シナリオ: VLAN タグ付けを使用するバーチャル I/O サーバーの構成

このシナリオを使用して、VLAN タグ付けを使用してのネットワークの作成について理解します。

状態

お客様がバーチャル I/O サーバーが稼働中の環境でのネットワークの計画および構成を担当するシステム管理者だとします。お客様がネットワークを構成する際、2 つの論理サブネットが存在し、 各サブネットにいくつかの区画があるようにします。

目標

このシナリオの目的は、複数のネットワークを構成して、単一の物理イーサネット・アダプターを共用できるようにすることです。同じサブネット上のシステムは、同じ VLAN 上にある必要があり、したがって同じ VLAN ID をもつ必要があります。この ID によって、ルーターを経由しないで通信する ことができます。サブネット内の分離は、2 つのサブネット上のシステムが異なる VLAN ID をもつことによって達成することができます。

前提条件および前提事項

VLAN は、Integrated Virtualization Manager 環境では、使用することができません。

構成ステップ

次の図は、このシナリオの間に完了される構成を示しています。


VLAN ネットワーク構成用の物理イーサネット、仮想イーサネット、およびイーサネット・スイッチ・ポートの間の関係の図。

上の図をガイドとして使用し、以下のステップを実行します。

  1. イーサネット・スイッチ・ポートを以下のようにセットアップします。
    • P1: タグ付きポート (VID 1、2)
    • P2: タグなしポート (PVID 1)
    • P5: タグなしポート (PVID 1)
    • P6: タグなしポート (PVID 2)

    ポートの構成についての説明は、ご使用のスイッチの資料を参照してください。

  2. システム S1 において、HMC を使用して、バーチャル I/O サーバー用の仮想イーサネット・アダプターを作成します。
    • バーチャル I/O サーバー用の仮想イーサネット・アダプター V11 を作成する際に、選択済みの幹線の設定を使用し、VID を 2 に設定します。未使用の PVID 値を指定します。この値は、たとえそれを使用しない場合であっても必要です。
    • バーチャル I/O サーバー用の仮想イーサネット・アダプター V12 を作成する際に、選択済みの幹線の設定を使用し、VID を 1 に設定します。未使用の PVID 値を指定します。この値は、たとえそれを使用しない場合であっても必要です。
  3. システム S1 において、HMC を使用して、他の区画用の仮想イーサネット・アダプターを作成します。
    • 区画 S11 と S12 用にそれぞれ仮想アダプター V13 と V14 を作成する際、PVID を 2 に設定し、追加の VID は使用しません。
    • 区画 S13 と S14 用にそれぞれ仮想アダプター V15 と V16 を作成する際、PVID を 1 に設定し、追加の VID は使用しません。
  4. システム S1 において、HMC を使用してバーチャル I/O サーバーに物理イーサネット・アダプター (E11) を割り当て、アダプターをイーサネット・スイッチ・ポート P1 に接続します。
  5. バーチャル I/O サーバー・コマンド行インターフェースを使用して、共用イーサネット・アダプター ent3 を物理アダプター ent0 および仮想アダプター ent1 と ent2 とともにセットアップします。
  6. 以下について IP アドレスを構成します。
    • S13 (en0)、S14 (en0)、および S2 (en0) は、VLAN 1 に属し、同じサブネット上にあります。ルーターはイーサネット・スイッチ・ポート P5 に接続されています。
    • S11 (en0) および S12 (en0) は VLAN 2 に属し、同じサブネット上にあります。ルーターはイーサネット・スイッチ・ポート P6 に接続されています。

バーチャル I/O サーバー区画上の共用イーサネット・アダプターは、IP アドレスを使用して構成することができます。これは、バーチャル I/O サーバーへのネットワーク接続の場合のみ必要です。

タグ付き VLAN ネットワークが使用されているので、追加の VLAN デバイスは、IP アドレスを構成する前に共用イーサネット・アダプターを介して定義する必要があります。


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