仮想ネットワーキングにより、単一システム内の論理区画は、物理ネットワーク・アダプターなしでも相互に通信することができます。 そのほかに、システム外の区画およびサーバーと通信する場合は、関連した仮想ネットワーキング・テクノロジーにより、複数の論理区画が単一の物理アダプターを共用することができます。仮想ネットワーキング、およびこのテクノロジーが仮想コンピューティング環境を使用可能にする方法について確認するには、このトピックを使用してください。
仮想ネットワーキング・テクノロジーを使用すると、区画ごとに専用ネットワーク・アダプターを使用せずに、論理区画が別の論理区画やシステムと通信することができます。単一のハードウェア装置内の論理区画は、仮想イーサネット・アダプターを使用して、複数の高速の区画間接続を確立できます。区画にインストールされたオペレーティング・システムは、物理イーサネット・アダプターと同様の方法で、仮想イーサネット・アダプターと相互作用します。このような区画間通信では、 POWER™ Hypervisor を通して、ネットワーク・パケットが区画間で転送されます。このタイプの通信には物理ネットワーク・カードは必要ありませんが、ハードウェア装置内の区画が他のシステムと通信する必要がある場合は、ネットワーク・カードが必要です。外部通信が必要な場合は、共用イーサネット・アダプターを構成することにより、複数の論理区画のネットワーク・トラフィックを処理することができます。
バーチャル I/O サーバー区画または i5/OS® 区画を、物理イーサネット・アダプターを共用するように構成して、システム上の論理区画の外部ネットワーク・トラフィックを処理することができます。 クライアントとサーバーの関係を使用して、バーチャル I/O サーバーまたは i5/OS 区画がアダプターを所有し、これをクライアント論理区画が共用します。サーバーとクライアント間の通信は、仮想イーサネット・アダプターを通して処理されます。 共用イーサネット・アダプターを使用して、システム上のクライアント論理区画は外部システムからのネットワーク・トラフィックを送受信できるようになり、専用のイーサネット・アダプターを持つ必要がなくなります。