
小さなシステムでは、すべての物理ボリュームを含むボリューム・グループ (rootvg ボリューム・グループを超えるもの) が 1 つのみ必要な場合もあります。保守サービスを受けているもの以外のグループはアクティブの状態に できるので、保守を容易にするために別のボリューム・グループを作成することができます。rootvg は常にオンラインでなければならないので、それに含まれるものは、 システム操作に必要な最小限の数の物理ボリュームになります。 rootvg は、クライアント・データに使用しないことをお勧めします。
migratepv コマンドを使用すると、ある物理ボリュームから同じボリューム・グループ内の他の物理ボリュームにデータを移動できます。このコマンドを使用すると物理ボリュームを解放できるため、 それをボリューム・グループから除去することができます。 例えば、取り替える物理ボリュームからデータを移動することができます。 詳しくは、「migratepv」コマンドの説明を参照してください。