バーチャル I/O サーバーの構成に関する制約事項を記載してあります。
仮想 SCSI ディスクとしてエクスポートされる論理ボリュームは、バーチャル I/O サーバーのコマンド行インターフェースを使用して作成されます。論理ボリュームが仮想デバイスとしてエクスポートされる場合、論理ボリュームが含まれるボリューム・グループを構成するすべての物理ボリュームは、同じアダプターに接続する必要があります。
ボリューム・グループを 1 つの物理ディスクのみで作成することにより、この状態を保証することができます。
仮想 SCSI をインプリメントするときは、以下を考慮する必要があります。
- 仮想 SCSI は、バッキング・デバイスとしてファイバー・チャネル・デバイス、パラレル SCSI デバイス、
および SCSI RAID デバイスをサポートします。
- 仮想 SCSI には、サポートされるアダプター数の点では制限がありません。
最大 256 仮想スロットを単一区画に割り当てることができます。
作成される仮想スロットはすべて、インスタンスを生成されるためにはリソースを
必要とします。したがって、バーチャル I/O サーバーのサイズによって、構成できる仮想アダプター数は制限されます。
- SCSI プロトコルは、必須コマンドおよびオプション・コマンドを定義します。
仮想 SCSI はすべての必須コマンドをサポートしますが、オプション・コマンドはすべてがサポートされるとは限りません。
- 仮想 SCSI デバイスの使用時は、パフォーマンスへの影響があります。
クライアント/サーバー・モデルに関連するオーバーヘッドのため、仮想 SCSI は、
入出力要求を処理する際に追加のプロセッサー・サイクルを使用します。
- バーチャル I/O サーバーは、バーチャル I/O サーバーの操作のみに使用する、専用区画です。ほかのアプリケーションは、バーチャル I/O サーバー区画では実行できません。
- リソース不足があると、パフォーマンスの低下が発生することがあります。バーチャル I/O サーバーが多くのリソースをほかの区画に提供する場合は、
十分なプロセッサーの能力が使用可能であることを確認してください。
仮想イーサネット・アダプターおよび仮想ディスク全体のワークロードが大きい場合は、
リソースへのアクセスで区画に遅延が起こる場合があります。
- 仮想 SCSI ディスクとしてエクスポートされる論理ボリュームは、クライアント区画上で常に単一パス・デバイスとして構成されます。
- ルート・ボリューム・グループ (rootvg) の一部である仮想 SCSI ディスクとしてエクスポートされる論理ボリュームは、バーチャル I/O サーバーが保守のために更新された場合、永続的ではありません。
このため、更新手順を実行する前に、対応するクライアントの仮想ディスクがバックアップされていることを確認してください。
論理ボリュームをエクスポートする際は、ルート・ボリューム・グループ以外のボリューム・グループから論理ボリュームをエクスポートするのが最適です。
共用イーサネット・アダプターをインプリメントするときは、以下を考慮する必要があります。
- イーサネット・アダプターのみを共用することができます。ほかのタイプのネットワーク・アダプターは共用することができません。
- バーチャル I/O サーバー上では IP 転送はサポートされていません。
バーチャル I/O サーバーは、
次のオペレーティング・システムを実行するクライアント区画のみをサポートします。
- AIX® 5.3
- SUSE LINUX Enterprise Server 9 for POWER™
- Red Hat® Enterprise Linux® AS for POWER Version 3
- Red Hat Enterprise Linux AS for POWER Version 4