以下の内容は、PCI アダプターの使用に関する情報を記載してあります。
ご使用のシステム装置がアダプターのホット・プラグをサポートするかどうかを判別するには、部品の『取り外しと取り替え』で PCI アダプターのトピックを参照してください。
以下の一覧から適切な情報を選択します。
各 PCI バスには、その PCI がサポート可能なアダプター数の制限があります。一般的には、この制約は各バスごとに 2 アダプターから 6 アダプターの範囲です。この制約を克服するために、システム設計で複数 PCI バスをインプリメントします。以下のいずれかの方法でご使用のシステムに PCI バスを追加します。
システム設計時に PCI スロット数を増加するには、2 次 PCI バス を追加します。PCI から PCI のブリッジ・チップを使用して、2 次バスを 1 次バスに接続できます。下図には、1 次 PCI バスを使用して PCI スロットの総数を増加する方法を記載してあります。
2 次 PCI バス上のスロットがブリッジ・チップを通過する必要があるために、2 次 PCI バス上の特定アダプターのパフォーマンスが低下する可能性があります。
システムによっては 2 次 PCI バスをインプリメントします。このようなシステムでは、1 次バス上に高速アダプターを取り付けてパフォーマンスを最適化します。
もっと多くの PCI スロットを追加するための別の方法としては、複数の 1 次 PCI バスを使ってシステムを設計します。この設計では、システム・メモリーを持った一層複雑な入出力インターフェースが必要です。下図には、PCI スロット数を増加させる別の方法を記載してあります。
この方式を使用すると、2 次バス方式よりも I/O パフォーマンスを向上できます。その理由は、この入出力インターフェースはシステム・メモリーの中へ複数の並列パスを作成済みだからです。
ご使用のシステムにホット・プラグが使用可能 な PCI スロットがある場合、このようなシステムは PCI バスを各 PCI スロット専用にします。これによって、他アダプターに影響を与えずにアダプターを取り外しまたは追加できるようになります。このアーキテクチャーは 、1 つ以上の PCI 1 次バスを使用します。この 1 次バスは、複数の 2 次バスにブリッジされます。各 2 次バスには、単一の PCI スロットがあります。
メインプロセッサー・ボードには複数のデバイスが統合化されますが、それらのデバイスは物理的には PCI バスのいずれかを接続します。この理由のために、バスによってはアダプターを取り付けるスロットの数が、2 個または 3 個のみとなる可能性があります。統合 PCI アダプターには、SCSI アダプターとイーサネット・アダプターが含まれます。
32 ビットまたは 64 ビットのスロットのどちらを選択するかにより、スロット配置とパフォーマンスに影響します。 高速アダプターは 64 ビット・スロットを使用します。その理由は、64 ビット・スロットは各データ転送フェーズごとに 64 ビットのデータを転送可能だからです。
32 ビット・アダプター は一般的には 64 ビット PCI スロットで機能できます。しかし、32 ビット・アダプターは依然として 32 ビット・ モードで作動し、64 ビット・スロットにおけるパフォーマンス上の利点を生かせません。同様に、64 ビット・ アダプターは 32 ビット PCI スロットで作動可能ですが、64 ビット・アダプターは 32 ビット・モードで作動し、 パフォーマンスが低下する可能性があります。
システムには、64 ビット・スロット上で 50 MHz の能力を提供します。50 MHz で機能する能力のある アダプターは、この使用可能な操作スピードを利用することができます。33 MHz アダプターを 50 MHz 6 ビット・ スロットに差し込むと、このスロットは 33 MHz にスイッチして、この PCI バス上の残りのスロットも 33 MHz に スイッチします。ホット・プラグ PCI スロット搭載のシステムの場合、各アダプターは他アダプターのクロック速度に 影響されません。その理由は、各アダプターはそれ自体の PCI バスを保有しているからです。
システム構成時にいくつかのパフォーマンスへの影響を考慮する必要があります。 最大数のアダプターを取り付けると、システム・パフォーマンスに影響する可能性があります。
接続限度は、指定された アダプターをシステムに物理的に差し込むことが可能な数を定義します。この限度は、ソフトウェアとハードウェアが サポート可能なアダプター数を定義します。接続限度はネットワークまたはディスクに接続するための最大アダプター数を 定義します。多くの場合、ディスクまたはネットワークには低い負荷サイクルがあり、システムは 、全リソースへの物理接続を保持するために追加のアダプターを必要とします。このような場合、接続限度に従って ください。
この情報はパフォーマンス上の限界も示唆しています。すなわち、この情報は並行して稼働する アダプター数をいくつにすれば最適なパフォーマンスが得られるかを決定できます。アダプター数を 増設する (各アダプターがその定格速度で実行する状態で) に従って、アダプターの増設により、パフォーマンスがさらに向上し続けます。システムがそのパフォーマンス上の限界に達すると、もっと多くの アダプターを増設しても I/O スループットは向上しません。
バス・スピード、メモリー・スピード、 アダプター設計、またはプロセッサー・スピードはパフォーマンスに影響する可能性があります。そのシステムが、最高パフォーマンスを維持しつつ、指定タイプのアダプターをいくつサポート可能かは、システム・プロセッサーの速度により制約されることがよくあります。あるシステムでそのシステム・プロセッサーの使用率が 90 パーセントになると、 もっと多くのアダプターを増設してもスループットが減少するだけです。
広範囲の種類のワークロードが存在するために、この情報は単にパフォーマンス制約上のガイドラインを提供するに過ぎません。このガイドラインは、 ディスクまたはネットワークに対して大きな単位の読み取りまたは書き込みの I/O ストリーミング に基づいています。このガイドラインは、小さな単位の I/O 回数には基づいていません。その場合は、 トランザクション発生率にもっと制約されます。小さな単位の I/O ワークロードはシステム・プロセッサーの処理能力をより多く使用する可能性があるため、サポートするアダプターの数を減らした方が最高のパフォーマンスを得られます。
このようなガイドラインは、マルチプロセッサー・システムに対してサポートされる最大プロセッサー数に基づくものです。ご使用のシステムが、サポートされるプロセッサーの最大数よりも少ない台数で稼働している場合、 一般的には、プロセッサーと同じの比率でアダプターの最大数を減少させる必要があります。例えば、 最大の 12 プロセッサー搭載のシステムが 12 ATM アダプターを最高のパフォーマンスでサポート可能とすると 、8 プロセッサー搭載の同一システムでは、最大のプロセッサーを得るためには 8 ATM アダプターだけをサポート 可能です。
ご使用のシステムがディスクと通信アダプターを並行的に使用する場合、サポートされる アダプター数をもっと少な目に見積もってください。
ご使用の構成システムがそのパフォーマンス限界近くで稼働している場合、ご使用のシステム・タイプまたはシステム構成が望ましいパフォーマンスを提供しているかどうかを確認してください。このような場合、より詳細な情報を得るためにお客様のマーケティング・サポート担当に相談する必要が生じる可能性があります。