共用イーサネット・アダプターの構成について説明します。
共用イーサネット・アダプターを構成するには、以下のステップに従います。
バーチャル I/O サーバーの仮想イーサネット・アダプターを作成します。
以下のステップに従います。
- HMC で、バーチャル I/O サーバーのプロファイルと「プロパティー」を右クリックします。
- 「アダプターの作成」域の「イーサネット」を選択し、「仮想 I/O」タブを使用して、仮想イーサネット・アダプターを作成します。
- 「仮想イーサネット・アダプターの属性」タブで、仮想アダプターのスロット番号と PVID (この PVID は、後で使用されるデフォルトの ID です) を選択します。
「幹線アダプター」を選択して、このアダプターを VLAN と外部ネットワーク間のゲートウェイとして使用します。このイーサネット・アダプターは、共用イーサネット・アダプターの部分として構成されます。
- 「IEEE 802.1Q 互換アダプター」チェック・ボックスを選択します。
- 複数の VLAN を使用している場合は、仮想アダプターを使用して外部ネットワークと通信する必要があるクライアント論理区画にさらに VLAN ID を追加します。
この区画に必要とされる追加の仮想アダプターについてそれぞれ、この手順を繰り返します。
仮想イーサネット・アダプターが作成されたあとで、共用イーサネット・アダプターを構成します。以下のステップに従います。
- 仮想イーサネット幹線アダプターが使用可能であるか確認するには、次のように入力します。
lsdev -virtual
- バーチャル I/O サーバーに共用イーサネット・アダプターを作成する際に使用する
適切な物理イーサネット・アダプターを確認します。
lsdev -type adapter
リンク集約は、共用イーサネット・アダプターとして使用することもできます。
構成情報については、リンク集約デバイスの構成を参照してください。
- 次のコマンドを入力して、共用イーサネット・アダプター・デバイスを構成します。
mkvdev -sea target_device -vadapter virtual_ethernet_adapters ¥
-default DefaultVirtualEthernetAdapter -defaultid SEADefaultPVID
パラメーターは次のように定義されます。
- target_device は、共用イーサネット・アダプター・デバイスの部分として使用される物理アダプターです。
- virtual_ethernet_adapters は、共用イーサネット・アダプターを使用する仮想イーサネット・アダプターです。
- DefaultVirtualEthernetAdapter は、タグなしパケットを処理する際に使用されるデフォルトの仮想イーサネット・アダプターです。この区画に仮想イーサネット・アダプターが 1 つしかない場合は、
それをデフォルトとして使用します。
- SEADefaultPVID は、デフォルトの仮想イーサネット・アダプターに関連した PVID です。
例えば、共用イーサネット・アダプター
ent3 を物理イーサネット・アダプター (またはリンク集約) としての
ent0 および唯一の仮想イーサネット・アダプター
(1 の PVID によって定義されます) としての
ent2 を使用して作成するには、次のように入力します。
mkvdev -sea ent0 -vadapter ent2 -default ent2 -defaultid 1
- 次のコマンドを入力して、共用イーサネット・アダプターが作成されたことを確認します。
lsdev -virtual
これで共用イーサネット・アダプターが構成されました。クライアント区画のオペレーティング・システムを使用してクライアント論理区画上で仮想アダプター用の TCP/IP 接続を構成したら、それらの
区画は外部ネットワークと通信できるようになります。
追加のオプションのステップ
- 共用イーサネット・アダプターを使用して複数の VLAN を持っている場合は、次のコマンドを入力して、共用イーサネット・アダプターを介して VLAN を作成します。
mkvdev -vlan TargetAdapter -tagid TagID
パラメーターは次のように定義されます。
- TargetAdapter は共用イーサネット・アダプターです。
- TagID は、共用イーサネット・アダプターに関連した仮想イーサネット・アダプターを作成する際に定義した VLAN ID です。
例えば、1 の VLAN ID を使用して作成したばかりの共用イーサネット・アダプター ent3 を使用して VLAN を作成するには、次のように入力します。mkvdev -vlan ent3 -tagid 1
次のコマンドを入力して、VLAN が
作成されたことを確認します。
lsdev -virtual
定義した追加の VLAN について繰り返します。
- 例えば、Telnet を使用して、ネットワークからバーチャル I/O サーバーにアクセスできるようにしたい場合は、TCP/IP 接続を構成します。構成が PVID のみを使用し、追加の VLAN を使用していない場合は、
共用イーサネット・アダプター・デバイスに関連したインターフェースを構成します。構成が追加の VLAN を使用している場合は、VLAN デバイスに関連したインターフェースを構成します。
TCP/IP 接続を構成するには、
次のコマンドを入力します。
mktcpip -hostname Hostname -inetaddr Address -interface Interface -netmask ¥
SubnetMask -gateway Gateway -nsrvaddr NameServerAddress -nsrvdomain Domain
例えば、先に作成した共用イーサネット・デバイスに関連したインターフェース用に TCP/IP 接続を構成するには、次のパラメーターを使用します。- Hostname は、この区画用に定義したホスト名です。
- Address は、共用イーサネット・アダプターに関連付けたい IP アドレスです。
- Interface は、共用イーサネット・アダプター・デバイスに関連付けられたインターフェースです。この例では、共用イーサネット・アダプター・デバイスは ent3 なので、関連付けられたインターフェースは
en3 です。
- Subnetmask は、サブネット用に定義したサブネット・マスク・アドレスです。
- Gateway は、サブネット用に定義したゲートウェイ・アドレスです。
- NameServerAddress は、ドメイン・ネーム・サーバーのアドレスです。
- Domain は、ドメインのネームです。
ヒント: 複数の VLAN を使用している場合は、上記のコマンドを使用して、最初の TCP/IP 接続のみを構成します。追加の接続ごとに、次のコマンドを入力します。
chdev -dev interface -perm -attr netaddr=IPaddress -attr netmask=netmask -attr state=up
このコマンドを使用するときは、
interface パラメーターにはデバイスに関連付けられているインターフェース (en
X) を入力します。