並行保守の使用可能化

並行保守を使用可能にするには、SAN ボリューム・コントローラーをペアで構成する必要があります。

1 つの SAN ボリューム・コントローラーを保守する間に、もう 1 つは入出力グループを操作可能に保持します。並行保守を使用すると、SAN システムおよびホスト・システムの電源をオンして実動作業を行いながら、1 つの SAN ボリューム・コントローラーですべての現場交換可能ユニット (FRU) の取り外し、交換、およびテストを実行することができます。

重要: 両方の SAN ボリューム・コントローラーの電源を取り外さないでください。ただし、手順で行うよう指示されている場合はその限りではありません。

以下の検査を実行して、並行保守が使用可能であることを確認してください。 ノードにソリッド・ステート・ドライブ (SSD) が含まれている場合、SSD 上の仮想ディスク (VDisk) がミラーリングされていない可能性があるため、これらの検査を実行することが特に重要です。
  1. ノードへの依存関係を持つホストがないことを確認します。

    クラスターの一部であるノードをシャットダウンするとき、またはクラスターからノードを削除するときは、SAN ボリューム・コントローラー・コンソールの「ノードの表示」パネルの「従属 VDisk の表示」メニュー・オプションを使用して、ノードに従属する VDisk をすべて表示するか、svcinfo lsnodedependentvdisk コマンドを使用して従属 VDisk を表示します。

    従属 VDisk が存在する場合は、それらの VDisk が使用中であるかどうかを判断します。VDisk が使用中の場合は、冗長構成を復元するか、あるいはホスト・アプリケーションを中断します。従属クォーラム・ディスクが報告された場合は、そのクォーラム・ディスクへのアクセスを修復するか、クォーラム・ディスクの構成を変更します。

  2. ホスト・マルチパス・デバイス・ドライバーがパートナー・ノードにフェイルオーバーできることを確認します。

    一部のホスト・マルチパス・デバイス・ドライバーは、ファブリック上で変更が行われた後、更新されるまでにしばらく時間がかかります。ノードが属する入出力グループ内のパートナー・ノードが、30 分を超える時間オンラインでなかった場合には、ノードをシャットダウンしたり、クラスターからノードを削除したりしないでください。

    可能であれば、ノードをシャットダウンする前にホスト・マルチパス・デバイス・ドライバーの状況を検査して、デバイス・ドライバーがパートナー・ノードにフェイルオーバーできることを確認してください。

ノードをシャットダウンする場合、ノードの電源を切る手順の中でノード上の依存関係を検査する方法について、MAP 5350: SAN ボリューム・コントローラー・ノードの電源オフの説明を参照してください。

クラスターからノードを削除する場合、ノードをクラスターに追加して戻す際のデータ破壊を避けるために保持するノード情報についての説明、手動で除去されたパスをマルチパス・デバイス・ドライバーが再発見しないようにする方法、および従属 VDisk に関するその他の考慮事項の説明については、SAN ボリューム・コントローラー・コンソールを使用したクラスターからのノードの削除を参照してください。

従属 VDisk の処理に関する詳しい情報は、以下のトピックを参照してください。
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