mkvdev コマンド
目的
仮想デバイスをシステムに追加します。
構文
仮想ターゲット・デバイスを以下のように作成する。
mkvdev [ -f ] {-vdev TargetDevice | -dplc TDPhysicalLocatonCode }
{ -vadapter VirtualServerAdapter | -aplc VSAPhysicalLocationCode}
[ -dev DeviceName ]
共用イーサネット・アダプターを以下のように作成する。
mkvdev -sea TargetDevice -vadapter VirtualEthernetAdapter... -default DefaultVirtualEthernetAdapter -defaultid SEADefaultPVID [ -attr Attribute=Value [ Attribute=Value... ] ]
リンク集約アダプターを以下のように作成する。
mkvdev -lnagg TargetAdapter... [ -attr Attribute=Value [ Attribute=Value... ] ]
VLAN イーサネット・アダプターを以下のように作成する。
mkvdev -vlan TargetAdapter -tagid TagID
説明
mkvdev コマンドは、仮想デバイスを作成します。仮想デバイスの名前は、-dev DeviceName
フラグが指定されていない場合、自動的に生成されて割り当てられます。
-dev DeviceName
フラグが指定されている場合は、DeviceName がデバイス名になります。
-lnagg フラグが指定される場合、リンク集約
または IEEE 802.3 リンク集約 (自動リンク集約) デバイスが作成されます。
IEEE 802.3 リンク集約を作成するには、モード属性を 8023ad に設定します。
-sea フラグが指定される場合、共用イーサネット・アダプターが作成されます。TargetDevice は、
リンク集約アダプターでもかまいません (ただし、VirtualEthernetAdapter は、
リンク集約アダプターであってはならないことに注意してください)。 デフォルトの仮想イーサネット・アダプター DefaultVirtualEthernetAapter は、
仮想イーサネット・アダプター VirtualEthernetAdapter
の 1 つに含める必要もあります。
-vlan フラグは、VLAN デバイスを作成するために使用され、
さらに、-vdev フラグは、
VirtualServerAdapter を TargetDevice
にマップする仮想ターゲット・デバイスを作成します。
-vdev または -dplc
フラグによって指定されたバッキング・デバイスがすでに使用中の場合、-f
フラグも指定されていない限り、エラーが戻されます。
mkvdev コマンドは仮想光ディスク・デバイスも構成します。この場合、-vdev または -dplc フラグは物理光ディスク・デバイスを指定し、-vadapter または -aplc フラグは仮想 SCSI アダプターを指定します。指定された光ディスク・デバイスがすでに仮想 SCSI アダプターに割り当て済みの場合、-f フラグも指定されていない限り、エラーが戻されます。-f フラグが指定されている場合、光ディスク・デバイスは、現在割り当てられている仮想 SCSI アダプターから除去されてから、新規の仮想 SCSI アダプターに再割り当てされます。
重要: 構成データベースを保護するために、mkvdev
コマンドは割り込み可能になっていません。
実行が完了する前にこのコマンドを停止すると、結果として、データベースが破壊されます。
フラグ
| -aplc VSAPhysicalLocationCode |
物理ロケーション・コードを使用して、仮想 SCSI アダプターを指定します。 |
| -attr Attribute=Value |
デフォルトの代わりに使用するデバイス属性値のペアを指定します。
Attribute=Value 変数は、1 つの -attr
フラグに対して、1 つの属性値ペアまたは複数の属性値ペアを指定するために使用できます。
1 つの -attr フラグを複数の属性値ペアで使用する場合は、
ペアのリストを引用符で囲み、ペアの間にブランク・スペースを入れる必要があります。例えば、-attr Attribute=Value と入力すると、1 つのフラグにつき 1 つの属性値ペアがリストされ、-attr 'Attribute1=Value1 Attribute2=Value2' と入力すると、複数の属性値ペアがリストされます。 |
| -default DefaultVirtualEthernetAdapter |
VLAN タグ付け以外のパケットに使用するデフォルトの仮想アダプター。
このフラグは、SEA デバイス属性 pvid_adapter にマップします。 |
| -defaultid SEADefaultPVID |
SEADafaultPVID は、タグの外されたフレームに使用される VID です。タグの外されたパケットのすべてに、SEADefaultPVID 値が割り当てられます。タグ付きフレームがポートによって受け取られると、そのタグが使用されます。そうではなく、フレームがタグ付きでない場合、PVID に含まれている値がタグと見なされます。このフラグは、SEA デバイス属性 pvid にマップします。 |
| -dev DeviceName |
-dev フラグを使用することにより、
デバイスに付ける名前を指定できます。
-dev フラグを使用しない場合、名前が自動的に生成されて割り当てられます。すべてのデバイスが、ユーザー指定の名前をサポートしているわけではありません。 |
| -dplc TDPhysicalLocatonCode |
物理ロケーション・コードを使用して、物理デバイスを指定します。 |
| -f |
すでに仮想 SCSI アダプターに関連付けられていても、指定された物理ボリュームをバッキング・デバイスとして使用することを強制します。指定されたバッキング・デバイスが光ディスク・デバイスの場合、-f は、光ディスク・デバイスを現在割り当てられている仮想 SCSI アダプターから除去してから、新規の仮想 SCSI アダプターに再割り当てします。 |
| -lnagg TargetAdapter... |
リンク集約デバイスを作成します。 |
| -sea TargetDevice |
VirtualEthernetAdapter をアダプター TargetDevice
にマップする共用イーサネット・アダプターを作成します。 TargetDevice は、
物理アダプターまたはリンク集約アダプターのどちらでもかまいません。 |
| -tagid TagID |
VLAN タグ ID を指定します。 |
| -vadapter VirtualEthernetAdapter
または VirtualServerAdapter |
新規デバイスがマップされる先の仮想サーバー・アダプターを指定します。 |
| -vdev TargetDevice |
物理/論理デバイス TargetDevice、
および仮想サーバー・アダプター VirtualServerAdapter
にマップされる仮想デバイスを作成します。 TargetDevice は、物理ボリューム、論理ボリューム、または光ディスク・デバイスのいずれかです。ボリューム・グループに割り当てられた物理ボリュームは、ターゲット・デバイスとして使用できません。 |
| -vlan TargetAdapter |
仮想ローカル・エリア・ネットワーク・デバイスを作成します。 |
終了状況
| 13 |
指定した物理ボリュームまたは論理ボリュームは、
有効な物理ボリュームまたは論理ボリュームではありません。 |
| 21 |
デバイスはすでに使用中です。割り当てを強制するには、-f フラグを使用してください。 |
| 22 |
論理ボリュームは、2 回以上バッキング・デバイスとして割り当てることはできません。 |
例
- 論理ボリューム lv20 を、vhost0
仮想サーバー・アダプターによってホスティングされるクライアント区画の仮想ディスクとしてマップする
仮想ターゲット・デバイスを作成するには、
次のように入力します。
mkvdev -vdev lv20 -vadapter vhost0
システムは以下のようなメッセージを表示します。
vtscsi0 available
- 物理ボリューム hdisk6 を、vhost2
仮想サーバー・アダプターによってサービスされるクライアント区画の仮想ディスクとしてマップする
仮想ターゲット・デバイスを作成するには、
次のように入力します。
mkvdev -vdev hdisk6 -vadapter vhost2
システムは以下のようなメッセージを表示します。
vtscsi1 available
- 物理イーサネット・アダプター ent4 を、デフォルト・アダプターとして ent6 を使用し、デフォルト ID として 8 を使用する仮想イーサネット・アダプター
ent6、ent7、および ent9
によってサービスされるクライアント区画の仮想イーサネット・アダプターとしてマップする
共用イーサネット・アダプターを作成するには、次のように入力します。
mkvdev -sea ent4 -vadapter ent6,ent7,ent9 -default ent6 -defaultid 8
システムは以下のようなメッセージを表示します。
ent10 available
- 基本アダプター ent4 および ent5、
およびバックアップ・アダプター ent6 を使用して自動リンク集約を作成するには、
次のように入力します。
mkvdev -lnagg ent4,ent5 -attr backup_adapter=ent6 mode=6023ad
システムは以下のようなメッセージを表示します。
ent10 available
関連情報
cfgdev コマンド、
chdev コマンド、
chpath コマンド、
lsdev コマンド、
lsmap コマンド、および rmdev コマンド。