IBM System i5™ および eServer™ i5 用の補助書き込みキャッシュ IOA アダプターについて説明します。
カスタム・カード識別番号 (CCIN) 574F は補助書き込みキャッシュ IOA です。
これにより、5738 または 5777 PCI-X クワッド・チャネル Ultra320 SCSI RAID アダプターと対になった際には 1.5 GB の (圧縮) 補助書き込みキャッシュが提供されます。
- 574F 補助書き込みキャッシュ IOA は、5738、5777、2780、2757 ディスク・コントローラーと一緒に使用可能です。
- 574F は 5708 補助書き込みキャッシュ IOA に対する取り替え用 IOA として使用可能です。
- 5582 には、IOP ベースの 5738 PCI-X クワッド・チャネル Ultra320 SCSI RAID アダプターおよび CCIN 574F 同時書き込みキャッシュ IOA が含まれています。
- 5583 には、IOP なしの 5777 PCI-X クワッド・チャネル Ultra320 SCSI RAID アダプターおよび
CCIN 574F 同時書き込みキャッシュ IOA が含まれています。
補助書き込みキャッシュ IOA は、その接続対象のディスク・コントローラー IOA の書き込みキャッシュをミラーリングします。ディスク・コントローラーの書き込みキャッシュ
に障害が発生すると、障害を起こした IOA のリカバリー時に補助書き込みキャッシュ IOA がバックアップ・コピーを提供します。
ディスク・コントローラーとセカンダリー補助書き込みキャッシュ IOA はそれぞれ、PCI-X スロットを 1 つ必要とし
、同じエンクロージャーの中に一緒に取り付ける必要があります。
ディスク・コントローラー IOA および補助書き込みキャッシュ IOA は、SCSI ケーブルで接続されます (このケーブルは提供されます)。接続している SCSI ケーブルをディスク・コントローラー IOA の SCSI バス・ポート 3 に接続すると、ディスク・ドライブをサポートする SCSI バス数は 4 つから 3 つに減少します。SCSI バス数が減少すると、そのディスク・コントローラーがサポートするディスク・ドライブ数も減少します。この数は、そのディスク・コントローラーが取り付けられたエンクロージャーにより異なります。補助書き込みキャッシュ IOA は何もディスク・ドライブを駆動しません。
図 1. 補助書き込みキャッシュ IOA
- A
- SCSI コネクター
フィーチャー 5582 または 5583 への取り付けまたは変換に対する考慮事項
重要: ご使用のアダプターをフィーチャー 5582 または 5583 に変更するには、広範囲に計画を立てる必要があります。この計画が不適切な場合、その結果、サーバー障害の拡大、データ・ロス、またはその両方となる可能性があります。システムの復元が必要な場合もあります。
ご使用のシステムに関連して以下の質問を確認してください。
- フィーチャー 5738 からフィーチャー 5582 または 5583 に変換しようとしていますか?
- その他のいずれかの既存のストレージ・アダプターをフィーチャー 5582 または 5583 と取り替えようとしていますか?
- ご使用のサーバーは区画に分割 (LPAR) されていますか?
上記の質問のいずれかの回答が「はい」の場合、または回答が不明な場合、サービスの計画と配備のために認定サービス・プロバイダーにご相談ください。
574F アダプターの仕様
| 項目 |
説明 |
| アダプターの FRU 番号 |
42R5133 |
| キャッシュ・バッテリーの FRU 番号 |
39J5554 |
| ケーブルの FRU 番号 |
39J1702 |
| ケーブル |
補助ストレージ・アダプター SCSI ケーブルに固有のストレージ・アダプターが必要であり、
各フィーチャーまたは変換と一緒に提供されます。 |
| シリーズ・タイプ |
IBM System i5 および eServer i5 |
| 装置説明 |
- 長い、64 ビット、133 MHz、3.3 V エッジ・コネクター、単一スロット
- PCI-X 2.2 準拠
- 32 ビット、33 MHz PCI アダプター・スロットへの下方互換性
|
| オペレーティング・システムまたは区画の要件 |
574F は i5/OS® オペレーティング・システムでのみサポートされます。 574F が 2780 または 2757 コントローラーと使用される場合、そのフィーチャーは V5R2 (またはそれ以降) で
サポートされます。
574F が 5738 または 5777 コントローラーと使用される場合、フィーチャーは V5R3 (またはそれ以降) でサポートされます。
|
| 最大数 |
システム指定のアダプター配置は、システム装置および拡張装置内の PCI アダプターの配置を参照してください。 |
| 区画情報 |
- このフィーチャーを 1 次区画または区画に分割されていないシステムで取り付けようとしている場合、ロード・ソース (LS) アダプター用の補助キャッシュ IOA は LS IOA と同じエンクロージャーの中に存在する必要があります。
- このフィーチャーを任意のシステム上の 2 次区画ステムで取り付けようとしている場合、LS アダプター用の補助キャッシュ IOA は LS IOP の元に存在する必要があります。
|
| 関連情報 |
- 補助書き込みキャッシュ IOA は、モデル
520、550、また
は 570 システム装置に取り付けることはできません。補助書き込みキャッシュ IOA は、接続された拡張装置に取り付ける必要があります。
- ディスク・コントローラー・アダプターおよび補助書き込みキャッシュ・アダプターは、1 つの PCI スロットをおのおの必要とします。
- 両方のアダプターは同一エンクロージャー内に取り付ける必要があります。
- 両方のアダプターは SCSI ケーブルで接続されます (このケーブルは提供されます)。
- オペレーティング・システムは、接続されたデバイスがないストレージ・コントローラーとして、この補助書き込み
キャッシュ IOA を識別します。オペレーティング・システムは補助書き込みキャッシュ IOA の接続先コントローラーは識別しません。
- このアダプター・ペアは共に IOP なし、または IOP 制御である必要があります。
- 5582 には、IOP ベースの 5738 PCI-X クワッド・チャネル Ultra320 SCSI RAID アダプターおよび CCIN 574F 同時書き込みキャッシュ IOA が含まれています。
- 5583 には、IOP なしの 5777 PCI-X クワッド・チャネル Ultra320 SCSI RAID アダプターおよび
CCIN 574F 同時書き込みキャッシュ IOA が含まれています。
|
SCSI ケーブルを取り付ける
ディスク・コントローラー・アダプターおよび補助書き込みキャッシュ・アダプターは、SCSI ケーブルで接続されます。
重要: このアダプターが電源オン状態では、アダプター・ケーブルの取り付けと取り外しを行わないでください。サービス手順に従って、アダプター・スロットに対して電源をオフにするか、またはこのアダプターを取り付けるシステムまたは区画をシャットダウンします。
SCSI ケーブルの取り付けは、以下のようにします。
- この SCSI ケーブルを、ディスク・コントローラー・アダプターの SCSI バス・ポート 3 (4 番目の物理ポート) に接続します。
- このケーブルを、補助書き込みキャッシュ・アダプター上の SCSI ポートに接続します。
注: - ディスク・コントローラーにケーブルを接続すると、ディスク・ドライブをサポートする SCSI バス数を 4 つから 3 つに減少させます。
- SCSI バス数の減少は、そのディスク・コントローラーがサポートするディスク・ドライブ数も減少させます。この数は、そのディスク・コントローラーが取り付けられたシステム装置または拡張ドロワーにより異なります。
- 補助書き込みキャッシュ・アダプターは何もディスク・ドライブを駆動しません。このアダプターは、書き込みキャッシュ障害が原因でシステム停止が拡大することに対するプロテクトを行いますが、ディスク・コントローラー障害に対するプロテクトは行いません。