10 ギガビット・イーサネット-SR PCI-X 2.0 DDR アダプター (FC 5721)(CCIN 573A)

10 ギガビット・イーサネット-SR PCI-X 2.0 DDR アダプターについて説明します。

概要

10 ギガビット・イーサネット-SR PCI-X 2.0 DDR アダプターは、PCI-X ベース・サーバーに接続できるよう設計されています。 このアダプターは IEEE 802.3ae 10 ギガビット・イーサネット標準に準拠し、ジャンボ・フレームをサポートします。

10 ギガビット・イーサネット-SR PCI-X は、以下の距離をサポートします。
  • 最大 33 m - 850 nm で 200 MHz*km の最小モーダル帯域幅をもつ 62.5 um マルチモード・ファイバーを使用する場合
  • 最大 300 m - 850 nm で 2000 MHz*km の最小モーダル帯域幅をもつ 50 um マルチモード・ファイバーを使用する場合

このアダプターは、133 モード 1 またはモード 2 で 64 ビット PCI-X BusMaster スロットをもつ、標準 PCI-X v2.0 および PCI-X v1.0a 準拠システムで稼働するよう設計されています。アダプターは PCI-X 3.3 V 電源装置からの電源を用い、3.3 V スロットのみに収まるようになっています。 このアダプターは 1M x 8 ビット・ブート・フラッシュ ROM をサポートし、240 KB オンチップ TX パケット・バッファーおよび 32 MB オンチップ RX パケット・バッファーを備えています。

このアダプターは以下のフィーチャーを提供します。

オペレーティング・システムまたは区画の要件

AIX 5L™ バージョン 5.3 (5300-04 テクノロジー・レベル)

AIX 5L バージョン 5.2 (5200-08 テクノロジー・レベル)

Red Hat® Enterprise Linux® Version 4 U2

SUSE Linux Enterprise Server 9 SP3

取り付けの準備

このセクションは、アダプターを取り付ける準備に役立ちます。 アダプター取り付けの準備には、以下の作業が含まれます。
  • ハードウェア要件の確認
  • ソフトウェア要件の確認
  • ツールおよび資料の収集

この時点でオペレーティング・システムをインストールしている場合は、オペレーティング・システムをインストールする前にアダプターを取り付けてください。 手順については、アダプターの取り付け を参照してください。

このアダプター用のデバイス・ドライバーのみをインストールしている場合には、アダプターを取り付ける前にデバイス・ドライバー・ソフトウェアをインストールしてください。 手順については、デバイス・ドライバー・ソフトウェアのインストール を参照してください。

ハードウェア要件の確認

10 ギガビット・イーサネット-SR PCI-X 2.0 DDR アダプターには、以下のハードウェアが必要です。
  • すべての診断パッケージを実行している場合、マルチモード・ファイバー・コネクター用の折り返しプラグ
  • ショート・ウェーブ (850 nm) 50/62.5 マイクロメートル・マルチモード・ファイバー・ネットワーク接続機構

以下の表は、アダプターからギガビット・イーサネット・スイッチまでに許容される、パッチ・ケーブルを含むケーブル長を示したものです。

表 1. アダプター・ケーブルに関する情報
ケーブル・タイプ 物理的コネクター・タイプ 最大限 (メートル)
62.5 m MMF LC 33
50 m MMF LC 300

ソフトウェア要件の確認

取り付けの前に、ご使用のオペレーティング・システムがこのアダプターをサポートすることを確認してください。 オペレーティング・システムまたは区画の要件を参照してください。

ツールおよび資料の収集

アダプターを取り付けるには、以下のものがお手元に揃っていることを確認してください。
  • 10 ギガビット・イーサネット-SR PCI-X 2.0 DDR アダプター
  • オペレーティング・システムの資料
  • システム装置の資料
  • そのシステム装置の PCI アダプター配置情報
  • 折り返しプラグ
  • マイナス・ドライバー
  • AIX 5L 基本オペレーティング・システム CD で、デバイス・ドライバーが含まれているもの、または AIX 5L デバイス・ドライバー CD-ROM

デバイス・ドライバー・ソフトウェアのインストール

このセクションでは、デバイス・ドライバー・ソフトウェアのインストール方法について説明します。デバイス・ドライバーは、AIX 5L オペレーティング・システムに提供されています。

必ず取り付けの準備を読み、以下を判別してください。
  • 最初にデバイス・ドライバー・ソフトウェアをインストールする必要がある場合は、このセクションのステップ 1 に進みます。
  • 最初にアダプター・ハードウェアを取り付ける必要がある場合は、アダプターの取り付けに進みます。 AIX 5L をインストールすると、アダプター・デバイス・ドライバーは自動的にインストールされます。

サポートされるレベルの AIX 5L が既にインストールされている場合、デバイス・ドライバーは既にインストールされており 、アダプターの取り付けに進むことができます。それ以外の場合、デバイス・ドライバーをインストールしてください。

デバイス・ドライバー・ソフトウェアをインストールするには、以下のようにします。

  1. システム装置に root ユーザーとしてログインします。
  2. デバイス・ドライバー・ソフトウェアが入っているメディア (例えば CD-ROM) を該当するメディア・デバイスに挿入します。
  3. 次の System Management Interface Tool (SMIT) 高速パスを入力します。smitty devinst
  4. Enter キーを押します。 「追加デバイス・ソフトウェアのインストール (Install Additional Device Software)」画面が表示され、「ソフトウェアの入力デバイス/ディレクトリー (INPUT device/directory for software)」オプションが強調表示されます。
  5. ご使用の入力デバイスを選択または入力します。
    • 入力デバイス・リストを表示するには、F4 を押してください。
    • ご使用のデバイス (例えば CD-ROM) の名前を選択し、Enter キーを押します。
    • または
    • 入力フィールドにご使用の入力デバイスの名前を入力し、Enter キーを押します。
    • 「追加デバイス・ソフトウェアのインストール (Install Additional Device Software)」ウィンドウで、「インストールするソフトウェア (SOFTWARE to install)」オプションが強調表示されます。
  6. 「インストールするソフトウェア (SOFTWARE to install)」ウィンドウを表示するには、F4 を押してください。
  7. 次のように入力して「検索」ウィンドウを表示します。/
  8. アダプターについて、次のデバイス・パッケージ名を入力します。devices.pci.1410EB02
  9. Enter キーを押します。 システムはこのデバイス・ドライバー・ソフトウェアを検索して強調表示します。
  10. F7 を押して、強調表示されたデバイス・ドライバー・ソフトウェアを選択します。
  11. Enter キーを押します。 「追加デバイス・ソフトウェアのインストール (INSTALL ADDITIONAL DEVICE SOFTWARE)」画面が表示されます。 入力フィールドが自動的に更新されます。
  12. Enter キーを押して、その情報を受け入れます。確認のウィンドウが表示されます。
  13. Enter キーを押して、その情報を受け入れます。「コマンド状況 (COMMAND STATUS)」画面が表示されます。
    • 「実行中」が強調表示され、インストールおよび構成コマンドが進行中であることを示します。
    • 「実行中」が「OK」に変わったら、ページの最下部までスクロールし、「インストールの要約 (Installation Summary)」を見付けます。
    • インストールが正常に終了すると、ページの下部にある「インストールの要約 (Installation Summary)」の「結果 (Result)」欄に、「正常終了 (SUCCESS)」と表示されます。
  14. ドライブからインストール用メディアを取り外します。
  15. F10 を押して SMIT を終了します。
  16. アダプターのインストール手順、アダプターの取り付けに進みます。

AIX ソフトウェア・インストールの確認

アダプター用デバイス・ドライバーがインストールされているかどうかを確認するには、以下の手順に従ってください。

  1. 必要な場合、root ユーザーとしてログインします。
  2. コマンド行に、次のように入力します。lslpp -l devices.pci.1410EB02.rte
  3. Enter キーを押します。
アダプターのデバイス・ドライバーがインストールされていれば、次に示す例のように、画面上にデータが表示されます。
ファイルセット レベル 状態 説明
パス: /usr/lib/objrepos devices.pci.1410EB02.rte 5.2.xx コミット済み イーサネット・アダプター・ソフトウェア

devices.pci.1410EB02.rte ファイルセットが、5200-08 メンテナンス・パッケージまたはそれ以降のレベルを備えた AIX 5L バージョン 5.2 にインストールされていることを確認します。 この情報が表示されても、まだ問題が続く場合は、アダプターの取り付けに進んでください。

画面上にデータが表示されない場合は、アダプター・デバイス・ドライバーは正常にインストールされませんでした。ドライバーの再インストールを試みてください。

アダプターの取り付け

PCI アダプターの配置と取り付け手順について、PCI アダプターのトピックを参照してください。 アダプターを取り付けた後、続けてアダプター取り付けの確認を行なってください。

アダプター取り付けの確認

システム装置が PCI アダプターを認識するかどうかを確認するには、以下のようにします。

  1. 必要な場合、root ユーザーとしてログインします。
  2. コマンド行に、次のように入力します。lsdev -Cs pci
  3. Enter キーを押します。

PCI デバイスのリストが表示されます。 アダプターが正常に取り付けられていれば、各ポートの「使用可能」ステータスが、アダプターが取り付けられて使用準備ができていることを示します。 画面上のメッセージに、いずれかのポートが「使用可能」ではなく「定義済み」と表示された場合は、マシンをシャットダウンし、アダプターが正しく取り付けられたかどうか確認してください。

イーサネット・ネットワークへの接続

このセクションでは、アダプターをマルチモード・ファイバー・ネットワークに接続する方法を説明します。 アダプターのイーサネット・ネットワークへの接続については、ローカル・プロシージャーを参照してください。

注: 同じアダプター・カードに同時に接続できるのは、1 つのタイプのネットワークのみです。

アダプターをマルチモード・ファイバー・ネットワークに接続するには、以下のようにします。

  1. ファイバー・ケーブルのオス・ファイバー LC コネクターを、アダプターの LC コネクターに挿入します。
  2. ケーブルのもう一方の端にあるオス・ファイバー LC コネクターを、ネットワーク・スイッチに挿入します。
注:
  • スイッチに SC コンセントがある場合は、LC-SC コンバーター・ケーブルが必要です。
  • IP ネットワーク・インターフェースを、アダプターがリンクを検出してリンク LED を点灯させるよう、構成する必要があります。

アダプター LED の知識

アダプター上の LED は、カードの作動状況についての情報を示します。この LED は、カードの取り付け金具を通して見えます。点灯していたら、以下の状態を示しています。

表 2. アダプター LED
LED ライト 説明
TX オフ 活動なし
明滅 (緑) 送信活動
RX オフ 活動なし
明滅 (緑) 受信活動
リンク オフ リンクなし
リンクが確立された

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