区画化された IBM® System Storage® DS5000 および IBM DS4000® システムでデータをマイグレーションすることができます。
SAN ボリューム・コントローラーを、既存の SAN 環境に取り込むことができるため、バックアップと復元のサイクルを必要とせずにイメージ・モード LUN を使用して既存データを仮想化環境にインポートするオプションを利用できます。
各区画は、HBA ポートの固有のセット (ワールドワイド・ポート名 (WWPN) によって定義されたもの) にのみアクセスできます。
単一ホストが複数の区画にアクセスするには、固有のホスト・ファイバー・ポートを (WWPN) を各区画に割り当てる必要があります。
区画内のすべての LUN が、
割り当てられたホスト・ファイバー・ポートに対して提示されます (区画より下位の LUN マッピングはありません)。
ホスト A は、区画 0 内の LUN 0、1、2 にマップされます。
ホスト B は、区画 1 内の LUN 0、1、2、3、4、5 にマップされます。
ホスト C は、区画 2 内の LUN 0、1、2 にマップされます。
ホスト A が区画 B 内の LUN にアクセスできるようにするには、
HBA の 1 つ (例えば A1) を区画 0 のアクセス・リストから除去し、
それを区画 1 に追加する必要があります。A1 は、複数の区画のアクセス・リストには置けません。
バックアップおよびリストアのサイクルなしに、SAN ボリューム・コントローラーを
この構成に追加するには、それぞれの区画ごとに、
一連の固有 SAN ボリューム・コントローラー HBA ポート WWPN が必要です。これにより、IBM System Storage DS5000 または IBM DS4000 システムは、LUN を SAN ボリューム・コントローラーに認識させることができ、その結果、これら LUN をイメージ・モード LUN として構成し、それらを必要なホストに確認させます。このことは、すべての SAN ボリューム・コントローラー・ノードからすべてのバックエンド・ストレージを認識できなければならないという要件に違反します。
例えば、IBM DS4000 システムの問題を修正するため、1 つのストレージ区画で 32 を超える LUN を
使用できるように構成を変更することにより、他のすべての区画からのすべての LUN を 1 つの区画に移動して、SAN ボリューム・コントローラー・クラスターにマップできるようになります。
シナリオ: SAN ボリューム・コントローラー・ノードは、すべてのバックエンド・ストレージを認識できない
IBM DS4000 シリーズには、
それぞれに 30 の LUN がある 8 個の区画があります。
以下のステップを実行して、
SAN ボリューム・コントローラー・ノードがすべてのバックエンド・ストレージを認識できるようにします。
- 各区画が各ノードの 1 つのポートにマップされるように、
IBM DS4000 システム上の最初の 4 つの区画のマッピングを変更する。
これで、クラスター全体の冗長性が維持されます。
- すべてのノードの 4 つのポートのすべてにマップされるシステムに新しい区画を作成する。
- ターゲット区画の管理対象ディスク (MDisks) に、データを徐々にマイグレーションする。
ストレージは、ソースの区画から解放されると、
ターゲット区画の新規ストレージとして再利用できます。区画が削除されるにしたがい、
マイグレーションする必要がある新規区画を同様にマップしてマイグレーションできます。
ホスト側データのアクセスおよび保全性は、このプロセス全体で維持されます。