ここでは、バーチャル I/O サーバーで
の High Availability Cluster Multi-Processing (HACMP™) について説明します。
HACMP は、バーチャル I/O サーバー
仮想 SCSI 機能および仮想ネットワーキング機能を使用する構成をサポートします。最新のサポート情報および構成情報については、
「HACMP
for AIX 5L™」(http://www.ibm.com/systems/p/software/hacmp.html) を参照してください。
HACMP 資料については
、System p5™ サーバー・ライブラリー内
の High Availability Cluster Multi-Processing for AIX®
を参照してください。
HACMP と仮想 SCSI
HACMP と仮想 SCSI をインプリメントするときは、以下を考慮する必要があります。
- ボリューム・グループは、拡張並行モードで定義する必要があります。拡張並行モードは、HACMP クラスター内の共用ボリューム・グループの推奨モードです。これは、ボリュームが複数の HACMP ノードによってアクセス可能であるためです。ファイルシステムが待機ノードで使用される場合、これらのファイルシステムはフェイルオーバーの時点までマウントされません。
拡張並行モードで共用ボリュームに (ファイルシステムを使用せずに) 直接にアクセスする場合、これらのボリュームは複数のノードからアクセス可能であり、その結果、アクセスを高位層で制御する必要があります。
- いずれか 1 つのクラスター・ノードが仮想 SCSI を介して共用ボリュームにアクセスする場合は、すべてのノードが同様にすることが必要です。これは、仮想 SCSI を使用する論理区画と、それらのディスクに直接にアクセスするノードとの間で、ディスクを共用することはできないということです。
- これらの共用ディスク上のすべてのボリューム・グループ構成および保守は、バーチャル I/O サーバーからでは
なく HACMP ノードから行われます。
HACMP と仮想イーサネット
HACMP と仮想イーサネットをインプリメントするときは、以下を考慮する必要があります。
- 別名割り当ての方法による IP アドレス・テークオーバー (IPAT) を使用する必要があります。置換、および MAC アドレス・テークオーバーによる IPAT は、サポートされません。
- バーチャル I/O サーバー環境では、HACMP PCI ホット・プラグ機能を使用しないでください。
PCI ホット・プラグ操作は、バーチャル I/O サーバーを介して使用可能です。
HACMP ノードが
バーチャル I/O を使用している場合、HACMP PCI ホット・プラグ機能は、入出力アダプターが物理的ではなく仮想であるため無意味です。
- HACMP に対して定義されているすべての仮想イーサネット・インターフェースは、単一アダプター・ネットワークとして扱われる必要があります。特に、ネットワーク・インターフェースの障害をモニターし、検出するために ping_client_list 属性を使用する必要があります。
- バーチャル I/O サーバーで同一ネットワーク上に複数の物理インターフェースがある場合、あるいは同一のフレーム内でバーチャル I/O サーバーを使用する HACMP ノードが 2 つ以上ある場合、HACMP は、単一物理インターフェースの障害を伝えられることはなく、反応もしません。
このことはクラスター全体の可用性を制限しません。バーチャル I/O サーバーが、障害を迂回してトラフィックを経路指定するためです。詳しくは、リンク集約デバイスを参照してください。
- バーチャル I/O サーバーでネットワーク上に単一の物理インターフェースしかない場合、物理インターフェースの障害は HACMP によって検出されます。ただし、障害のためにそのノードがネットワークから隔離されます。