シナリオ: 共用イーサネット・アダプター・フェイルオーバーの構成

この内容は、標準的な共用イーサネット・アダプター・フェイルオーバーのシナリオに習熟するのに役立ちます。

状態

お客様がバーチャル I/O サーバーが稼働中の環境でのネットワークの計画および構成を担当するシステム管理者だとします。システム上のクライアント論理区画に、より高度なネットワーク可用性を提供したいとします。これは、別のバーチャル I/O サーバー区画に、バックアップの共用イーサネット・アダプターを構成することにより、実現することができます。

目標

このシナリオの目標は、バーチャル I/O サーバー論理区画で基本共用イーサネット・アダプターとバックアップの共用イーサネット・アダプターを構成し、アダプターの障害時もクライアント論理区画のネットワーク接続が失われないようにすることです。

前提条件および前提事項

Integrated Virtualization Manager を、同一サーバー上で複数のバーチャル I/O サーバー区画と一緒に使用することはできません。

以下のイメージは、共用イーサネット・アダプター (SEA) フェイルオーバー機能がセットアップされている構成を図にしたものです。クライアント区画 H1 および H2 は、基本アダプターである共用イーサネット・アダプターを使用して物理ネットワークにアクセスしています。共用イーサネット・セットアップで使用される仮想イーサネット・アダプターは、同一の VLAN メンバーシップ情報 (PVID、VID) を使用して構成されていますが、異なる優先順位を持ちます。専用仮想ネットワークは、制御チャネルを形成し、基本の共用イーサネット・デバイスとバックアップの共用イーサネット・デバイスとの間の通信を容易にするために必要です。

標準的な共用イーサネット・アダプター・フェイルオーバー構成を示す図

上の図をガイドとして使用し、以下のステップを実行します。

  1. HMC で、以下のガイドラインに従って仮想イーサネット・アダプターを作成します。
    • 幹線設定を選択することにより、データが幹線アダプターとして使用できる仮想アダプターを構成します。
    • 各仮想アダプターに、異なる優先順位付け値 (有効な値は 1 から 15) を割り当てます。
    • 別の仮想イーサネットに固有の PVID 値を与えることにより、その仮想イーサネットを制御チャネルとして使用できるように構成します。この仮想イーサネットを両方のバーチャル I/O サーバー区画で作成するときに、必ず同一の PVID を使用してください。
  2. バーチャル I/O サーバー・コマンド行を使用して、以下のコマンドを実行して共用イーサネット・アダプターを構成します。 このコマンドは、この構成に含まれる 2 つのバーチャル I/O サーバー区画の両方で実行します。
    mkvdev -sea physical_adapter -vadapter virtual_adapter -default virtual_adapter\
    -defaultid PVID_of_virtual_adapter -attr ha_mode=auto ctl_chan=control_channel_adapter
    例えば、このシナリオでは、次のコマンドを両方のバーチャル I/O サーバー区画で実行します。
    mkvdev -sea ent0 -vadapter ent1 -default ent1 -defaultid 60 -attr ha_mode=auto ctl_chan=ent2

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