シナリオ: バーチャル I/O クライアント上で VLAN タグ付けをしないでネットワーク・インターフェース・バックアップを構成する

このシナリオを使用して、AIX® 区画を使用する、および VLAN タグ付けに対して構成されていないバーチャル I/O クライアントで、ネットワーク・インターフェース・バックアップ構成を使用することについて説明します。

状態

このシナリオでは、ご使用のバーチャル I/O クライアントから外部ネットワークへアクセスするネットワーク・インターフェース・バックアップ (NIB) のアプローチを使用して、ブリッジされたネットワークに対して高可用性の仮想環境を構成します。 ネットワーク・セットアップで VLAN タグ付けを使用する計画はありません。 このアプローチでは、異なる VLAN 上で 2 番目のイーサネット・アダプターを各クライアントに対して構成する必要があります。 また、NIB 機能付きのリンク集約アダプターも必要です。この構成は 、AIX 区画に対して使用可能です。

一般的には、SEA フェイルオーバー構成がほとんどの環境に対して推奨される構成です。 これは、この構成が VLAN タグ付けを使用する、または使用しない環境をサポートするからです。 また、NIB 構成は各バーチャル I/O クライアント上でインプリメントされる必要があるため、SEA フェイルオーバー構成より複雑です。 ただし、SEA フェイルオーバーはバーチャル I/O サーバーのバージョン 1.2 より前のものでは使用できなかったので、NIB は高可用性の仮想環境に対する唯一のアプローチでした。また、NIB 構成では両方の共用イーサネット・アダプター (SEA) 経由で (半分は最初の SEA を使用し、 もう半分は 2 番目の SEA を基本アダプターとして使用する方法で) クライアントを配分することができます。

目標

次の図に示すように、ネットワーク・インターフェース・バックアップ構成を使用して仮想イーサネット環境を作成します。

前提条件および前提事項

構成タスクを完了する前に、次の前提条件と前提事項を検討してください。

構成タスク

図を参考に使用し、次のタスクを完了して NIB 仮想環境を構成します。

  1. 次のようにして、バーチャル I/O サーバーと外部ネットワークの間に LAN 接続を作成します。
    1. 仮想イーサネットと外部ネットワークの間のトラフィックをブリッジする 1 次バーチャル I/O サーバー上で 、共用イーサネット・アダプターを構成します。 共用イーサネット・アダプターの構成を参照してください。
    2. ステップ 1 のように、2 次バーチャル I/O サーバー上 で共用イーサネット・アダプターを構成します。
  2. 各クライアント区画に対して、HMC を使用して仮想イーサネット (その PVID が 1 次バーチャル I/O サーバーの PVID と 一致) を作成します。 これは、基本アダプターとして使用されます。
  3. 各クライアント区画に対して、HMC を使用して 2 次仮想イーサネット (その PVID が 2 次 (バックアップ) バーチャル I/O サーバーの PVID と一致) を作成します。 これはバックアップ・アダプターとして使用されます。
  4. イーサチャンネル/リンク集約構成を使用して、ネットワーク・インターフェース・バックアップ・セットアップを作成します。 この構成を作成するには、AIX 資料「AIX システム管理ガイド: 通信およびネットワーク」内のイーサチャンネルの構成に関する説明にしたがって、必ず次の項目を指定します。
    1. 1 次イーサネット・アダプターを選択します。
    2. バックアップ・アダプターを選択します。
    3. ping するインターネット・アドレスを指定します。NIB が VIOS 障害検出のために継続して ping する バーチャル I/O サーバー・システム外のホストの IP アドレスまたはホスト名を選択します。
注: 2 つの仮想イーサネット・アダプターで NIB を構成する場合、使用される内部ネットワークは POWER™ Hypervisor 内で分離した状態である必要があります。このため、クライアント内の 2 つのアダプターに対して異なる PVID を使用する必要があり、この PVID には VID を追加使用できません。

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