論理区画の計画

IBM® ハードウェア・アーキテクチャーを使用することによって、 ユーザーが論理区画を作成して 1 台のサーバー内のリソースを分散し、 そのサーバーを複数の独立したサーバーのように機能させることができます。 論理区画を作成する前に、ユーザーの解決策に固有のいくつかの変数について計画を立てることが必要です。 とくに、将来のニーズに応えて区画をどのように再構成できるかを理解しておくことが重要です。

サーバー上で論理区画を作成することによって、複数のオペレーティング・システムを 1 つに、さらに、 複数のサーバーを 1 つに統合することが可能になります。統合によって、 保守および管理コストを削減し、パフォーマンスを向上させることができます。 論理区画の計画は、複数のステップを必要とするプロセスです。このトピックでは、AIX®i5/OS® および Linux® のそれぞれの論理区画の LPAR 計画に関して推奨される作業について説明します。

サーバーの区画化を準備する際に必要な情報については、次のチェックリストを参照してください。 計画作業を始める前に、以下のチェックリストの項目が完了していることを確認してください。

始める前に
__ 実行すべきことを決定する

例えば、次の通りです。

  • 新規システムを計画する
  • 既存システムを再構成する
  • 既存システムをアップグレードする
  • 新規システムを物理的にセットアップする
  • 新規システムを区画化する
  • システム・リソースを仮想化する
  • 新規区画にオペレーティング・システムをインストールする
  • 物理システム間で区画を移行する

この作業の支援については、IBM Systems ハードウェア Information Center区画化の利点 およびサーバーの区画化の概念を検討してください。

この情報の目的は、論理区画に必要なハードウェアおよびソフトウェアについて習熟し、サーバー上で論理区画を計画および作成できるように準備することです。

__ 使用可能なツールについて習得する

使用可能なツールには、次のものがあります。

eServer™ 前提条件ツール
IBM eServer 前提条件ツールInformation Center の外部へのリンク
IBM eServer 前提条件ツールでは、 ハードウェア・フィーチャーについての互換性情報を提供します。 このツールは、 現在使用しているフィーチャーまたはシステムに追加する予定のフィーチャーについての前提条件情報を提供することによって、 正常なシステム・アップグレードの計画が行われるよう支援します。
Workload Estimator
IBM Systems Workload Estimator Information
Center の外部へのリンク
これは、Domino®、WebSphere® Commerce、WebSphere、Web Serving および従来のワークロードに必要なコンピューター・リソースの見積もりを行います。 Workload Estimator は、CPU 使用率 (%) 目標値内で容量要件を満たす、 最新 eServer i5 モデルおよび iSeries™ モデルを計画します。
LPAR Validation Tool
Dynamic Logical Partitioning Web サイト (http://www.ibm.com/servers/eserver/iseries/lpar/systemdesign.htm)Information Center の外部へのリンク
LPAR Validation Tool (LVT) は、LPAR の構成をエミュレートして、計画された区画が有効であることを検査します。 さらに、LVT を使用すると、システム内での AIXi5/OS および Linux のハードウェアの配置をテストして、配置方法が有効であるか確認できます。
ハードウェア管理コンソール
ハードウェア管理コンソールを使用するサーバーの管理
ハードウェア管理コンソール (HMC) は、サーバー・ハードウェア、論理区画、および Capacity on Demand (CoD) などの管理対象システムを制御するシステムです。
Performance Toolbox
POWER™ バージョン 3.0 用 AIX Performance Toolbox and Performance AIDE
POWER バージョン 3.0 用 AIX Performance Toolbox (PTX®) はライセンス・プログラム・プロダクトで、 分散環境内のシステム・パフォーマンスをモニターしチューニングする包括的なツールを提供します。
Integrated Virtualization Manager
Integrated Virtualization Manager を使用する区画化
Integrated Virtualization Manager はブラウザー・ベースのシステム管理インターフェースであり、 管理区画上のバーチャル I/O サーバーを使用する単一の管理対象システムを管理するのに使用できます。
バーチャル I/O サーバー
バーチャル I/O サーバーの使用
バーチャル I/O サーバーは、サーバー内の AIXLinux のクライアント論理区画間で物理 I/O リソースの共用を促進する POWER5™ 論理区画に常駐するアプライアンスです。
__ 前提条件を検査する

以下のリソースを使用して、前提条件を検査します。

論理区画の計画作業
__ 現行環境、および Capacity on Demand によって使用可能なもののインベントリーをとる

Capacity on Demandを参照してください。

__ キャパシティー・プランニングの実行

新規論理システムまたは統合された論理システムのそれぞれに対して Workload Estimator (WLE) を使用して、 必要な区画の数およびそれぞれのサイズを決定します。 既存のパフォーマンス・モニター (PM) 情報を WLE の入力データとして使用します。 IBM Systems Workload Estimator Web サイト (http://www-912.ibm.com/supporthome.nsf/document/16533356)Information Center の外部へのリンクを参照してください。

__ 区画構成を設計し検証する

LPAR Validation Tool (LVT) を使用して、区画に分割されたシステムの設計およびシステム計画の開発に役立てます。 このツールについての詳細は、LPAR Validation Tool Information Center の外部へのリンク を参照してください。 HMC を使用して区画化を行う場合は、 システム計画ファイルを使って、システムに区画を作成する作業を自動化することができます。 システム計画の展開方法については、システム計画による区画の作成を参照してください。

__ WLE および LVT 出力を使用して、サーバーとそのオペレーティング・システムとの相互作用に使用するコンソールを確認する

トピック論理区画用のコンソール・オプションを参照して、 どのコンソールが、サーバーおよびオペレーティング・システムに接続し通信するのに役立つかを決定します。

__ WLE および LVT 出力を使用して、区画が、ほかの区画、サーバー、 またはワークステーションと通信する方法を決定する

トピック論理区画の通信オプションを参照して、論理区画で使用したい通信オプションを選択します。 ほかの区画、サーバー、およびワークステーションと通信できる通信オプションを判別します。

__ WLE および LVT 出力を使用して、区画が HMC と通信する方法を確認する

ハードウェア管理コンソール (HMC) トピックを参照して、 HMC でネットワーク接続をインプリメントする方法を決定します。

__ サービスおよびサポート方針を確認する

サービス、サポートおよびトラブルシューティング を参照して、 ハードウェア・エラーまたはソフトウェア・エラーが起こったときに、 サーバーがサービス・プロバイダーと通信する方法を理解します。 サーバーにフィックスを適用する方法、およびサービス・プロバイダーに報告する必要がある問題を識別する方法を判断します。

__ オペレーティング・システム同士がお互いに I/O リソースを共用しあうようにするかを決定する

バーチャル I/O サーバーの使用を参照して、他の論理区画に OS が I/O リソースを提供する方法を理解します。

__ 区画環境でのソフトウェアのライセンス交付計画

以下の情報を使用して、ご使用の論理区画構成によって必要とするソフトウェア・ライセンス数を理解します。

i5/OS の使用許諾契約書に関する考慮事項

キャパシティー・バックアップの場合のソフトウェア・ライセンスに関する考慮事項


フィードバックの送信 | このページの評価