プロセッサーはメモリーを使用して、情報を一時的に 保持します。区画のメモリー要件は、区画構成、割り当てられた入出力リソース、 および使用アプリケーションによって異なります。
異なる区画化ツールを使用すれば、 異なる方法で論理区画にメモリーが割り当てられます。 特定の区画化ツールによるメモリーの割り当てについての詳細は、区画化ツールを参照してください。
メモリーは、16 MB、32 MB、64 MB、128 MB、および 256 MB の増分で割り当てることができます。デフォルトのメモリー・ブロック・サイズは、システム内の構成可能メモリーの量に応じて異なります。
| 構成可能メモリーの量 | デフォルトのメモリー・ブロック・サイズ |
|---|---|
| 4 GB より小さい | 16 MB |
| 4 GB より大きく、最大 8 GB | 32 MB |
| 8 GB より大きく、最大 16 GB | 64 MB |
| 16 GB より大きく、最大 32 GB | 128 MB |
| 32 GB より大きい | 256 MB |
メモリー・ブロック・サイズは、Advanced System Management Interface (ASMI) の論理メモリー・ブロック・サイズ・オプションを使用して変更できます。 マシンのデフォルト値は、サービス・プロバイダーからの指示の下でのみ変更してください。 メモリー・ブロック・サイズを変更するには、管理者権限を持つユーザーでなければならず、その変更を有効にするには管理対象システムをシャットダウンし、再始動する必要があります。管理対象システムの区画プロファイルの最小メモリー量が新規のブロック・サイズより小さい場合、区画プロファイルの最小メモリー量も変更する必要があります。
ご使用のシステムのメモリー全体およびそれぞれの区画ごとに選択する最大メモリー値に応じて、サーバー・ファームウェアには論理区画タスクを行うために十分なメモリーが必要です。各区画には、ハードウェア・ページ・テーブル (HPT) があります。 HPT のサイズは、1/64 の HPT 比率に基づき、それぞれの区画ごとに設定された 最大メモリー値により決定されます。
サーバー・ファームウェアでは、サーバー上の論理区画をサポートするのにメモリーが必要です。サーバー・ファームウェアに必要なメモリーの量は、いくつかの要因により異なります。サーバー・ファームウェア・メモリー要件に影響する要因には、以下のものがあります。
通常、サーバー・ファームウェアに必要なメモリーの量は、システムに取り付けられたメモリーの約 8% と見積もることができます。実際に必要な量は、一般に、8% 未満です。ただし、前述の考慮事項に関係なく、サーバー・ファームウェアの絶対最小メモリー量を必要とするサーバー・モデルが一部にあります。
それぞれの区画ごとに最大メモリー値を選択する際、次のことを考慮してください。
メモリー・モジュールが障害を起こそうとしているのをサーバー・ファームウェアが検出した場合、またはメモリー・モジュールが使用中ではないときにメモリー・モジュールが障害を起こした場合、サーバー・ファームウェアはサービス可能イベントを作成します。また、サーバー・ファームウェアは、障害のタイプおよび Advanced System Management Interface (ASMI) を使用してセットアップした構成解除ポリシーに応じて、障害のあるメモリー・モジュールを自動的に構成解除することもできます。ASMI を使用して、障害のあるメモリー・モジュールを手動で構成解除することもできます。
メモリー・モジュール使用中にメモリー・モジュールが障害を起こした場合、管理対象システム全体がシャットダウンします。メモリー・モジュール障害により管理対象システム全体がシャットダウンした場合は、障害を起こしたメモリー・モジュールを手動で構成解除してから、管理対象システムを再始動してください。管理対象システムは、メモリー・モジュール障害のときに実行していた論理区画を、最小メモリー値で始動しようとします。論理区画のすべてを最小メモリー値で始動するための十分なメモリーが管理対象システムにない場合、管理対象システムは、最小メモリー値で可能な数だけの論理区画を始動します。管理対象システムによる論理区画の始動後にいくらかのメモリーが残っている場合、管理対象システムは実行中の論理区画に、希望のメモリー値に比例して残りのメモリー・リソースを割り当てます。