CLI を使用した iSCSI 用のクラスターの構成

iSCSI 接続ホストを使用するようにクラスターを構成するには、いくつかの作業を行う必要があります。この作業には、SAN ボリューム・コントローラー上でクラスターを構成する前に、ホスト・システム上で行う一般的な作業が含まれます。

始める前に

クラスター上で iSCSI 構成作業を行う前に、ホスト上で必要なすべての iSCSI 関連の構成を完了させておくことが重要です。SAN ボリューム・コントローラーはさまざまなホスト・システムをサポートしているため、特定のホストについての具体的な指示および要件につては資料を参照してください。サポートされているホストのリストは、SAN ボリューム・コントローラー (2145) のサポート Web サイトを参照してください。

SAN ボリューム・コントローラー (2145) サポート Web サイト

このタスクについて

iSCSI 用にクラスターを構成するには、ホスト・システム上で以下の一般的な作業を実行します。

  1. ソフトウェア・ベースの iSCSI イニシエーター (例えば、Microsoft® Windows® iSCSI Software Initiator) を選択し、iSCSI ドライバーのインストールを確認します。
  2. 必要な場合、ホスト・システム用のマルチパス・ドライバーをインストールして構成します。

さらに、SAN ボリューム・コントローラー・クラスターで使用する予定の iSCSI イニシエーターの iSCSI 名 (iSCSI 修飾名 (IQN) など) の命名規則を判別します。 ホストは SAN ボリューム・コントローラー・ノードに接続するために iSCSI 名を使用します。 例えば、各ノードは固有の IQN を持ち、その IQN の一部としてクラスター名とノード名が使用されます。

ポート IP アドレスは、入出力を実行するために iSCSI 接続ホストによって使用される IP アドレスです。

手順

  1. IPv4 アドレスを持つノードの指定のイーサネット・ポートに対して新規のポート IP アドレスを構成するには、次のコマンド行インターフェース (CLI) コマンドを入力します。
    svctask cfgportip -node node_name | node_id -ip ipv4addr
    -gw ipv4gw -mask subnet_mask -failover port_id

    ここで、node_name | node_id は構成中のノードの名前または ID を指定し、ipv4addr はイーサネット・ポートの IPv4 アドレス、ipv4gw は IPv4 ゲートウェイ IP アドレス、subnet_mask は IPv4 サブネット・マスクを示し、port_id はイーサネット・ポート ID (1 または 2) を指定します。ポートのリストを表示するには、svcinfo lsportip コマンドを使用します。

    オプションの -failover パラメーターは、そのデータがフェイルオーバー・データであることを指定し、これはパートナー・ノードに関連したデータです。指定されたノードが入出力グループ内の唯一のオンライン・ノードである場合は、このノードによってアドレスが構成および提示されます。入出力グループ内のもう 1 つのノードがオンラインになると、そのノードによってフェイルオーバー・アドレスが提示されます。コマンドが発行されたときに入出力グループ内の 2 つのノードがオンラインである場合は、指定されたノードに対して他方のノードによってこのアドレスが提示されます。

  2. 入出力グループ内の IPv6 アドレスを持つパートナー・ノードに属する新規ポート IP アドレスを構成するには、次の CLI コマンドを入力します。
    svctask cfgportip -node node_name | node_id -ip_6 ipv6addr
    -gw_6 ipv6gw -prefix_6 prefix -failover port_id

    ここで、node_name | node_id は構成中のノードの名前または ID を指定し、ipv6addr は iSCSI ポートの IPv6 アドレス、ipv6gw は指定の IP アドレスのゲートウェイ・アドレス、prefix はゲートウェイの IPv6 接頭部であり、port_id はイーサネット・ポート ID (1 または 2) を指定します。ポートのリストを表示するには、svcinfo lsportip コマンドを使用します。パートナー・ノードがオフラインである場合、アドレスはこのノードによって構成および提示されます。入出力グループ内のもう 1 つのノードがオンラインになると、そのノードによってフェイルオーバー・アドレスが提示されます。

    オプションの -failover パラメーターは、そのデータがフェイルオーバー・データであることを指定し、これはパートナー・ノードに関連したデータです。指定されたノードが入出力グループ内の唯一のオンライン・ノードである場合は、このノードによってアドレスが構成および提示されます。入出力グループ内のもう 1 つのノードがオンラインになると、そのノードによってフェイルオーバー・アドレスが提示されます。コマンドが発行されたときに入出力グループ内の 2 つのノードがオンラインである場合は、指定されたノードに対して他方のノードによってこのアドレスが提示されます。

  3. ノード・イーサネット・ポートから iSCSI IP アドレスを除去するには、以下のいずれかの CLI コマンドを入力します。 次のコマンドは、指定された iSCSI イーサネット・ポートの IPv4 構成を削除します。
    svctask rmportip -failover 
    -node node_name | node_id port_id

    ここで、node_name | node_id は、IP アドレスが除去されるイーサネット・ポートを持つノードの名前または ID を指定し、port_id はイーサネット・ポート ID を指定します。イーサネット・ポートの有効値をリストするには、svcinfo lsportip コマンドを入力します。オプションの -failover パラメーターは、指定されたデータがフェイルオーバー・データであることを示します。

    次のコマンドは、指定された iSCSI イーサネット・ポートの IPv6 構成を削除します。
    svctask rmportip -ip_6 -failover 
    -node node_name | node_id port_id

    ここで、-ip_6 は、このコマンドが IPv6 構成を除去することを示し、node_name | node_id は IP アドレスが除去されるイーサネット・ポートを持つノードの名前または ID を指定し、port_id はイーサネット・ポート ID を指定します。イーサネット・ポートの有効値をリストするには、svcinfo lsportip コマンドを入力します。オプションの -failover パラメーターは、指定されたデータがフェイルオーバー・データであることを示します。

次のタスク

IP アドレスを構成した後、オプションで iSCSI 別名を作成できます。
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