10 ギガビット・イーサネット-LR PCI-X 2.0 DDR アダプターについて説明します。
概要
10 ギガビット・イーサネット-LR PCI-X 2.0 DDR アダプターは、PCI-X ベース・サーバーに接続できるよう設計されています。
このアダプターは IEEE 802.3ae 10 ギガビット・イーサネット標準に準拠し、ジャンボ・フレームをサポートします。
このアダプターは以下のフィーチャーを提供します。
- シングル・スロット、ショート・フォーム・ファクター、6.6 x 4.2 インチ、ハーフ長 PCI カード
- PCI-X バス上での 64 ビット直接バス・マスター
- 64 ビット・アドレスへのアクセス用デュアル・アドレス・サイクル
- PCI-X 分割トランザクション
- PCI-X を介したコマンド、ステータス、およびネットワーク・データの移動用 DMA エンジン
- メッセージ・シグナル割り込み (MSI) (IBM System i5™ および eServer™ i5 は MSI を使用しません)
- 240 KB オンチップ TX パケット・バッファー
- 32 MB オンチップ RX パケット・バッファー
- 1 MB ブート・フラッシュ ROM
- ジャンボ・フレーム (9 KB)
- 割り込み合体
- 802.1q VLAN タグ付けおよび除去 (IBM System i5 および eServer i5 は VLAN をサポートしません)
- IEEE 802.3ae 10 ギガビット・イーサネット標準への準拠
オペレーティング・システムまたは区画の要件
AIX 5L™ バージョン 5.3 (5300-04 テクノロジー・レベル)
AIX 5L バージョン 5.2 (5200-08 テクノロジー・レベル)
Red Hat® Enterprise Linux® Version 4 U2
SUSE Linux Enterprise Server 9 SP3
取り付けの準備
このセクションは、アダプターを取り付ける準備に役立ちます。
アダプター取り付けの準備には、以下の作業が含まれます。
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認
- ツールおよび資料の収集
この時点でオペレーティング・システムをインストールしている場合は、オペレーティング・システムをインストールする前にアダプターを取り付けてください。
手順については、アダプターの取り付け を参照してください。
このアダプター用のデバイス・ドライバーのみをインストールしている場合には、アダプターを取り付ける前にデバイス・ドライバー・ソフトウェアをインストールしてください。
手順については、デバイス・ドライバー・ソフトウェアのインストール を参照してください。
ハードウェア要件の確認
10 ギガビット・イーサネット-LR PCI-X 2.0 DDR アダプターには、以下のハードウェアが必要です。
- すべての診断パッケージを実行している場合、シングル・モード・ファイバー・コネクター用の折り返しプラグ
- ロングウェーブ (1310 nm) 9/50 マイクロメートル・マルチモード・ファイバー・ネットワーク接続機構
以下の表は、アダプターからギガビット・イーサネット・スイッチまでに許容される、パッチ・ケーブルを含むケーブル長を示したものです。
表 1. アダプター・ケーブルに関する情報| ケーブル・タイプ |
物理的コネクター・タイプ |
最大限 (メートル) |
| 9 m SMF |
SC |
10 km |
ソフトウェア要件の確認
取り付けの前に、ご使用のオペレーティング・システムがこのアダプターをサポートすることを確認してください。
オペレーティング・システムまたは区画の要件を参照してください。
ツールおよび資料の収集
アダプターを取り付けるには、以下のものがお手元に揃っていることを確認してください。
- 10 ギガビット・イーサネット-LR PCI-X 2.0 DDR アダプター
- オペレーティング・システムの資料
- システム装置の資料
- そのシステム装置の PCI アダプター配置情報
- 折り返しプラグ
- マイナス・ドライバー
- AIX 5L 基本オペレーティング・システム CD で、デバイス・ドライバーが含まれているもの、または AIX 5L デバイス・ドライバー CD-ROM
デバイス・ドライバー・ソフトウェアのインストール
このセクションでは、デバイス・ドライバー・ソフトウェアのインストール方法について説明します。デバイス・ドライバーは、AIX 5L オペレーティング・システムに提供されています。
必ず
取り付けの準備を読み、以下を判別してください。
- 最初にデバイス・ドライバー・ソフトウェアをインストールする必要がある場合は、このセクションのステップ 1 に進みます。
- 最初にアダプター・ハードウェアを取り付ける必要がある場合は、アダプターの取り付けに進みます。
AIX 5L をインストールすると、アダプター・デバイス・ドライバーは自動的にインストールされます。
サポートされるレベルの AIX 5L が既にインストールされている場合、デバイス・ドライバーは既にインストールされており
、アダプターの取り付けに進むことができます。それ以外の場合、デバイス・ドライバーをインストールしてください。
デバイス・ドライバー・ソフトウェアをインストールするには、以下のようにします。
- システム装置に root ユーザーとしてログインします。
- デバイス・ドライバー・ソフトウェアが入っているメディア (例えば CD-ROM) を該当するメディア・デバイスに挿入します。
- 次の System Management Interface Tool (SMIT) 高速パスを入力します。smitty devinst。
- Enter キーを押します。
「追加デバイス・ソフトウェアのインストール (Install Additional Device Software)」画面が表示され、「ソフトウェアの入力デバイス/ディレクトリー (INPUT device/directory for software)」オプションが強調表示されます。
- ご使用の入力デバイスを選択または入力します。
- 入力デバイス・リストを表示するには、F4 を押してください。
- ご使用のデバイス (例えば CD-ROM) の名前を選択し、Enter キーを押します。
- または
- 入力フィールドにご使用の入力デバイスの名前を入力し、Enter キーを押します。
- 「追加デバイス・ソフトウェアのインストール (Install Additional Device Software)」ウィンドウで、「インストールするソフトウェア (SOFTWARE to install)」オプションが強調表示されます。
- 「インストールするソフトウェア (SOFTWARE to install)」ウィンドウを表示するには、F4 を押してください。
- 次のように入力して「検索」ウィンドウを表示します。/。
- アダプターについて、次のデバイス・パッケージ名を入力します。devices.pci.1410EC02。
- Enter キーを押します。
システムはこのデバイス・ドライバー・ソフトウェアを検索して強調表示します。
- F7 を押して、強調表示されたデバイス・ドライバー・ソフトウェアを選択します。
- Enter キーを押します。
「追加デバイス・ソフトウェアのインストール (INSTALL ADDITIONAL DEVICE SOFTWARE)」画面が表示されます。
入力フィールドが自動的に更新されます。
- Enter キーを押して、その情報を受け入れます。確認のウィンドウが表示されます。
- Enter キーを押して、その情報を受け入れます。「コマンド状況 (COMMAND STATUS)」画面が表示されます。
- 「実行中」が強調表示され、インストールおよび構成コマンドが進行中であることを示します。
- 「実行中」が「OK」に変わったら、ページの最下部までスクロールし、「インストールの要約 (Installation Summary)」を見付けます。
- インストールが正常に終了すると、ページの下部にある「インストールの要約 (Installation Summary)」の「結果 (Result)」欄に、「正常終了 (SUCCESS)」と表示されます。
- ドライブからインストール用メディアを取り外します。
- F10 を押して SMIT を終了します。
- アダプターのインストール手順、アダプターの取り付けに進みます。
AIX ソフトウェア・インストールの確認
アダプター用デバイス・ドライバーがインストールされているかどうかを確認するには、以下の手順に従ってください。
- 必要な場合、root ユーザーとしてログインします。
- コマンド行に、次のように入力します。lslpp -l devices.pci.1410EC02.rte 。
- Enter キーを押します。
アダプターのデバイス・ドライバーがインストールされていれば、次に示す例のように、画面上にデータが表示されます。
| ファイルセット |
レベル |
状態 |
説明 |
| パス: /usr/lib/objrepos devices.pci.1410EC02.rte |
5.2.0.85 |
コミット済み |
イーサネット・アダプター・ソフトウェア |
devices.pci.1410EC02.rte ファイルセットが、5200-08 メンテナンス・パッケージまたはそれ以降のレベルを備えた AIX 5L バージョン
5.2 にインストールされていることを確認します。
この情報が表示されても、まだ問題が続く場合は、アダプターの取り付けに進んでください。
画面上にデータが表示されない場合は、アダプター・デバイス・ドライバーは正常にインストールされませんでした。ドライバーの再インストールを試みてください。
アダプターの取り付け
PCI アダプターの配置と取り付け手順について、PCI アダプターのトピックを参照してください。
アダプターを取り付けた後、続けてアダプター取り付けの確認を行なってください。
アダプター取り付けの確認
システム装置が PCI アダプターを認識するかどうかを確認するには、以下のようにします。
- 必要な場合、root ユーザーとしてログインします。
- コマンド行に、次のように入力します。lsdev -Cs pci 。
- Enter キーを押します。
PCI デバイスのリストが表示されます。
アダプターが正常に取り付けられていれば、各ポートの「使用可能」ステータスが、アダプターが取り付けられて使用準備ができていることを示します。
画面上のメッセージに、いずれかのポートが「使用可能」ではなく「定義済み」と表示された場合は、マシンをシャットダウンし、アダプターが正しく取り付けられたかどうか確認してください。
イーサネット・ネットワークへの接続
このセクションでは、アダプターをマルチモード・ファイバー・ネットワークに接続する方法を説明します。
アダプターのイーサネット・ネットワークへの接続については、ローカル・プロシージャーを参照してください。
注: 同じアダプター・カードに同時に接続できるのは、1 つのタイプのネットワークのみです。
アダプターをマルチモード・ファイバー・ネットワークに接続するには、以下のようにします。
- ファイバー・ケーブルのオス・ファイバー SC コネクターを、アダプターの SC コネクターに挿入します。
- ケーブルのもう一方の端にあるオス・ファイバー SC コネクターを、ネットワーク・スイッチに挿入します。
注: IP ネットワーク・インターフェースを、アダプターがリンクを検出してリンク LED を点灯させるよう、構成する必要があります。
アダプター LED の知識
アダプター上の LED は、カードの作動状況についての情報を示します。この LED は、カードの取り付け金具を通して見えます。点灯していたら、以下の状態を示しています。
表 2. アダプター LED| LED |
ライト |
説明 |
| TX |
オフ |
活動なし |
| 明滅 (緑) |
送信活動 |
| RX |
オフ |
活動なし |
| 明滅 (緑) |
受信活動 |
| リンク |
オフ |
リンクなし |
| 緑 |
リンクが確立された |