磁気テープ・ドライブ・メディアの使用

磁気テープ・ドライブ・メディアの使用法に関する一般ガイドラインについては、以下の情報を参照してください。

ご使用の磁気テープ・ドライブで使用可能なメディアに関する固有情報については、テープ・デバイスのタイプを参照してください。

重要: ご使用のシステム・サプライヤーは、そのサプライヤーが販売するメディアのみを サポートする可能性があります。そのサプライヤーの問題分析結果としてその問題原因が質の悪いメディア 使用にあった場合、その質の悪いメディアを交換する責任はお客様にあります。

以下の一覧から適切な情報を選択します。

カートリッジ・タイプ

ほとんどのテープ・デバイスは、以下のメディア・カートリッジとともに出荷されています。

データ・カートリッジ
プログラムまたはデータを保管または復元する場合にデータ・カートリッジを使用します。
テスト・カートリッジ
AIX® システム診断機能 (診断機能を実行するための情報は、AIX 資料を参照してください) を実行する場合に、特別にラベル付けされたテスト・カートリッジを使用します。 お客様のプログラムまたはデータの保管または復元用にこのテスト・カートリッジを使用しないでください。
クリーニング・カートリッジ
デバイスをクリーニングする場合に、特別にラベル付けされたクリーニング・カートリッジを使用します。
重要: IBM® 指定クリーニング・カートリッジ以外を使用すると、ご使用のデバイスを損傷する可能性があり、その結果、保証が無効になる場合があります。

追加カートリッジの注文は、テープ・カートリッジの注文 (Ordering tape cartridges) を参照してください。

データ・カートリッジ使用に対する推奨事項

以下の一覧には、データの保護およびテープ・カートリッジとデバイス寿命の長期化に役立つ推奨ガイドラインを記載してあります。

  • テープ・デバイスのタイプに指定されているテープ・カートリッジのみを使用してください。
  • ドライブが使用状態でない場合はドライブからテープ・カートリッジを取り除きます。
  • 継続的にエラー・メッセージが出るテープ・カートリッジはすべて、バックアップしてから廃棄して ください (このエラー情報はシステム・エラー・ログに入っています)。
  • データ・カートリッジ上では、テープをカバーしているドア部分を開けないでください。このドア部分はテープを汚れ、ほこり、および損傷から保護しています。
  • テープには触らないでください。触ることによりテープに付着する物質がデータ・ロスの原因となり得ます。
  • ロードとアンロードに伴う問題を回避するには、カートリッジ上のラベルは 1 枚だけにして ください。複数枚のラベルまたは不完全に貼り付けられたラベルはドライブのロード・メカニズムを詰まらせる可能性があります。
  • 質の悪いテープ・カートリッジは使用しないでください。質の悪いテープ・カートリッジは読み取りエラーまたは書き込みエラーが過度に発生する原因となり、磁気テープ・ドライブを損傷する場合があります。
  • 落としてしまったテープ・カートリッジはすべて廃棄してください。その理由は、その衝撃によりテープ内部のメカニズム が損傷を受けている可能性があるからです。
  • 必ず、テープの運用環境は清潔で一定の状態を保ってください。ほこりの多い環境では運用せず、常に一定の 状態を保ちます。一定した保管環境と操作環境では、メディアが気候上の悪影響を受けることが減少します。
  • 推奨されるクリーニング・カートリッジだけを使用して磁気テープ・ドライブを クリーニングしてください。推奨されるクリーニング・カートリッジ以外を使用すると、ドライブを損傷する 可能性があり、それによって保証が無効になる場合があります。
  • プリンターおよびコピー機は紙のちりとトナーのちりを出す場合があります。テープ装置はプリンターおよびコピー機 から離して設置してください。通路およびドア近くの出入りが多い場所でもちりとほこりが多く出る可能性があります。
  • すべての重要な情報は磁気テープ・ラベル上に記録してください。この情報には、モデルおよびシステムまたは磁気テープ・ドライブ番号、日付、記録密度、すべてのエラー統計情報、およびログ番号などの情報を含みます。稼働環境および 圧縮モードもメモしてください。

ヘッド寿命を長くする方法

このテープ・デバイス内の新規テクノロジーには 、より新しいテープ・カートリッジとの読み取りおよび書き込み互換性があります。 メディア特性が原因で、より古いテープ・カートリッジを延長して使用することによりドライブでのヘッドの磨耗が増加する 可能性があります。このヘッドの磨耗の兆候があると、ソフト (リカバリー可能) エラーが増加します。より新しいテープ・カートリッジを使用すると、ドライブのヘッドの磨耗を減少させてテープ・デバイスの全体的利点を最大化できるという特性を活かすことができます。

保管と配送環境

テープ・カートリッジ使用前に、テープ・カートリッジを 稼働環境に順応させるようにします。これを行うには、この稼働環境から離れていた期間または 24 時間のどちらか少ない方 の期間だけテープ・カートリッジを稼働環境に置いておきます。環境的な湿度変化にさらされるか、または 11°C (20°F) 以上の温度変化にさらされた すべてのデータ・カートリッジに対して稼働環境に順応させる必要があります。適切な稼働環境を決定するには 、磁気テープ・ドライブの環境と使用 を参照してください。

アーカイブされたデータを検索する場合は、クリーンな状態で完全な作動可能状態のテープ装置上で 行う必要があります。リカバリー環境を稼働環境と同じに保ってください。各アーカイブ・テープが最低 でも 24 時間、テープ装置環境に順応させるようにします。

カートリッジを保管と配送を行うための推奨される環境については、表 1 を参照してください。

表 1. データ・カートリッジの推奨される環境
環境ファクター 保管 配送
温度 5℃ から 32℃

(41°から 90°F)

-40℃ から 52℃

(-40°F から 125°F)

相対湿度

(結露なし)

20 から 60% 5 から 80%
最大湿球 26℃

(79°F)

26℃

(79°F)

テープ・カートリッジの保管

磁気テープ・ドライブは、ハード・ディスクに類似した密度でデータを記録します。ほとんどのコンピューター・システムはほこりのない、温度と湿度が制御された 環境に設置されるとは限りませんので、テープ・カートリッジと磁気テープ・ドライブを扱う場合は特別な配慮が必要です。 このテープ・カートリッジと磁気テープ・ドライブは、お客さまのビジネス・データを保護するのに使用される 大切な資産として扱う必要があります。

以下のガイドラインに従ってテープ・カートリッジを保管してください。

重要: 推奨される環境以外での運用を行うと、データ・ロスまたはドライブ障害となる可能性があります。

過酷な環境での運用

このデバイスはストリーミング操作 (複数のストップ/スタート、 ランダム・サーチのテープ操作とは対照的) に適しています。このテープが頻繁なストップ/スタート操作で 使用される場合は、できる限りストリーミング動作にした方がまだ利点があります。これは、どのような 保管と復元操作も、行おうとするアクティブな操作だけであることを確認することにより、達成できます。

表 1 に指定された範囲を超えて長期間テープが使用されていた場合は、アーカイブ目的でどのテープも使用しないでください。 テープの磁気的および物理的強度は、その環境にテープがさらされていた結果として劣化することに なります。重要データはそのようなテープには保管せず、そのデータは信頼性のあるアーカイブ用の もっと新しいテープに転送します。

テープ・カートリッジの注文

すべてのテープ・カートリッジが同じであるとは 限りません。テープの構成と長さ、およびカートリッジ自体の構造は、すべてその品質と記録能力、および 磁気テープ・ドライブのパフォーマンスに影響する可能性があります。質の悪いテープ・カートリッジは、システム内で 適切に稼働しているように見えますが、テープ・パス内に汚れを残したり、記録スピードを落とす可能性があります。

システムにより使用されるテープ・カートリッジを選択する時点で、テープの長さと合成、およびそのサイズ、形状、およびカートリッジ・シェル構造のすべてを考慮する必要があります。IBM のサポート対象は、IBM が提供する データ・カートリッジとクリーニング・カートリッジの使用時のみです。データ等級の磁気テープ・メディアが、バックアップとデータ処理用に使用すべき磁気テープ・メディアの唯一のタイプです。

アメリカ合衆国とカナダでカートリッジを注文する場合は、1-888-IBM-MEDIA に電話するか、または インターネット上で off site link www.storage.ibm.com/media/ にアクセスしてください。

その他の場所でカートリッジを注文する場合は、お客様の地域の IBM ストレージ製品プロバイダーに相談してください。

次の表は、特定のタイプのカートリッジに使用可能なデータ・カートリッジをすべてリストしたものです。

表 2. 推奨の 4 mm データ・カートリッジ
IBM 部品番号 カートリッジ・タイプ 固有 (非圧縮) 容量
59H3465 データ・カートリッジ DDS3 12GB
59H4458 データ・カートリッジ DDS4 20GB
18P7912 DAT 72 データ・カートリッジ 36 GB
59H4457 4 mm テスト・カートリッジ --
21F8763 4 mm クリーニング・カートリッジ --
表 3. 推奨の 8 mm データ・カートリッジ
部品番号 カートリッジ・タイプ 長さ
35L1044 20 GB AME (SmartClean データ・カートリッジ付き) 75 m
09L5323 40 GB AME (SmartClean データ・カートリッジ付き) 150 m
18P6484 60 GB AME (SmartClean データ・カートリッジ付き) 225 m
35L1409 クリーニング・カートリッジ  
表 4. 推奨の VXA X タイプ・データ・カートリッジ
部品番号 カートリッジ・タイプ 長さ
24R2137 80/160 GB X23 VXA データ・カートリッジ 230 m
24R2136 40/80 GB X10* VXA データ・カートリッジ 124 m
24R2134 20/40 GB X6* VXA データ・カートリッジ 62 m
24R2135 VXA X6* テスト・カートリッジ 62 m
24R2138 VXA 20 X クリーニング・カートリッジ – –
注: *X タイプのメディアは、最小限のマイクロコード・レベル 2105 が必要です。
表 5. 推奨の VXA V タイプ・データ・カートリッジ
部品番号 カートリッジ・タイプ 長さ
19P4876 80/160 GB V23 VXA データ・カートリッジ 230 m
24R2136 40/80 GB V10 VXA データ・カートリッジ 124 m
19P4878 20/40 GB V6 VXA データ・カートリッジ 62 m
19P4879 VXA V6 テスト・カートリッジ 62 m
19P4880 VXA 20 V クリーニング・カートリッジ – –
注: V カートリッジはオリジナルの VXA カートリッジです。
表 6. LTO Ultrium データ・カートリッジ
部品番号 カートリッジ・タイプ 長さ
08L9120 100/200GB LTO Ultrium 1 データ・カートリッジ 610 m
08L9870 200/400GB LTO Ultrium 2 データ・カートリッジ 610 m
24R0395 LTO Gen-2 テスト・テープ 610 m
35L2086 汎用クリーニング・テープ – –

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