インストール・リソースの管理
このページを使用して、ハードウェア管理コンソール (HMC) の稼働環境インストール・リソースを管理します。HMC に新規インストール・リソースを追加したり、HMC から既存のインストール・リソースを除去したりすることができます。
HMC を使用して、1 つ以上の稼働環境を 1 つ以上のロジカル・パーティションにインストールするための情報を含むシステム・プランをデプロイできます。システム・プランのデプロイの一部として稼働環境をインストールするには、HMC はその稼働環境のインストール・リソースにアクセスでき、そのインストール・リソースを使用できる必要があります。
稼働環境インストール・リソースは、特定のリリースおよびモディフィケーション・レベルにある特定のバージョンの稼働環境に必要なインストール・ファイル・セットです。インストール・リソースは、HMC
のローカル・ハード・ディスクに置くこともできますし、HMC
がアクセスできるネットワーク・インストール管理 (NIM)
サーバーに置くこともできます。
ローカル・インストール・リソースを定義して作成するときには、以下の前提条件を満たす必要があります。
- 特定のバージョンおよびモディフィケーション・レベルの稼働環境に定義できるローカル・インストール・リソースは 1 つのみです。例えば、AIX 5.3 にローカル・インストール・リソースを定義し、別のローカル・インストール・リソースを AIX 6.1 に定義できますが、同じバージョンおよびモディフィケーション・レベルの AIX に 2 つのローカル・インストール・リソースを定義することはできません。この制限は、リストされているすべての稼働環境に適用されます。
- HMC には、必要な稼働環境インストール・ファイル・セット用にハード・ディスクに十分なフリー・スペースを用意する必要があります。HMC は、インストール・リソースを HMC がメイン・ストア・ダンプに使用するローカル・ハード・ディスク・ロケーションと同じロケーションに作成します。したがって、メイン・ストア・ダンプの問題が起こらないように、ハード・ディスクに一定量のフリー・スペースを保持することが推奨されます。メイン・ストア・ダンプは、いくつかのタイプの HMC エラーの解決を補助するものとして必要になります。標準的なメイン・ストア・ダンプは平均して 4 から 8 ギガバイト (GB) であるため、HMC のローカル・インストール・リソースを定義して作成するときには、このダンプ用に少なくとも 10 GB のフリー・スペースをハード・ディスクに保持することを検討してください。
- 稼働環境インストール・メディアを HMC ローカル・ハード・ディスクへのコピーに使用できるようにする必要があります。必要なメディアのタイプは、インストールできるようにしたい稼働環境のタイプに応じて異なります。Red Hat および SLES 稼働環境のインストール・イメージのソースとして CD または DVD を使用できます。しかし、AIX および 仮想 I/O サーバー稼働環境のインストール・イメージのソースとしては DVD のみを使用できます。
リモート NIM サーバーのインストール・リソースを定義するときに、HMC によるインストール・リソースのアクセスおよび使用を可能にするために、以下のいくつかの前提条件を満たす必要があります。
- 必要な稼働環境インストール・ファイルの完全なセットを、固有な名前を指定したリソース・グループ内の
NIM サーバーに用意する必要があります。注:
AIX および仮想 I/O サーバーの稼働環境でのみ、リモート・リソースを定義することができます。
- 特定のバージョンおよびモディフィケーション・レベルの稼働環境に複数のリモート・インストール・リソースを定義できますが、各インストール・リソースが個別の NIM 指定リソース・グループ内にある場合に限ります。
- NIM サーバーの完全修飾ホスト名を認識している必要があります。
- 必要な稼働環境インストール・ファイル・セットが含まれるリソース・グループ名を認識している必要があります。
- HMC が、システム・プラン・デプロイメント中に
NIM サーバーにアクセスし、稼働環境インストール・ファイルを使用できるように、
HMC のセットアップを行う必要があります。HMC
は、セキュア・シェル・コマンドを実行して、ssh
接続を使用して NIM サーバーに正常にアクセスできなければなりません。したがって、
以下のステップを実行して、HMC が NIM サーバーへ適切な暗号鍵を提供できるようにする必要があります。
- HMC コマンド・プロンプトを開いて次のコマンドを実行して、HMC が ssh
接続のために必要とする RSA 鍵を生成し、またそれらの鍵を、次の
HMC ホーム・ディレクトリーのアクセス可能なファイルへ配置します: ssh-keygen -t rsa -f /home/hscroot/ssh_keys。このコマンドによって 2 つのファイルが作成されます。1 つは ssh_keys と呼ばれ、もう 1 つは ssh_keys.pub と呼ばれるもので、その中には必要な RSA 鍵が含まれます。ssh_keys ファイルには HMC が ssh 接続を確立するのに必要な秘密鍵が含まれ、このファイルは /home/hscroot subdir に留まる必要があります。ssh_keys.pub ファイルには NIM サーバーが HMC と ssh 接続を完了するのに必要な公開鍵が含まれます。
- リモート NIM サーバー上で、/home/hscroot/ssh_keys.pub ファイルの内容を、NIM サーバー上の /.ssh/authorized_keys ファイルに追加またはコピーします。
注: NIM サーバーで定義されているリモート・クライアントは、インストール後の管理用のパーティションへの稼働環境のインストール後も保持されます。システムの簡略ホスト名が、このリモート・クライアントを識別します。
HMC に定義して作成した各インストール・リソースは、「システム・プランのデプロイ」ウィザードの「稼働環境インストールのカスタマイズ」ステップで選択できます。このステップを実行するときに、選択したパーティションに使用するインストール・リソースが使用不可である場合、「新規インストール・リソース」をクリックして「インストール・リソースの管理」ウィンドウを開き、新規リソースを定義して作成することができます。
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インストール・リソース
使用可能な HMC ディスク・スペース