CLI を使用したクラスター構成のバックアップ

クラスター構成データは、 コマンド行インターフェース (CLI) を使用してバックアップできます。

始める前に

クラスター構成データをバックアップするには、 以下の前提条件が満たされている必要があります。

  • バックアップ・コマンドの実行中は、クラスター構成を変更する独立した操作は実行できません。
  • オブジェクト名の最初の文字が下線「_」であってはなりません。
  • すべてのオブジェクトが非デフォルト名、すなわち、SAN ボリューム・コントローラーによって割り当てられたものでない名前をもつ必要があります。
    注:
    • オブジェクトの ID が現行のクラスター構成データ・ファイル内の記録と異なる場合、 コントローラーのデフォルト・オブジェクト名、入出力グループおよび 管理対象ディスク (MDisk) は正しく復元しません。
    • デフォルト名の他のオブジェクトは、 復元処理の間にすべて名前変更されます。 新規名は name_r のフォーマットで表示されます。 ここで name はクラスター内のオブジェクトの名前です。

このタスクについて

svcconfig CLI コマンドのバックアップ機能は、仮想ディスク (VDisk)、ローカル・メトロ・ミラー情報、ローカル・グローバル・ミラー情報、管理対象ディスク (MDisk) グループ、およびノードなどの、クラスター構成に関する情報をバックアップするように設計されています。 VDisk に書き込んだ他のデータは、 すべてバックアップされません。 VDisk をストレージとしてクラスター上で使用するすべてのアプリケーションは、 そのアプリケーション・データを 該当するバックアップ方式を使用してバックアップする必要があります。

データ損失を避けるには、 クラスター構成データおよびアプリケーション・データを定期的にバックアップする必要があります。 重大な障害が発生してクラスターが失われると、 クラスター構成とアプリケーションの両方のデータが失われます。 クラスターを正確に障害発生前の状態に復元してから、 アプリケーション・データをリカバリーする必要があります。

クラスター構成データをバックアップするには、以下のステップを実行します。

手順

  1. 任意のバックアップ方式を使用して、VDisk 上に保管したアプリケーション・データのすべてをバックアップする。
  2. コマンド・プロンプトを開く。
  3. 以下のコマンドを発行して、クラスターにログオンする。
    ssh -l admin your_cluster_name -p 22

    ここで your_cluster_name は、 クラスター構成データをバックアップする対象のクラスターの名前です。

  4. 以下の CLI コマンドを発行して、 既存のクラスター構成バックアップのすべてを除去し、構成ノードの /tmp ディレクトリーにあるファイルを復元する。
    svcconfig clear -all
  5. 以下の CLI コマンドを発行して、 クラスター構成をバックアップする。
    svcconfig backup
    以下の出力は、 バックアップ処理の際に表示されるメッセージの例です。
    CMMVC6112W io_grp io_grp1 has a default name
    CMMVC6112W io_grp io_grp2 has a default name
    CMMVC6112W mdisk mdisk14 ...
    CMMVC6112W node node1 ...
    CMMVC6112W node node2 ...
    ....................................................
    

    svcconfig backup CLI コマンドは、 バックアップ処理とクラスター構成に関する情報を提供する 3 つのファイルを作成します。 これらのファイルは、 構成ノードの /tmp ディレクトリー内に作成されます。

    次の表で、 バックアップ処理によって作成される 3 つのファイルを説明します。
    ファイル名 説明
    svc.config.backup.xml このファイルには、クラスター構成データが含まれます。
    svc.config.backup.sh このファイルには、 クラスターのバックアップを作成する際に実行されたコマンドの名前が含まれます。
    svc.config.backup.log このファイルには、報告された可能性があるすべてのエラー情報を含む、 バックアップに関する詳細が含まれます。
  6. 以下のコマンドを発行して、クラスターを終了する。
    exit
  7. 以下のコマンドを発行して、 バックアップ・ファイルを、クラスター内にないロケーションにコピーする。
    scp -P 22 admin@your_cluster:/tmp/svc.config.backup.*
     /offclusterstorage/

    ここで your_cluster は クラスターの名前であり、offclusterstorage は バックアップ・ファイルを保管するロケーションです。

    これらのファイルは、 構成ノードが変更されるとこのノードの /tmp ディレクトリーが アクセス不能になるため、クラスターの外側のロケーションにコピーする必要があります。 構成ノードは、エラー・リカバリー・アクション、 あるいはユーザー保守アクティビティーに応答して変更されることがあります。

    ヒント: クラスター構成データへのアクセスを引き続き制御するため、 バックアップ・ファイルをパスワード保護されたロケーションにコピーします。
  8. バックアップ・ファイルのコピーが、 ステップ 7 で指定したロケーションに保管されていることを確認する。

次のタスク

バックアップ・ファイルを名前変更して、 構成ノード名をファイル名の始めか終わりのいずれかに組み込み、 構成を復元する準備が整ったときにこれらのファイルを識別しやすいようにできます。

以下のコマンドを発行して、Linux® または AIX® ホストに保管されたバックアップ・ファイルを名前変更します。
mv /offclusterstorage/svc.config.backup.xml
 /offclusterstorage/svc.config.backup.xml_myconfignode

ここで offclusterstorage は バックアップ・ファイルが保管されたディレクトリーの名前であり、myconfignode は 構成ノードの名前です。

Windows® ホスト上に保管されたバックアップ・ファイルを名前変更するには、ファイルの名前を右クリックし、「名前変更 (Rename)」を選択します。

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