ラックのコンクリート・フロアへの取り付け

機械設置工事請負業者のサービスを得て、ラック取り付けプレートをコンクリート・フロアに 取り付けます。機械設置工事請負業者は、ラック・マウント型プレートをコンクリート・フロアに固定する のに使用されているハードウェアが、取り付けの要件を満たすのに十分であるか 判断する必要があります。

ラックをコンクリート・フロアに取り付けるには、次のようにします。

  1. ラックをあらかじめ決めた場所に置き、キャスターにあるロックねじを締めます。
  2. 取り付けられている場合は、上部、左側、および右側のトリム・パネルを取り外します。トリム・パネル は、ばねクリップで所定の位置に保持されます。次の図を参照してください。
    トリム・パネルの取り外し

    1 ラック・シャーシ 4 右側トリム・パネル
    2 上部トリム・パネル 5 ばねクリップ
    3 左側トリム・パネル    
    図 1. トリム・パネルの取り外し
  3. 取り付けられている場合は、前面と背面のドアを取り外します。ラック・ドアを取り外す には、ラック・ドアの取り付けに進みます。 ラック・ドアが取り外された後、次のサブステップに進みます。
  4. ハードウェア取り付けキットおよび 2 つの取り付けプレートを用意します。ハードウェア取り付けキット の内容を調べるときは次の図を 参照してください。取り付けハードウェア・キットには、次のものが入っています。
    • ラック取り付けボルト 4
    • 薄いワッシャー 4
    • プラスチック絶縁ブッシング 8
    • 厚いワッシャー 4
    • スペーサー 4
  5. DC 電源によるラックを取り付けている場合は、次の図に示されているように 各ブッシングを水平調節脚に挿入します。DC 電源によるラックでは、水平調節脚から下部プラスチック絶縁ブッシングを取り外さないでください
    注: AC 電源によるラックを取り付けている場合は、一時的に下部プラスチック絶縁ブッシングを取り付けて、スタビライザー・ブラケットの取り付け位置を見つけやすくします。スタビライザー・ブラケットが正しく配置されたら、下部プラスチック絶縁ブッシングを取り外します。

    AC および DC 電源取り付けプレートの取り付け

    1 ラック・シャーシ 7 ジャム・ナット
    2 ラック取り付けボルト 8 水平調節脚
    3 薄いワッシャー 9 下部プラスチック絶縁ブッシング (DC 電源によるシステムでのみ使用される)
    4 上部プラスチック絶縁ブッシング AC AC 電源によるラックの場合の標準的な水平調節脚の取り付け
    5 厚いワッシャー DC DC 電源によるラックの場合の標準的な水平調節脚の取り付け
    6 スペーサー    
    図 2. AC および DC 電源取り付けプレートの取り付け
  6. 2 つの取り付けプレートをラックの下のおおよその取り付け位置に 置きます。
  7. 各ラック取り付けボルトに以下の品目を、リストされている順に追加することにより ラック取り付けボルト・アセンブリーを作成します。
    1. 薄い平ワッシャー
    2. 上部プラスチック絶縁ブッシング
    3. 厚い平ワッシャー
    4. スペーサー
  8. ラック取り付けボルト・アセンブリーを各水平調節脚を通して挿入します。
  9. ラック取り付けプレートを 4 つのラック取り付けボルトの下で再配置し、取り付けボルトが ねじ付きボルト穴のすぐ上で中央にくるようにします。
  10. ラック取り付けボルトを 4 回転完全に回し、取り付けプレートのねじ付きボルト穴にねじ込みます。
    ラックのフロアへの固定

    1 ラック取り付けボルト 7 水平調節脚
    2 薄いワッシャー 8 下部プラスチック絶縁ブッシング (DC 電源によるシステムでのみ使用される)
    3 上部プラスチック絶縁ブッシング 9 取り付けプレート
    4 厚いワッシャー 10 ねじ付き穴 (ラックをスタビライザー・ブラケットに固定するのに 使用されます)
    5 スペーサー 11 アンカー・ボルト穴
    6 ジャム・ナット 12 トレースされたパターン (スタビライザー・ブラケットをテンプレート として使用してフロアにトレースされるパターン)
    図 3. ラックのフロアへの固定
  11. 両方のスタビライザー・ブラケットの縁の周りでフロアにマークを付けます。
  12. ラックの背面の開口部からアクセスされるプレート・ボルトダウン穴に マークを付けます。
  13. ラック取り付けボルト・アセンブリーを取り外します。
  14. AC 電源によるラックを取り付けている場合は、各水平調節脚から 下部絶縁ブッシングを取り外します。DC 電源によるラックを取り付けている場合、下部絶縁ブッシングは、各水平調節脚に取り付けられたまま残しておく必要があります
  15. マークを付けた位置からスタビライザー・ブラケットを取り外します。
  16. キャスターのロックねじをそれぞれ緩めます。
  17. スタビライザー・ブラケットの位置でフロアにマークを付けた両方のエリアからラックを移動して外に出します。
  18. マークを付けたエリア内にスタビライザー・ブラケットを再配置します。
  19. 両方のスタビライザー・ブラケットにあるすべての穴の中央でフロアにマークを付けます。
  20. マークを付けたエリアから 2 つのラック取り付けプレートを取り除きます。
  21. ねじ付きのラック取り付けボルト穴のマークを付けた位置で、コンクリート・フロアに ドリルで 4 つの間げき穴を開けます。各間げき穴は、深さが約 2.5 cm でなければ なりません。これにより、ラック取り付けボルトが、スタビライザー・ブラケットの厚さを超えて 突き出る十分な余裕ができます。
    注: ラック取り付けプレートをコンクリート・フロアにしっかりと取り付けるには、プレートごとに 2 本以上のアンカー・ボルトを使用する必要があります。 各ラック取り付けプレートの穴の中には、コンクリートに埋め込まれたコンクリート補強ロッド とぶつかる穴もあるので、ラック取り付けプレート穴の一部は使用できません。
  22. 各スタビライザー・ブラケット・ボルトにつき少なくとも 2 つの適切な穴の位置を選択します。選択された位置は、ねじ付きボルト穴にできる限り近接している 必要があります。ラックの背面で選択した穴は必ず届く位置になければなりません。選択した位置で、コンクリート・フロアにドリルで穴を開けます。
    注: アンカー・ボルトおよびコンクリート・アンカーのサイズは、機械の設置工事を行う請負業者が決定する必要があります
  23. スタビライザー・ブラケットをコンクリート・アンカーの上に置きます。
  24. 前部スタビライザー・ブラケットをコンクリート・フロアにしっかりとボルトで止めます。
  25. スタビライザー・ブラケットをコンクリート・アンカーの上に置きます。
  26. 後部スタビライザー・ブラケットをコンクリート・フロアにしっかりとボルトで止めます。
    注: アンカー・ボルトおよびコンクリート・アンカーのサイズは、ラック取り付けプレートの取り付けを行う機械設置工事請負業者が決定する必要があります
  27. ラックをスタビライザー・ブラケットの上に置きます。
  28. スタビライザー・ブラケット・ボルトを、平ワッシャー、プラスチック絶縁ブッシング、および厚いワッシャーに通し、さらに水平調節脚に通して挿入します。
  29. 4 つのスタビライザー・ブラケット・ボルトを、2 つの取り付けプレートにある、めねじを切った 4 つの穴の位置に合わせ、3 から 4 回転します。
  30. 各キャスターにあるロックねじを締めます。
  31. ラックが水平になるまで、水平調節脚を下に向かって調整します。ラックが 水平になったら、ジャム・ナットをラックのベースに当てて締めます。
    水平調節脚の調整

    1 ラック前部 (ベース)
    2 水平調節脚 (数量 4)
    3 ジャム・ナット (数量 4)
    図 4. 水平調節脚の調整
  32. 組にして (互いにボルト止めされている) 接続された複数のラックがある場合は、ラック間接続キットを使用した複数のラックの接続に進みます。それ以外の場合は、4 つのボルトを 54-67 nm のトルクで締めます。
  33. ラックにドアを取り付けていない場合は、上部、左側、および右側の トリム・パネルを取り付けます。
  34. 電源分配システムへの接続に説明されているように電源分配システムに接続します。
  35. すべてのラックが下にボルト止めされたら、前面および背面の AC 電源コンセントの接続に進みます。
  36. 前面の電源コンセントを接続せず、ラック・ドアを取り付けている 場合は、ラック・ドアの取り付けに進みます。
次のトピック: 電源分配システムへの接続

フィードバックの送信 | このページの評価