IVM lssyscfg コマンド

目的

区画、区画プロファイル、または管理対象システムの属性をリストします。このコマンドは、Integrated Virtualization Manager 環境でのみ有効です。

構文

区画の属性をリストする

lssyscfg -r lpar [ --filter "FilterData" ] [ -F "AttributeNames" ] [ --header ] [ -m ManagedSystem ]

区画プロファイルの属性をリストする

lssyscfg -r prof [ --filter "FilterData" ] [ -F "AttributeNames" ] [ --header ] [ -m ManagedSystem ]

システムの属性をリストする

lssyscfg -r sys [ -F "AttributeNames" ] [ --header ] [ -m ManagedSystem ]

説明

lssyscfg コマンドは、区画、区画プロファイル、または管理対象システムの属性をリストします。

フラグ

-r ResourceType リストするリソースのタイプ:
lpar: 論理区画のリソース
prof: 論理区画プロファイルのリソース
sys: 管理対象システムのリソース
-m ManagedSystem 管理対象システムの名前。管理するシステムは 1 つしかないので、この属性はオプショナルです。名前は、管理対象システムのユーザー定義名または tttt-mmm*ssssssss 形式を使用できます (ここで、tttt は、管理対象システムのマシン・タイプ、mmm はモデル、ssssssss はシリアル番号です)。
--filter FilterData リストするリソースに適用されるフィルター。 フィルターは、指定されたリソース・タイプの中から、どのリソースをリストするかを選択するのに使用されます。フィルターを使用しないと、指定されたリソース・タイプのすべてのリソースがリストされます。例えば、フィルターを使用して、リストする区画の名前または ID を指定することにより、特定の区画をリストできます。あるいは、フィルターを使用しなければ、管理対象システム内のすべての区画がリストされます。

フィルター・データは、フィルター名/値の組からなり、コンマ区切り値 (CSV) 形式です。フィルター・データは二重引用符で囲む必要があります。

フィルター・データのフォーマットは、次のとおりです。

"filter-name=value,filter-name=value,..."

ある種のフィルターは、次のようなコンマ区切り値のリストを受け入れることに注意してください。

""filter-name=value,value,...",..."

値のリストを指定する場合、フィルター名/値の組を二重引用符で囲む必要があります。使用されているシェルによっては、ネストされた二重引用符の前にエスケープ文字 (通常は「\」文字) を置く必要があります。

特に指示がない限り、フィルターごとに複数の値を指定できます。

区画の有効なフィルター名:

lpar_names | lpar_ids - 表示する区画の名前または ID
work_groups - 区画が属するワークグループ

区画プロファイルの有効なフィルター名:

lpar_names | lpar_ids: 表示する区画プロファイルの名前または ID
profile_names:  区画のプロファイル名

注:
このオプションは、管理対象システムをリストする場合は無効です。
-F AttributeNames リソースごとに表示する必要がある属性値の区切り文字で区切られた属性名のリスト。属性名が指定されていない場合、そのリソースのすべての属性の値が表示されます。

このオプションが指定されている場合、属性値のみが表示されます。属性名は表示されません。表示される属性値は、このオプションで指定された区切り文字によって区切られます。

このオプションは、属性値のみを表示したい場合、または選択した属性についてのみ値を表示したい場合に便利です。

区画の属性名:

name
区画の名前
lpar_id
区画の固有の整数 ID
lpar_env
この区画の稼働環境。有効な値は、次のとおりです。
  • aixlinux: AIX® または Linux® をサポートする区画タイプ
  • vioserver: バーチャル I/O サーバーの区画
state
区画の現在のランタイム状態。有効な値は、次のとおりです。
  • Not Activated (非活動)
  • Starting (開始中)
  • Running (実行中)
  • Shutting Down (シャットダウン中)
  • Error (エラー)
  • Open Firmware (オープン・ファームウェア)
  • Not Available (使用不可)
resource_config
有効な値は、次のとおりです。
  • 0 - システムで電源オンのためのリソースが使用不可
  • 1 - システムで電源オンのためのリソースが使用可能
os_version
オペレーティング・システムのバージョン ID
logical_serial_num
この区画のグローバルに固有の文字列
default_profile
デフォルト・プロファイルは常に区画名に等しくなります。
curr_profile
現行プロファイルは常に区画名に等しくなります。
work_group_id
有効な値は、次のとおりです。
  • none: ワークロード管理グループに参加しない
  • 1: ワークロード管理グループに参加する
shared_proc_pool_util_auth
区画が共用プロセッサー・プールの使用状況情報を取得するための許可。有効な値は、次のとおりです。
  • 0: 権限を許可しない
  • 1: 権限を許可する
power_ctrl_lpar_ids
この区画に対する電源制御を持つ区画のリスト。有効な値は、次のとおりです。
  • none: 区画なし
boot_mode
区画の電源オン・モード。有効な値は、次のとおりです。
  • norm: 通常
  • dd: デフォルト・ブート・リストを使用した診断
  • ds: 保管済みブート・リストを使用した診断
  • of: オープン・ファームウェア OK プロンプト
  • sms: システム管理サービス
lpar_keylock
区画のキーロック位置。有効な値は、次のとおりです。
  • norm: 通常のキーロック
  • manual: 手動キーロック
auto_start
有効な値は、次のとおりです。
  • 0 - システムの電源オン時に自動的に開始しない
  • 1 - システムの電源オン時に自動的に開始する
uptime
区画のアップタイム (秒)。
mem_synchronized
この区画の現行メモリー値と保留メモリー値が同期化されます。
proc_synchronized
この区画の現行処理値と保留処理値が同期化されます。
rmc_state
管理区画とクライアント区画との間の RMC 接続の状態。 RMC 接続は、主に、動的論理区画 (DLPAR) 用に使用されます。 有効な値は、次のとおりです。
  • inactive
  • active
  • unknown
  • none - RMC が未構成。この区画は、まだ RMC に登録されたことがありません。
rmc_ipaddr
クライアント区画の IP アドレス。 この IP アドレスは、RMC によって、 動的論理区画 (DLPAR) のクライアント区画に接続するために使用されます。
rmc_osshutdown_capable
RMC 接続を使用したシャットダウンを、区画がサポートするかどうかを示します。これによって、管理区画が、chsysstate -o osshutdown 有効値を使用して、 クライアント区画を安全にシャットダウンできるようになります。
  • 0 - いいえ
  • 1 - はい
dlpar_mem_capable
区画が、メモリーの動的論理区画 (DLPAR) をサポートするかどうかを示します。有効な値は、次のとおりです。
  • 0 - いいえ
  • 1 - はい
dlpar_proc_capable
区画が、処理リソースの動的論理区画 (DLPAR) をサポートするかどうかを示します。有効な値は、次のとおりです。
  • 0 - いいえ
  • 1 - はい

区画プロファイルの属性名:

name
プロファイルの名前
lpar_name
区画の名前
lpar_id
区画の固有の整数 ID
os_type
この区画のオペレーティング・システム環境。有効な値は、次のとおりです。
  • aixlinux: AIX または Linux をサポートする RPA 区画タイプ
  • vioserver: バーチャル I/O サーバーの区画
all_resources
有効な値は、次のとおりです。
  • 0: この区画はシステム上のすべての物理リソースを所有しません
min_mem
この区画のメモリーの最小メガバイト数
desired_mem
この区画のメモリーの割り当てメガバイト数
max_mem
この区画のメモリーの最大メガバイト数
proc_mode
有効な値は、次のとおりです。
  • ded: 専用プロセッサー・モード
  • shared: 共用プロセッサー・モード
min_proc_units
この区画の処理装置の最小数
desired_proc_units
この区画の処理装置の割り当て数
max_proc_units
この区画の処理装置の最大数
min_procs
この区画のプロセッサーの最小数。共用プロセッシング・モードでは、これは仮想プロセッサー数を表します。
desired_procs
この区画のプロセッサーの割り当て数。共用プロセッシング・モードでは、これは仮想プロセッサー数を表します。
max_procs
この区画のプロセッサーの最大数。共用プロセッシング・モードでは、これは仮想プロセッサー数を表します。
sharing_mode
有効な値は、次のとおりです。
  • keep_idle_procs - 専用プロセッサー・モードで有効
  • share_idle_procs - 専用プロセッサー・モードで有効
  • cap - 上限付きモード。共用プロセッサー・モードで有効
  • uncap - 上限なしモード。共用プロセッサー・モードで有効
uncap_weight
上限なし共用モードでの処理優先順位の加重平均。値が小さいほど、重みが低くなります。有効な値: 0 - 255
io_slots
区画の入出力スロットのコンマ区切りのリスト。このリストの各項目のフォーマットは、drc_index/slot_io_pool_id/is_required です。

リストには属性名は存在せず、それぞれの値のみが存在します。例えば、21010003/none/1 は、DRC 索引が 0x21010003 で、I/O プールに割り当てられていない、必須のスロットである、入出力スロットを指定します。

is_required の有効な値は、次のとおりです。

  • 0 - いいえ
  • 1 - はい
lpar_io_pool_ids
有効な値は以下のとおりです。
  • none - この区画は I/O プールの一部ではない
max_virtual_slots
バーチャル I/O アダプター・スロットの最大数
virtual_serial_adapters
仮想シリアル・アダプターのコンマ区切りのリスト。このリストの各項目のフォーマットは、次のとおりです。
slot_num/adapter_type/supports_hmc/remote_lpar_id/remote_lpar_name/remote_slot_num/is_required
リストには属性名は存在せず、それぞれの値のみが存在します。属性がオプショナルであり、含めるつもりがない場合、その属性の値は指定しません。例えば、0/server/1/any//any/1 は、仮想スロット番号が 0 で、HMC をサポートし、任意のリモート区画をサポートし、任意のリモート・スロットをサポートし、必須である、仮想サーバー・シリアル・デバイスを指定します。

none の値は、仮想シリアル・アダプターがないことを示します。

adapter_type の有効な値は、次のとおりです。

  • client: クライアント・アダプター
  • server: サーバー・アダプター。バーチャル I/O サーバーの区画に対してのみ有効です。

supports_hmc の有効な値は、次のとおりです。

  • 0 - いいえ
  • 1 - はい

is_required の有効な値は、次のとおりです。

  • 0 - いいえ
  • 1 - はい
virtual_scsi_adapters
仮想 SCSI アダプターのコンマ区切りのリスト。このリストの各項目のフォーマットは、次のとおりです。
slot_num/adapter_type/remote_lpar_id/remote_lpar_name/remote_slot_num/is_required
リストには属性名は存在せず、それぞれの値のみが存在します。属性がオプショナルであり、含めるつもりがない場合、その属性の値は指定しません。以下に例を示します。
4/client//lpar2/3/0
仮想スロット番号が 4、サーバー区画名が lpar2、サーバー・スロット番号が 3 で、必須ではない、仮想クライアント SCSI アダプターを指定します。サーバー区画 ID は省略されました。

none の値は、仮想 SCSI アダプターがないことを示します。

adapter_type の有効な値は、次のとおりです。

  • client: クライアント・アダプター
  • server: サーバー・アダプター。バーチャル I/O サーバーの区画に対してのみ有効です。

is_required の有効な値は、次のとおりです。

  • 0 - いいえ
  • 1 - はい
virtual_eth_adapters
仮想イーサネット・アダプターのコンマ区切りのリスト。各アダプターのフォーマットは、次のとおりです。
slot_number/is_ieee/port_vlan_id/additional_vlan_ids/is_trunk/is_required
5 個の「/」文字はすべて存在しなければなりませんが、オプショナルの値は省略できます。オプショナルの値は、additional-vlan-IDsis-trunk です。 is_ieeeis_trunk、および is_required の有効な値は、次のとおりです。
  • 0 - いいえ
  • 1 - はい
例えば、4/0/2//0/0 は、仮想スロット番号 4、IEEE 802.1Q 非対応、ポート・バーチャル LAN ID が 2、追加のバーチャル LAN ID なし、幹線アダプターではない、必須ではない、仮想イーサネット・アダプターを指定します。

none の値は、仮想イーサネット・アダプターがないことを示します。

boot_mode
区画の電源オン・モード。有効な値は、次のとおりです。
  • norm - 通常
  • dd - デフォルト・ブート・リストを使用した診断
  • ds - 保管済みブート・リストを使用した診断
  • of - オープン・ファームウェア OK プロンプト
  • sms - システム管理サービス
conn_monitoring
有効な値は、次のとおりです。
  • 0 - 接続のモニターは使用不可
  • 1 - 接続のモニターは使用可能
auto_start
有効な値は、次のとおりです。
  • 0 - システムの電源オン時に自動的に開始しない
  • 1 - システムの電源オン時に自動的に開始する
power_ctrl_lpar_ids
この区画に対する電源制御を持つ区画のリスト。有効な値は、次のとおりです。
  • none - 区画なし
power_ctrl_lpar_names
この区画に対する電源制御を持つ区画のリスト。有効な値は、次のとおりです。
  • none - 区画なし

管理対象システムの属性名:

name
管理対象システムの名前
type_model
管理対象システムのタイプとモデル
serial_num
管理対象システムのシリアル番号
state
有効な値は、次のとおりです。
  • Operating - 管理対象システムは実行中
sys_time
システム・ファームウェアの UTC 時刻。month/day/year hour:minute:second フォーマット。
power_off_policy
有効な値は、次のとおりです。
  • 0- すべての区画の電源オフ後に管理対象システムの電源をオフにする
cod_mem_capable
有効な値は、次のとおりです。
  • 0- メモリー Capacity on Demand (CoD) に非対応
  • 1 - メモリー CoD に対応
cod_proc_capable
有効な値は、次のとおりです。
  • 0- プロセッサー Capacity on Demand (CoD) に非対応
  • 1 - プロセッサー CoD に対応
os400_capable
有効な値は、次のとおりです。
  • 0: 実行中 i5/OS® に非対応
  • 1: 実行中 i5/OS に対応
micro_lpar_capable
有効な値は、次のとおりです。
0: 共用プロセッサー区画を作成できない
1: 共用プロセッサー区画を作成できる
dlpar_mem_capable
有効な値は、次のとおりです。
  • 0: 次回の区画またはプラットフォームのリブートまで変更は有効にならない
  • 1: 変更は即時に有効になる
max_lpars
ファームウェアによってサポートされる区画の最大数
max_power_ctrl_lpars
制御区画当たりの電源制御区画の最大数
service_lpar_id
プラットフォーム・サービス権限を持つ区画の ID
service_lpar_name
プラットフォーム・サービス権限を持つ区画の名前
mfg_default_config
有効な値は、次のとおりです。
0: システムは製造時のデフォルト区画構成ではない
1: システムは製造時のデフォルト区画構成である
curr_configured_max_lpars
管理区画によってサポートされる区画の現行最大数
pend_configured_max_lpars
次回の再始動後に管理区画によってサポートされる区画の最大数
config_version
プラットフォーム・ファームウェアの現行区画構成データのバージョン
pend_lpar_config_state
有効な値は、次のとおりです。
  • enabled: 次回の再始動時に区画構成データは使用可能になる
  • disabled: 次回の再始動時に区画構成データは使用不可になる
  • cleared: 次回の再始動時に区画構成データは製造時のデフォルトにクリアされる
lpar_comm_ipaddr
クライアント区画が管理区画と通信するために使用する IP アドレス。 これは、主に、動的論理区画 (DLPAR) 用に使用されます。 これは、デフォルトでは、 ご使用のシステムに構成されている最初の IP アドレスになりますが、 必要な場合は手動で設定できます。
lpar_comm_default
lpar_comm_ipaddr がデフォルトの IP アドレスを使用しているか、ユーザーが chsyscfg を使用して手動でこれを設定したかどうかを示します。 有効な値は、次のとおりです。
  • 0: ユーザーが手動で IP アドレスを設定した
  • 1: デフォルトの IP アドレスが使用される。これは、 ご使用のシステムに構成されている最初の IP アドレスで、lstcpip -interfaces によって報告されます。
--header ヘッダー・レコードを表示します。これは、表示される属性値の区切り文字で区切られた属性名のリストです。このヘッダー・レコードは、表示される最初のレコードです。このオプションは、-F オプションとともに使用する場合にのみ有効です。

終了状況

このコマンドの正常終了時の戻りコードはゼロです。

セキュリティー

このコマンドは、すべてのユーザーが利用できます。

  1. 管理対象システムの属性をリストするには、次のように入力します。
    lssyscfg -r sys
  2. 管理対象システムのユーザー定義名、マシン・タイプとモデル、およびシリアル番号のみをリストするには、次のように入力します。
    lssyscfg -r sys -F name,type_model,serial_num
  3. すべての区画をリストし、属性名のヘッダーの後に区画ごとに属性値のみを表示するには、次のように入力します。
    lssyscfg -r lpar -F --header
  4. 区画名 lpar1、lpar2、および lpar3 をリストするには、次のように入力します。
    lssyscfg -r lpar --filter \"lpar_names=lpar1,lpar2,lpar3\"
  5. 区画 lpar2 の区画プロファイルをリストするには、次のように入力します。
    lssyscfg -r prof --filter lpar_names=lpar2

関連情報

chsyscfg コマンド、mksyscfg コマンド、および rmsyscfg コマンド。


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