代替手順: 管理対象システムを電源オフせずにコンソールを変更する

この手順では、管理対象システムを電源オフせずにコンソール・デバイスを変更する方法の例を示します。

この例では、区画識別番号が 1 であり sysname という名前のシステムを、組み込みイーサネット・ポートを使用して、ハードウェア管理コンソール (HMC) からオペレーション・コンソール (LAN) に変更します。これらの変数は、実際のシステム名および区画 ID 番号に置き換えられます。以下の説明では、sysname をご使用のシステム名に、1 をご使用の区画識別番号に置き換えてください。

重要: コンソールを平衡型コンソールに、または平衡型コンソールから変更している場合、変更を完了するために IPL を実行するよう要求される場合があります。
i5/OS® オペレーティング・システムを管理するコンソールを HMC からオペレーション・コンソール (LAN) に変更する前に、現行の構成が以下の要件を満たしていることを確認します。
  • 対象とするコンソールのハードウェア要件が満たされている。手順については、PCI アダプターを参照してください。
  • HMC がセットアップされ、構成されている。HMC セットアップ手順については、HMC のセットアップを参照してください。
  • i5/OS の論理区画が構成され、インストールされ、活動化されている。 i5/OS 論理区画については、HMC を使用する区画化 (i5/OS) を参照してください。
  • 現行のシステムまたは論理区画のバックアップが取ってある (オペレーティング・システム、ライセンス・プログラム、およびデータなど)。 システムまたは論理区画のバックアップについては、 データのバックアップとリカバリーを参照してください。
  • QAUTOCFG システム値が On に設定されている。これを検査するには、 WRKSYSVAL QAUTOCFG (システム値の処理) コマンドを使用します。
区画を電源遮断せずに、i5/OS 論理区画を管理するコンソールをあるコンソールから別のコンソールに変更するには、以下の作業を完了します。
  1. 論理区画の現行の I/O 構成をリストし、システム・コンソール・デバイスにしたいデバイスを見付ける。 現在コンソール用にタグ付けされているリソースをリストするには、次の作業を実施します。
    1. HMC コマンド行で次のコマンドを入力する。
      lshwres -m sysname -r io --rsubtype taggedio --filter lpar_ids=1 -F console_slot
      このコマンドは、nonehmc、または現行のコンソール・アダプターの動的再構成コネクター (DRC) 索引を表す 8 文字の 16 進数ストリングを戻します。
      オペレーション・コンソール (直接) をコンソールまたはバックアップ・コンソールとして現在使用している場合、または以前にリモート・サービス用に非同期通信アダプターを指定した場合、次のコマンドを使用して、オペレーション・コンソール・タグに関連づけられた現行の構成リソースを表示することができます。
      lshwres -m sysname -r io --rsubtype taggedio --filter lpar_ids=1 -F op_console_slot
    2. 論理区画が所有する I/O をリストするには、HMC コマンド行で次のコマンドを入力する。
      lshwres -m sysname -r io --rsubtype slot --filter lpar_ids=1
           -F drc_index,drc_name,description
      システムは、次の形式でデータを戻します。
      21030001,U1234.001.123456A-P1-T6,PCI 10/100/1000Mbps Ethernet UTP 2-port
      21010003,U1234.001.123456A-P1-T12,PCI RAID Controller ...
      リソース DRC 21030001 の場所は、P1-Cn (n はスロット番号) ではなく、P1-T6 とリストされます。Cn 指定は、組み込みリソースを示します。実際のアダプターを指定すると、場所は P1-C4 のようになります。 これにより、新しいコンソール・デバイスとなる入出力アダプター (IOA) の DRC 索引を入手することができます。
    3. 該当するコンソール IOA の DRC 索引を確認する。上記の出力例では、最初の項目は、DRC 索引 21030001 のイーサネット IOA です。このデバイスのイーサネット・ポートは、ユニット 1234.001.123456A で T6 というラベルが貼られています。
  2. 区画のコンソール・タグを次のコンソール・デバイスとなるデバイスに変更する。
    1. 以下のいずれかの作業を行い、新しいコンソール・タグを設定する。
      • 新しいコンソール・タグを HMC 5250 コンソールに設定するには、次のコマンドを入力する。
        chhwres -m sysname -r io --rsubtype taggedio --id 1 -o s -a console_slot=hmc
      • 新しいコンソール・タグを DRC 索引 21030001 (DRC 索引はステップ 1 で検索できます) の IOA に設定するには、次のコマンドを入力する。
        chhwres -m sysname -r io --rsubtype taggedio --id 1 -o s -a console_slot=21030001
    2. オペレーション・コンソール (直接) を目的のコンソール (バックアップ・コンソール) として使用するか、あるいはリモート・サービス用に非同期通信アダプターを設定するには、次のコマンドを入力する。
      chhwres -m sysname -r io --rsubtype taggedio --id 1 -o s -a op_console_slot=21040004
    3. 変更を確認するには、ステップ1 を繰り返す。 (また、後のステップ 5 で、区画プロファイル設定も更新する必要があります。)
      注: コンソール・タグまたはオペレーション・コンソール・タグのいずれかをクリアするには、次のコマンドを入力する。
      chhwres -m sysname -r io --rsubtype taggedio --id 1 -o s -a console_slot=none
  3. 強制的に区画でコンソール・デバイスの検索を開始する。 これを行うには、区画に対して一連のコンソール・サービス機能 6521、および 21 を実行します。この一連の 3 つのコンソール・サービス機能は、各機能ごとに 45 秒以内で行われ、その結果 i5/OS によりコンソール・デバイスの新規検索が開始されます。詳しくは、コンソール・サービス機能 (65+21) の使用を参照してください。
    1. 機能 65 (リモート DST オフ) を実行するには、次のコマンドを入力する。
      chsysstate -m sysname -r lpar --id 1 -o remotedstoff
    2. 機能 21 (強制 DST) を実行するには、次のコマンドを入力する。
      chsysstate -m sysname -r lpar --id 1 -o dston
    3. ステップ 3.b を再実行する。
  4. 新しく選択したコンソール・デバイスへの接続を試行して、区画のシステム参照コード (SRC) をモニターする。コンソール・アダプターの変換が完了するまで最大 3 分かかります。
    注: 論理区画の SRC をモニターする必要がある場合は、次のコマンドを入力して最後の 10 個の SRC をリストする。
    lsrefcode -m sysname -r lpar -n 10 --filter "lpar_ids=1" 
    SRC は、最新のものから古いものへ順番にリストされます。リストする数を変更したい場合は、コマンドの 10 を、戻したい SRC の数に置き換えます。SRC データについての詳細は、システム参照コード (SRC) データのトラブルシューティング (Troubleshoot system reference code (SRC) data) を参照してください。
  5. HMC で区画プロファイルを更新して、動的コンソール変更に一致させる。手順については、i5/OS 区画プロファイルのコンソール・デバイス設定の変更を参照してください。前のステップが正常に完了したら、論理区画の現行のコンソール・タイプは区画プロファイルのコンソール・タイプと一致しなくなります。新しいコンソール・タイプを区画の活動化全体にわたり保存したい場合、区画プロファイルを表示して、コンソール・タグをステップ 2chhwres コマンドの選択内容と一致するように変更します。

Send feedback | Rate this page