このタスクについて
ストレージ・システムを
SAN ボリューム・コントローラーに接続するには、2 つの主要なステップがあります。
- ストレージの接続に関する SAN ボリューム・コントローラーの特性を設定する。
- 論理装置のこれらのストレージ接続へのマッピング (SAN ボリューム・コントローラーが論理装置にアクセスできるようにする)
SAN ボリューム・コントローラーの仮想化機能を使用して、ストレージを分割してホストに提示する方法を選べるようになります。
仮想化により、柔軟性が著しく向上する一方で、
過負荷のストレージ・システムをセットアップする可能性も生じます。ホスト・システムによって発行される入出力トランザクションの数量がそれらのトランザクションを処理するストレージの能力を超える場合、ストレージ・システムは過負荷になります。ストレージ・システムが過負荷になると、ホスト・システムでの遅延の原因となり、入出力トランザクションがホストでタイムアウトになります。入出力トランザクションがタイムアウトになると、ホストはエラーを記録し、アプリケーションに入出力の失敗が報告されます。
シナリオ: ストレージ・システムが過負荷になっています
1 つのシナリオで、SAN ボリューム・コントローラーを使用して単一の RAID アレイを仮想化し、
ストレージを 64 のホスト・システム全体で分割します。
すべてのホスト・システムがこのストレージに同時にアクセスを試みると、
単一 RAID アレイは過負荷になります。
以下のステップを実行して、
バランスの取れたストレージ・システムを構成します。
次のタスク
ストレージ・システムが過負荷になった場合は、
問題解決に採用できるいくつかのアクションがあります。
- システムにバックエンド・ストレージを追加して、
ストレージ・システムが処理できる入出力数を増やします。SAN ボリューム・コントローラーには、仮想化およびデータ・マイグレーション機能があり、
ストレージをオフラインにする必要なしに、VDisk の入出力ワークロードを
より多くの MDisk 間に再配布します。
- 不必要な FlashCopy マッピングを停止して、バックエンド・ストレージにサブミットされる入出力操作の量を減らします。
FlashCopy 操作を並列に実行する場合は、並列に開始される FlashCopy マッピングの量を減らすことを考慮します。
- ホストが生成する入出力ワークロードを制限するように、
キュー項目数を調整します。
ホストのタイプおよびホスト・バス・アダプター (HBA) のタイプによっては、VDisk 当たりのキュー項目数を制限したり、HBA 当たりのキュー項目数を制限したり、あるいはその両方を制限することも可能です。
SAN ボリューム・コントローラーには、
ホストが生成する入出力ワークロードを制限できる入出力管理機能もあります。
注: これらのアクションを使用して入出力のタイムアウトを回避できますが、ストレージ・システムのパフォーマンスは、依然として所有するストレージの量によって制限されます。