SAN ボリューム・コントローラー・クラスターのユーザーを
役割別に編成するユーザー・グループを作成できます。
役割によって、さまざまなクラスター機能に対するアクセス権限が定義されます。管理者は、役割ベースのユーザー・グループを作成することができ、
グループに追加されるユーザーはすべて、そのグループに割り当てられている役割を担います。
ユーザー・グループによって、クラスターへのユーザー・アクセスの管理が単純化されます。
始める前に
ユーザー・グループを作成、削除、または変更するには、
セキュリティー管理者の役割を持っていなければなりません。
このタスクについて
役割は、クラスター上のローカル・ユーザーおよびリモート・ユーザーの両方に適用され、
ユーザーが所属するユーザー・グループをベースにしています。
ローカル・ユーザーは、単一グループにしか所属できません。したがって、ローカル・ユーザーの役割は、
そのユーザーが所属する単一グループによって定義されます。
リモート・ユーザーは 1 つ以上のグループに所属できます。したがって、リモート・ユーザーの役割は、
そのリモート・ユーザーが所属するグループに従って割り当てられます。
この作業は、SAN ボリューム・コントローラー・コンソールを既に起動済みであることを前提としています。
ユーザー・グループを作成するには、以下のステップを実行します。
手順
- ポートフォリオでをクリックする。「ユーザー・グループの表示」パネルが表示されます。
- タスク・リストから「ユーザー・グループの作成」を選択して、「実行」をクリックする。
「ユーザー・グループの作成」パネルが表示されます。
- ユーザー・グループの名前を入力する。
- ユーザーがこのユーザー・グループに追加されるときにすべてのユーザーが採用する役割を選択する。
以下の役割を選択できます。
- モニター
- ユーザーに、SAN ボリューム・コントローラー・コンソールで使用可能な
すべての表示アクションにアクセスさせたい場合、この役割を選択します。
このユーザーは、クラスターまたはクラスターが管理するリソースの状態を変更するいかなる操作もできません。
ユーザーは、すべての情報関連パネルおよびコマンドへのアクセス、
構成データのバックアップ、パスワードの変更、および、次のコマンド、
すなわち、finderr、dumperrlog、dumpinterallog、
および chcurrentuser の発行を行うことができます。
- コピー・オペレーター
- ユーザーにすべての既存の FlashCopy® 関係、メトロ・ミラー関係、
およびグローバル・ミラー関係を管理させたい場合は、この役割を選択します。また、そのようなユーザーは、
FlashCopy マッピング、FlashCopy 整合性グループ、
メトロ・ミラー関係またはグローバル・ミラー関係、および、
メトロ・ミラー整合性グループおよびグローバル・ミラー整合性グループの作成と削除を行うことができます。
さらに、モニターの役割で使用可能なすべての機能にアクセスできます。
- サービス
- ユーザーに、「クラスターの表示」パネルの表示、
SAN ボリューム・コントローラー・コンソールの起動、
クラスターに対するアクションの進行状況の、「進行状況の表示」パネルの使用による表示、ディスク・ディスカバリー処理の開始、
および、ディスクのディスカバーと組み込みを行わせたい場合、この役割を選択します。
このユーザーは次のコマンドにアクセスできます。applysoftware、setlocale、addnode、rmnode、cherrstate、setevent、
writesernum、detectmdisk、および includemdisk。この役割のユーザーは、モニター役割で使用可能なすべての機能にアクセスできます。
- 管理者
- ユーザーに、SAN ボリューム・コントローラー・コンソールですべての機能にアクセスさせ、
すべてのコマンド行インターフェース (CLI) ・コマンド (ユーザー、ユーザー・グループ、
および認証の管理にかかわるコマンドを除く) を発行させたい場合、この役割を選択します。
- セキュリティー管理者
- ユーザーに SAN ボリューム・コントローラー・コンソールですべての機能にアクセスさせ、
さらに、任意の CLI コマンドを発行させたい場合、この役割を選択します。この役割のユーザーは、ユーザーおよびユーザー・グループの管理、およびユーザー認証の管理も行うことができます。
- ユーザー・グループに、リモート認証サービス上のユーザー・グループ内に定義されているアクセス権限に一致させたい場合、
「このユーザー・グループをリモート認証サービスから見えるようにする」を選択する。
リモート認証サービス上のユーザーの各グループごとに、
同じ名前を持つ SAN ボリューム・コントローラーのユーザー・グループが 1 つなければならず、
さらに、このユーザー・グループは、リモート認証サービスに見えていなければなりません。
セキュリティー管理者は、
リモート認証サービス上のユーザー・グループのアクセス権限に一致できるユーザー・グループを制御できます。
SAN ボリューム・コントローラー・コンソールは、リモート・ユーザーを認証する場合、
そのユーザーが所属しているグループのリストをリモート認証サービスに要求します。
次に、システムは、SAN ボリューム・コントローラー上に同じ名前の既存のユーザー・グループがあるか、
また、そのユーザー・グループがリモート可視性を許可しているかに基づいて、リモート・ユーザーに役割を割り当てます。
これらの基準が満たされると、SAN ボリューム・コントローラーは、
ユーザー・グループの役割の指定に基づいて役割を割り当てます。ユーザーが、複数の役割に一致する複数のグループのメンバーである場合、
そのユーザーに最も強力な役割が与えられます。
ユーザーが、コピー・オペレーターとサービス役割の組み合わせを持っている場合、
SAN ボリューム・コントローラーは、両方の役割をユーザーに割り当てます。
- 「OK」をクリックする。