IVM lslparutil コマンド

目的

管理対象システムおよび区画の使用状況メトリックをリストします。このコマンドは、Integrated Virtualization Manager 環境でのみ使用可能です。

構文

使用状況メトリックをリストする

lslparutil {-r sys | pool | lpar } [ --startyear Year ] [ --startmonth Month ] [ --startday Day ] [ --starthour Hour ] [ --startminute Minute ] [ --endyear Year ] [ --endmonth Month ] [ --endday Day ] [ --endhour Hour ] [ --endminute Minute ] [ -n NumberOfEvents ] [ --filter "FilterData" ] [ -F "AttributeNames" ] [ --header ] [ -m ManagedSystem ]

使用状況の構成属性をリストする

lslparutil -r config [ -F "AttributeNames" ] [ --header ] [ -m ManagedSystem ]

説明

lslparutil コマンドは、管理対象システムおよび区画の使用状況メトリックをリストします。メトリックを収集するサンプル・レートは、変更したり、使用不可にすることができます。このコマンドから収集された情報を使用すると、指定の期間におけるシステム・レベルおよび区画レベルでのプロセッサーの使用状況を判別できます。

フラグ

-r ResourceType リストするリソースのタイプ:
  • -r config: 使用状況モニター用の構成属性をリストします。
    • 属性: sample_rate
    • フィルター: なし
  • -r lpar: 区画の使用状況データをリストします。
    • 属性: time、sys_time、event_type、resource_type、time_cycles、lpar_id、uptime、 curr_proc_mode、curr_proc_units、curr_procs、curr_sharing_mode、 curr_uncap_weight、curr_5250_cpw_percent、curr_mem、entitled_cycles、 capped_cycles、uncapped_cycles
    • フィルター: { lpar_ids | lpar_names}
  • -r pool: 共用プロセッサー・プールの使用状況データをリストします。
    • 属性: time、sys_time、event_type、resource_type、time_cycles、 shared_proc_pool_id、curr_avail_pool_proc_units、 configurable_pool_proc_units、borrowed_pool_proc_units、 total_pool_cycles、utilized_pool_cycles
    • フィルター: なし
  • -r sys: 管理対象システムの使用状況データをリストします。
    • 属性: time、sys_time、event_type、resource_type、state、 configurable_sys_proc_units、configurable_sys_mem、 curr_avail_sys_proc_units、curr_avail_5250_cpw_percent、 curr_avail_sys_mem、sys_firmware_mem、proc_cycles_per_second
    • フィルター: なし
--startyear Year 開始年フィルター (デフォルト 1970)
--startmonth Month 開始月フィルター (デフォルト 1) 1 月は 1。12 月は 12。
--startday Day 開始日フィルター (デフォルト 1)
--starthour Hour 開始時間フィルター (デフォルト 0)
--startminute Minute 開始分フィルター (デフォルト 0)
--endyear Year 終了年フィルター (デフォルト now)
--endmonth Month 終了月フィルター (デフォルト now)
--endday Day 終了日フィルター (デフォルト now)
--endhour Hour 終了時間フィルター (デフォルト now)
--endminute Minute 終了分フィルター (デフォルト now)
--n NumberOfEvents 最新のイベントから開始して、最大数のサンプルを戻します。
-m ManagedSystem 管理対象システムの名前。管理するシステムは 1 つしかないので、この属性はオプショナルです。名前は、管理対象システムのユーザー定義名または tttt-mmm*ssssssss 形式を使用できます (ここで、tttt は、管理対象システムのマシン・タイプ、mmm はモデル、ssssssss はシリアル番号です)。
--filter FilterData リストするリソースに適用されるフィルター。 フィルターは、指定されたリソース・タイプの中から、どのリソースをリストするかを選択するのに使用されます。フィルターを使用しないと、指定されたリソース・タイプのすべてのリソースがリストされます。例えば、フィルターを使用して、リストする区画の名前または ID を指定することにより、特定の区画をリストできます。あるいは、フィルターを使用しなければ、管理対象システム内のすべての区画がリストされます。

フィルター・データは、フィルター名/値の組からなり、コンマ区切り値 (CSV) 形式です。フィルター・データは二重引用符で囲む必要があります。

フィルター・データのフォーマットは、次のとおりです。

"filter-name=value,filter-name=value,..."

ある種のフィルターは、次のようなコンマ区切り値のリストを受け入れることに注意してください。

""filter-name=value,value,...",..."

値のリストを指定する場合、フィルター名/値の組を二重引用符で囲む必要があります。使用されているシェルによっては、ネストされた二重引用符の前にエスケープ文字 (通常は「\」文字) を置く必要があります。

特に指示がない限り、フィルターごとに複数の値を指定できます。

-r lpar の有効なフィルター名

lpar_ids
表示する区画の ID
lpar_names
表示する区画の名前
-F AttributeNames リソースごとに表示する必要がある属性値の区切り文字で区切られた属性名のリスト。属性名が指定されていない場合、そのリソースのすべての属性の値が表示されます。

このオプションが指定されている場合、属性値のみが表示されます。属性名は表示されません。表示される属性値は、このオプションで指定された区切り文字によって区切られます。

このオプションは、属性値のみを表示したい場合、または選択した属性についてのみ値を表示したい場合に便利です。

属性名:

borrowed_pool_proc_units
電源オフの区画から借りている、専用プロセッサーを備えた処理装置。
capped_cycles
システムの始動以降にこの区画によって使用された上限付き処理サイクル数。
configurable_pool_proc_units
サンプル時の共用プール内の構成可能な処理装置の数。
configurable_sys_mem
サンプル時の構成可能なシステム・メモリー量 (メガバイト)。
configurable_sys_proc_units
サンプル時の構成可能なシステム処理装置の数。
curr_5250_cpw_percent
サンプル時の区画に割り当て済み 5250 CPW パーセント。
curr_avail_5250_cpw_percent
サンプル時の区画に割り当てるために使用可能な 5250 CPW パーセント。
curr_avail_pool_proc_units
サンプル時の区画に割り当てるために使用可能な処理装置の数。
curr_avail_sys_mem
サンプル時の区画に割り当てるために使用可能なメモリー量 (メガバイト)。
curr_avail_sys_proc_units
サンプル時の区画に割り当てるために使用可能な処理装置の数。
curr_mem
サンプル時の区画に割り当て済みメモリー量 (メガバイト)。
entitled_cycles
システム始動以降の区画のライセンス済み処理サイクル数。この値は、区画に割り当てられた処理装置の数を基にしており、実際に使用されたサイクル数より大きいことも、小さいこともあります。
curr_proc_mode
サンプル時の区画の処理モード。有効な値は、次のとおりです。
  • ded: 専用プロセッサー・モード
  • shared: 共用プロセッサー・モード curr_proc_units
curr_procs
サンプル時の区画に割り当て済みプロセッサーまたは仮想プロセッサーの数。
curr_sharing_mode
サンプル時の区画の共用モード。有効な値は、次のとおりです。
  • keep_idle_procs: 専用プロセッサー・モードで有効
  • share_idle_procs: 専用プロセッサー・モードで有効
  • cap: 上限付きモード。共用プロセッサー・モードで有効
  • uncap: 上限なしモード。共用プロセッサー・モードで有効
curr_uncap_weight
サンプル時の上限なし共用モードでの処理優先順位の現行加重平均。値が小さいほど、重みが低くなります。有効な値は 0-255
event_type
イベントのタイプ。これは、config リソース・タイプを除いて、サンプルの定数値で表示されます。
lpar_id
区画の固有の整数 ID
proc_cycles_per_second
1 台の物理プロセッサーの処理サイクル/秒。この値は、特定の管理対象システムに対して静的です。
resource_type
照会されたリソース・タイプ。有効な値は、sys、pool、および lpar で、-r フラグで提供される値によって決まります。
sample_rate
サンプルを取得する速度。これは、chlparutil コマンドを使用して変更できます。有効な値は、次のとおりです。
  • 0: サンプルを取得しません。
  • 30: 30 秒ごとにサンプルを取得します。これはデフォルト値です。
shared_proc_pool_id
共用処理プールの固有 10 進数 ID。
state
サンプル時の管理対象システムの状態。
sys_firmware_mem
サンプル時のシステム・ファームウェアによって使用されている、管理対象システム上のメモリー量 (メガバイト)。
sys_time
サンプルが取られた管理対象システムの時刻。この時刻と sys_time 属性は同じ値になります。
time
このサンプルが取られた管理区画の時刻。この時刻と sys_time 属性は同じ値になります。
time_cycles
システム始動以降の時間サイクルの数。
total_pool_cycles
システム始動以降の共用プール内の使用可能な処理サイクルの総数。
uncapped_cycles
システム始動以降にこの区画によって使用された上限なし処理サイクルの数。
uptime
サンプル時の区画の実行時間数 (秒)。
utilized_pool_cycles
システム始動以降に使用された共用プール内の処理サイクルの数。
--header ヘッダー・レコードを表示します。これは、表示される属性値の区切り文字で区切られた属性名のリストです。このヘッダー・レコードは、表示される最初のレコードです。このオプションは、-F オプションとともに使用する場合にのみ有効です。

終了状況

このコマンドの正常終了時の戻りコードはゼロです。

セキュリティー

このコマンドは、すべてのユーザーが利用できます。

  1. 最後の 5 個の共用処理プール使用状況メトリックをリストするには、次のように入力します。
    lslparutil -r pool -n 5
  2. 5 分間の期間の共用処理プール使用状況 (パーセント) を計算するには、次のように入力します。
    lslparutil -r pool --startyear 2005 --startmonth 6 --startday 26 --starthour 12 --startminute 8 \
     --endyear 2005 --endmonth 6 --endday 26 --endhour 12 --endminute 13 -F time,total_pool_cycles, \
    utilized_pool_cycles
    06/26/2005 12:08:01,134841811733640,467081011935
    06/26/2005 12:08:31,134854347365860,467116506907
    06/26/2005 12:09:02,134866883128692,467152556956
    06/26/2005 12:09:32,134879415157938,467188374373
    06/26/2005 12:10:02,134891946956456,467223704573
    06/26/2005 12:10:32,134904482088726,467258616569
    06/26/2005 12:11:03,134917026289150,467295577359
    06/26/2005 12:11:33,134929553859752,467333227651
    06/26/2005 12:12:03,134942086330068,467368397739
    06/26/2005 12:12:33,134954622214624,467403199531
    06/26/2005 12:13:04,134967149091025,467439053292
    Pool utilization = (utilized_pool_cycle / total_pool_cycles) * 100
    Pool utilization = ((467439053292 - 467081011935) / (134967149091025 - 134841811733640)) * 100
    Pool utilization = 0.29%
  3. 区画 1 の最後の 11 サンプルの処理の使用状況 (パーセント) を計算するには、次のように入力します。
    lslparutil -r lpar -F time,lpar_id,entitled_cycles,capped_cycles,uncapped_cycles --filter lpar_ids=1 -n 11
    06/26/2005 12:08:01,1,13475439617080,353179654833,93964052971
    06/26/2005 12:08:31,1,13476693184663,353213970760,93964052971
    06/26/2005 12:09:02,1,13477946765207,353248812551,93964052971
    06/26/2005 12:09:32,1,13479199972343,353283141535,93964052971
    06/26/2005 12:10:02,1,13480453156357,353317211748,93964052971
    06/26/2005 12:10:32,1,13481706673802,353350985013,93964052971
    06/26/2005 12:11:03,1,13482961098044,353386674795,93964052971
    06/26/2005 12:11:33,1,13484213859686,353423048854,93964052971
    06/26/2005 12:12:03,1,13485467110700,353456792591,93964052971
    06/26/2005 12:12:33,1,13486720703117,353490258336,93964052971
    06/26/2005 12:13:04,1,13487973395246,353524992184,93964052971
    Processor utilization = ((capped_cycles + uncapped_cycles) / entitled_cycles) * 100
    Processor utilization = (((353524992184 - 353179654833) + (93964052971 - 93964052971)) / (13487973395246 - 13475439617080)) * 100
    Processor utilization = 2.76%

関連情報

chlparutil および lssyscfg コマンド。


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