仮想化の概要

このトピックでは、仮想化とは何か、仮想化を使用することの利点、および仮想コンピューティング環境を作成するために実行するステップについて説明します。

仮想化 とは、実リソースの代替を作成することです。代替は、対象の実リソースと同じ機能および外部インターフェースを備えていますが、サイズ、パフォーマンス、コストなどの属性が異なります。こうした代替は、仮想リソースと呼ばれ、ユーザーは通常、代替であることに気が付きません。仮想化は、一般に物理ハードウェア・リソースに適用され、複数の物理リソースを結合して共用プールに入れ、そこからユーザーは仮想リソースを受け取ります。 仮想化を使用すると、1 つの物理リソースを複数の仮想リソースのように見せることができます。仮想リソースは、基礎の物理リソースでは利用できない機能を持つことができます。

仮想化には、次のような利点があります。

仮想コンピューティング環境を作成する時は、ワークロード要件および使用可能なハードウェアに基づいて、仮想コンピューティング環境を構成する方法について慎重に計画する必要があります。十分な計画を立てれば、既存のシステムの中断を最小限にして仮想化されたコンピューティング環境を作成するのに役立ち、段階的に仮想化環境をセットアップすることができます。例えば、単一システムの仮想化から始めて、複数システムの仮想化に移行することができます。

仮想コンピューティング環境を計画し、展開するのを支援するために、多数のツールが用意されています。IBM® Systems Workload Estimator (WLE)、 LPAR Validation Tool (LVT)、および PM eServer™ などのツールが使用可能で、ご使用のコンピューティング要件を満たすようにリソースを構成する方法を計画するのに役立ちます。これらの計画ツールから構成データをエクスポートし、そのデータを ハードウェア管理コンソール (HMC) への入力として使用することができ、仮想コンピューティング環境の展開が容易になります。このトピックでは、これらのツールについて後ほど詳しく説明します。

次の図は、仮想コンピューティング環境を作成するための主要なステップ (計画、展開、および管理) を示しています。資料がどのフェーズに適用されるのか分かりやすいように、このトピック全体を通して、この図の種々のバージョンを使用しています。


仮想コンピューティング環境の作成の計画、展開、および管理フェーズを表示した図。

計画の考慮事項、展開のステップ、および管理手順がこのトピックに要約されており、このトピックから参照されます。

関連情報
学習およびチュートリアル
仮想化

フィードバックの送信 | このページの評価